散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



今回いまひとつのお天気の中鎌倉へ行ったのは
由比ヶ浜海浜公園で予定されていた「かまんど市場」に行くためだったのですが
台風の影響で早々に中止になっていました。

かなり前から楽しみにしていたのに…。
そこで そぼ降る雨の中 鎌倉駅近くを散策してみました。

今回寄ってみたのは「丸七商店街」というこじんまりとした商店街。
若宮大路を八幡宮と反対方向へ歩いて行き、
florestaというドーナツ屋さんと「丸七鮮魚店」の間を入っていくと
一瞬タイムスリップしたかのような 昭和の匂いのする商店街。
商店街というか 昔 母が買い物かごをさげてちょっと「おつかい」に行ったような
ちょっとしたお店が並んだ一角といった方がいいかしら?



ここで行ってみたかったのが フニクラ プーチカプーというレトログッズのお店。
かつては日用品などを売っていた店舗をそのまま改装した感じ。
昭和のころの雑貨屋 それっぽいテイストのものが 所狭しと並べられています。
(ホームページないようです)
幼稚園のころ使ったアルミのお弁当箱やコップ、プラスチックの柄のついたフォークやスプーン、
大胆な花模様のグラスやピッチャー ホーローのお鍋や古家具。


小さな店舗に 所狭しと並べられています。

若宮大路で ちょっと変わったフォントを発見。

ちょっとドアも雰囲気があって 思わずお土産スナップ。

そして 道に迷っているときに 御成通りでたまたま見つけたのが旧安保小児科医院跡
大正時代に建てられた医院で、現在は保存会によって公開されています。

では 萌えポイント満載の窓とドアで
ノスタルジックななつかしワールドへご案内~。

こほんこほん… ちょっとお風邪をひいてしまったようね。
あったかくして お医者様に行きましょう。
ええ~?いやだ。お注射するもん。
困ったわねぇ。では 帰りにアイスクリームを買ってあげましょう。
だから いい子にして行きましょうね。
おかあさん おんぶ。



うーん やっぱりいやだなぁ。
待合室にぷーんと変なにおいがするし…。



「pちゃん、どうぞ」



せんせいがくるりと椅子を回してこちらを向く。
「今日はどうしました?」
「のどが痛いの お熱もあるの」
「あーんしてごらん」
「やだ」
「あーん」
おかあさんも となりであーん。



これで喉にお薬塗るの 大嫌い。
見るだけで おえってなっちゃう。

お薬飲んで 良く寝るんだよ。
やれやれ 終わった。



看護婦さんの開けてくれるドアは パラダイスへのドア。
学校もお休みして お布団の中で「りぼん」とアイスが待ってる。


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予告編を観て(これは夫が好きそうだな)と思った通り、
こんな映画があるよ と言ったら食いついてきた「プリンセス・トヨトミ
大阪・中井貴一さん・堤真一さん・ちょっと歴史…ときたら当然でしょう。

いつもだとチケット手配もわたくし任せなのだけれど
今回は 珍しく自分でシネコンのIDを取って指定席を取る勢い。

わたくしはあまり歴史が関わる映画は好きではないのですが(おバカが露見するので)
キャスティングが魅力的だし、何と言っても大阪でわたくしが一押しの萌えスポットである
空堀商店街」が舞台なのでこれは観なくては!と思っていたところ。
ネタばれしちゃうと本当に面白くないので あまり語れませんが、
結構喋りたい…口にチャックしないとこぼれちゃいそう状態。

ストーリーは 伏線に伏線を貼ってという作りで
小ネタも満載だし、登場人物のネーミングも遊び心いっぱいで楽しい。
「鹿男…」の玉木宏さんも ほんとのチョイ役で登場するし。

そして 実に作者に都合のいい展開でありながら
ちゃんと涙のポイントもあり。
中井貴一さんと堤真一さんを対立させながら共鳴させるあたり
まったく無駄が感じられない映画です。

もっとも ラストシーンは 夫曰く「絶対そうだと思った」(ごもっとも)
ちょっときれいに決まりすぎていると考えることもできます。

圧巻なのは CGを使わずエキストラで大阪城を包囲する大坂国民のみなさん。

そして 劇中で 綾瀬はるかさんが商店街を走り回るのですが
もちろん映画では シーンごとに違った場所を隣接したように編集しますが
実際は大阪の街のあちこちが登場しています。
実際の走行距離たるや 人間業ではない!と突っ込んだりする楽しみも。

大坂国という設定も 大阪だったらありそう!と思えますし
綾瀬はるかさん演じる奇跡を起こす会計監査官が 
何と言っても コメディの定義である「真剣なちぐはぐさ」「まじめな勘違い」を演じて
喜劇でありながらも 重厚なメッセージを残してくれるいい映画でした。

そして、劇中 何度も何度も繰り返されるお好み焼きの映像に
帰り道は迷わずお好み焼き屋さんへ。
それも いつもは「広島風」にこだわる夫が「今日は大阪風」とまっすぐ向かったのが
お好み焼き ぼちぼち



こちらのお店、昭和テイストの大阪風お好み焼き屋さん。


「コーリン鉛筆」って覚えのある人~いますか?

ちょっとお値段高めですが、山芋ふんわりたっぷりのお好み焼きや
アボカドと山芋のチーズ焼きなんていう鉄板メニューもなかなか。
普段は あまり好きではないもんじゃ焼きも 美味しくいただけました。

これは絶対 お好み焼きとセットで楽しむ映画ですよっ!
そしてできたら デザートにアイスクリームを食べてくださいね。

ちなみに… 夫と映画を見るときは「シルバー割引」というのが使えます。
(夫婦のうちどちらかが50歳以上だと 二人で2000円)
とくに身分証などの提示はないのですが 受付でもぎりのおねいさんが
わたくしのチケットを受け取りながら わたくしの顔をまじまじと見た。
それで関所は通過できましたが はっきり言って納得いかないわたくし。
50歳以上なのは わたくしではないんですけど…。

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昨夜夫から珍しくメール。
「神宮行こう」 

大学野球、しばし遠ざかっていた優勝に絡んでいるらしく
今回勝ち点を取ると あとは他大学の結果次第で優勝もありらしい。
神宮はかれこれ30年ぶりかも(すごい…どんだけ年取ったんだろう)

せっかくだからと 応援席券で入場すると 
応援団のリーダーさんに従って行動、応援しなくてはなりません。
メガホン渡されて 攻撃の時はスタンディング。
今時の応援団のパフォーマンスに見とれているので
肝心の野球の試合は今一つ把握できなくなったりしながらも
だんだん高まる一体感、ランナーがたまってヒットが出るとやっぱりメガホン叩いて振り回して。

応援リーダーとブラバンとチアリーダーと
なんちゃって応援団も一緒になって戦う。

……なんて時に ふと思い出したのは ある同期のこと。

入学してすぐ、応援団の部員に恋をした彼女。
地方の名門女子校から推薦で入ってきて、見た目も中身も超まじめな彼女は
早々にその気持ちを彼に打ち明けたらしい。

しかし結果は「ごめんなさい」だったそうで それでも彼女いわく
「向こうがどう思おうとも 自分が好きなのは変わらない」からと
シーズン中は週末ごとに神宮の応援席で 野球の応援を続けていた。
きっと この一体感が彼女を充実させていたのだと思うけれど
わたくしにはできないな と思ったのを覚えている。

息子たちと同世代のリーダーの指導で メガホン振りながら
ああ 彼女はもっと近くで応援団を見つめていたのか、
ほんの限られた時間を共有することで 自分の気持ちを持続させていたのかと
何事においても、人一倍気持ちの強かった彼女を思い出してしまった。

そして もうひとつ
実は実は 30年前の神宮で わたくしと夫、遭遇していたらしい。
夫は元カノと、わたくしは別にどうでもいいような同期と来ていた。
所用の後に暇だったから寄り道しただけだったんだけど
翌日 元カノから「○○と来てたでしょ?」と言われて知った。

まさかその時は 30年後自分たちが一緒に応援席にいるなんて
微塵も思っていなかった。
運命の糸とはなんと不思議なものよ(笑)

いやいやこれこそ ユーミンの、
「時はいつの日でも 親切な友達
 過ぎて行く昨日を 物語に変える」(十二月の雨)

あ、ちなみに「pさんの略奪愛劇場」とかそういうのは一切ありませんでしたから
誤解のないように。


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ずっとずっと観ようと思っていたものの単館上映の悲しさで
上映スケジュールが合わずにいた「海炭市叙景
これが最後のチャンスかも…と1週間の上映最終日の深谷シネマへ。

加瀬くん出演ということでチェックを入れた作品ではあるけれど
調べていくと原作の佐藤泰志氏も 何度も芥川賞候補になりながら受賞に至らず
41歳の若さで自殺してしまったというプロフィールも 
まだ読んだことない作品もちょっと興味津々。
メインキャスト以外は ほとんど函館のエキストラさんが演じたという市民映画でもあります。

海炭市という架空の街を舞台に描かれる5つのエピソード。
公式サイトには 「どこにでもある出来事」と書かれていますが
わたくしが思うにどれも悲しいエピソードです。

でも ドキュメンタリーのように淡々と描かれていくので
心に波立つこともなく 涙を流すこともなく 観る側も淡々と観ていくような映画でした。

映画のお決まりで ばらばらのエピソードが最後にひとつの線上につながっていくという手法で
最後は観客を納得させるべくまとまりましたが
その割には 最後まで救われない気分のまま終わっちゃいました。
だって 悲しい気持ちまま終わってしまったんだもの。
救われないという点では 好きではないけれど 
映画としては 文学的な香りがして 嫌いではありません。

加瀬くんの演技は 相変わらず含みが多くて見ごたえありました。
それにしても 作業着がよく似合うなぁ。
なぜかどの作品でもよく出てくる「どした?」のセリフ 今回もありました。
今回は 父親が息子に言う「どした?」
この三文字のセリフが 役どころによっていろいろあるんですよ。

さて 今回初めて行った深谷シネマ。
入れ物も申し分なく萌えポイント満載。

酒蔵の跡地を使って作られた映画館で
同じ敷地内には 本物の酒蔵使用のホールもあり 6月にはジャズコンサートもあるらしい。
塗り壁や 木枠のまど、レンガの風情やささくれた外装などが わたくしを誘う。

そして この深谷という街、
ここの駅も 関東の駅100選のひとつで レトロな雰囲気ですが、
町並みも 古い蔵造りや看板建築、昔ながらの商店が並ぶ 静かな町並みが続きます。
商店街には 金物屋さんや鞄屋さん、いわゆる洋装店や毛糸屋さんなど
申し訳ないけど採算とれてるのかな?という感じの小売店が軒を連ねています。

映画が終わって薄暗くなった街で 実は帰り道が解らなくなったわたくし。
(映画館を探すのに ぐるぐる回ってしまったため、現在地が把握できなくなったのと
携帯で写真を取り過ぎて 電池が切れてしまい google mapも使えなくなる)

人に道を聞こうにも、商店街はシャッターが下りていて 人影すらない…。
やっと見つけたウォーキング中のおぢさまに「駅はどっち?」
相変わらずの方向音痴は覚悟していたけれど ちょっと不安になったりして。

それにしても 素敵な映画館に出会えました。
鑑賞料金も1000円均一というのも魅力だし、緩やかな町並みを歩くのも楽しいし、
観そびれてしまった作品が 短期間だけれども上映されるもの嬉しい。

まったく知らない場所だったけれど
思い切って 行ってみてよかった。そしてきっとまた行くと思う。


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今年は(といっても半分近く来てしまいましたが)
古典方面に傾倒?する予感。

二月に憧れの寄席に行って、独特の雰囲気が好きになってしまいました。
お笑いももともと好きでしたし、何と言っても「笑点」で育った世代ですので
はまらないわけがない。
前回、日替わり出演の「ナイツ」の日に当たらなくて ちょっと悔しい思いをしていたところに
NHKの「ようこそ先輩」という番組で落語家さんが登場していこともあり
寄席に行きたくなりました。

浅草演芸ホールで ちょうど今週はナイツが出演中。
これはチャンスとナイツファンに急きょ連絡を取り参戦。

落語の方は二月の末広亭とダブっていた噺家さんが多く
新作が多かったため 古典を聞きたかったわたくし、ちょっと残念でしたが
我ながら驚いたのが 目の前にナイツが登場した時のわが心の異常な高揚感(笑)

オーソドックスな落語や演芸のあと ナイツが登場した時は
それまでのしっとりとした雰囲気から一転、
舞台上から異常なほどのオーラを感じて
視界的には これまで「ブラウン管テレビでアナログ放送」を見ていたのが
突然 「大型サイズのプラズマテレビで地上波デジタル放送」に変わったかのような。
ここって こんなに明るかったっけ?
ちなみに演芸場は照明効果はありません。

二人組のお笑いさんの場合、実は片方は好きだけど片方はあんまり…ということが多いわたくし。
ナイツは二人とも好き という数少ないコンビのひとつなのでかなりコーフン。
(この異常な盛り上がりは わたくしだけ?)とちょっと不安になりながらも昼の部終了。

演芸場を出て、連れにそれを話そうとすると 
目の中に星を沢山飛ばしながら 先に同じことを言われました。
あー よかった。
買い物とライブは 同じ思いで帰途につけないとヨロコビ半減ですもの。

そして 浅草に行く度行きたくて仕方なかった喫茶店「アンヂェラス」にも行ってきました。


こちらの名物は お店の名前と同じ「アンヂェラス」というケーキ。

お皿にちょこんとのっているのは うっすらバタークリームのロールケーキに
チョコレートとホワイトチョコレートのコーティング。

お味はシンプルで懐かしいながらも 決して古くさい味ではないところが素敵。
池波正太郎氏とか川端康成氏などの文豪にも愛されたお店とか。
(ここで文豪つながりで 熱海の「モンブラン」を思い出す)

そして 水出しのダッチコーヒーも絶品。
わたくしはアルコール弱いので ノーマルに行きましたが
呑み助(との噂)の連れは 梅酒が添えられた「梅ダッチコーヒー」

このお店は わたくしの愛読書 小川糸さんの「喋々喃々」にも登場してくるのです。
粋なおじいちゃんと主人公がデートするというちょっと素敵なエピソードで
このアンジェラスというケーキも登場。
それが嬉しくて連れに語ると 「私も読みましたけどね」と
小川糸作品について しばし盛り上がる。

ナイツとおいしいものと素敵な入れ物(お店)と本の話、これって贅沢ですか?
(あ~ん 石を投げないでくださいまし)


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パンを作るのに とても良い季節になりました。

ちょっと蒸し暑いかな?というこのころから梅雨くらいまでは
生地温度を保つために特に何もしなくても 
ちょうどいい塩梅に発酵が進んでくれます。

普段は おつうと二人だけのためには
週に1回焼けば だいたい間に合うので 
またパンを買いに行く回数が ぐっと減りました。
それでも 出先で美味しいパン屋さんを見つければ買ってしまうし、
おつうの好物である、袋入りのクリームパンは
安売りを見つければ仕入れていますが。

そんな中で かれこれ15年近く作り続けている お気に入りのパンのひとつがこれ。
どこのパン屋さんにも 同じようなビジュアルのパンがあると思います。
セミハード、パン・オ・レ、ハードブレッドなど、呼び方はいろいろで
我が家では イノシシパンとかウリ坊とか(笑)

材料もシンプルで 仕込み水の代わりに牛乳を使いますので
焼きあがりに ほんのり香ばしいようなミルクの香りがします。
これが とても好きなのと、表面のかりっと焼けたクラスト部分が美味しく、
中のふんわり感と相まって 一番人気です。
 
パンの表面に入った筋はクープと言って
これは昔ながらのカミソリの刃で入れます。
クープは、仕上げ発酵をした生地に入れますが、
生地が乾燥するとひきつれたようになるので すうぅぅっとカミソリの刃が生地を滑り、
発酵中の生地が 自然に開いてくると(やったー!)と嬉しくなります。

うまく入ったクープは 焼いている間に最後の成長をしているパン生地の力で
しっかりした完成品になります。

このパンを焼くという作業、
発酵させたり、分割したり丸めるときなど、気持ちにゆとりがないと
発酵不足のまま作業に入ってしまって 生地を痛めてしまったり
あとちょっとの間が待てなくて焼いてしまったりすると
結局のところ パンだけでなくわたくしの気持ちも不完全燃焼といったところ。
(うまくいかなかったら途中でピザにしてしまうとか 調理パンにしてしまうとか
逃げ道もいろいろありますが)

こればかりは 日々のご飯とは違って、まだまだ義務感ではできない部分。
(プロじゃない所以もここにあり)
だめだと思った時には 美味しいパンを買ってきて美味しく食べる方がいいというのも
長年のパン作りから学習したような気がします。

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今日はお休みday ひと月ぶりにゼミへ。

と言っても 朝からだらだらしていたので
気がついたらお昼になっており、
髪の毛を洗っていなかったことに気づいてあわててシャンプー。
外は土砂降り。今日はもうやめちゃおうか。
最近運動不足なので 駅まで歩こうと思ったけれどバス停へ向かう。

バス停まであと50m余りのところで バスに追い越される。
わたくしの前方を 男性が一人バスに向かって走っており
すでにバスに乗り込む人々数名。
もしかしたら間に合うかも?間に合わなかったら帰ろう。
一応、走る走る。

既に皆乗り込んでしまったけれど 傘を振り回し 
乗りたいことをアピールアピール。
昼過ぎの空いた時間だったこともあり 運転手さん待っていてくれた。
感謝。車内で一人 ヒーヒーハーハーゼイゼイ(人称代名詞の暗記ではありません)

と 無事駅に着くと 微妙なタイミングで電車がホームに。
結局 わたくしが遅らせた分 肝心の電車に間に合わなかった。
バス停で走っていた男性、今度は改札まで走る走る(ごめんね)

それから 次の電車まで待ち時間20分。本屋で時間つぶし。
気に入った本があったら それ買って帰っちゃおうかな。
残念ながら これといって気に入った本はなく。

ゼミの時間はもう始まっており、途中乗り換え駅で もう帰ろうかなの気分。
足取り重く 地下鉄に乗り換える。
銀座?あたりで 降りちゃおうかな。

ふと 斜め前の席を見ると
あれ? one of 懲りない女たちの わいちゃんが座っておる。
仕事中の移動に たまたま地下鉄に乗ったとこのこと。
すごい偶然。こんなの初めてだよね。
ちなみに わいちゃん家とわたくしの実家は同じ路線でも
まず会うことはないのに
こんな全然関係のない地下鉄で ぐうぜんばったりはなんたる偶然。

「直帰?」
「ううん 事務所に戻る」
そか… 残念 直帰だったらお茶に誘ってサボっちゃおうと思ったのに
悪いことはできないものね。

で 結局1時間遅れでゼミに到着(結局来た)
いつも出席者が少ないので 楽勝楽勝と思ってドアを開けたら
ぎょ……満席状態。知らない顔ずらり(サボっている間に増殖)
悪いことはできないもの。

実に何度も天使と悪魔がささやいた一日でございました。

そして最後に、水曜日のお楽しみはこれ。「家族法廷」
これ とっても面白い。
ホームドラマの原点を見るようで
新聞評でも「お金をかけなくても いいドラマはいい役者といい脚本だ」とありました。
まさにまさに 今時セットはおうちの中だけの 観ていてホッとするお話。
ミムラさんの ちょっととぼけたようなお手伝いさんが秀逸なのです。


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型大明神だということを以前に書きましたが、
道具大明神でもあったりします。
合羽橋などに行くと あっ これ持ってる!的なものが実に多い。

ところてんをつく道具、かるめ焼きのおたま状の鍋、親子丼用の鍋
ワッフルパン、などは ほとんど登場していない、
いわば ドラフト一位で入団したものの、登板のチャンスに恵まれないままファームにいる感じ。

人に勧めておいて 意外に使っていないものもあり、
たとえば サンドデパンダという ランチパックのようなサンドイッチを作る押し型。
ホットサンドパンも以前は使ったけれど 最近では面倒臭いので
パンの間に具を挟んだら 四隅をつまようじで留めてオーブントースターに入れてしまう。
一軍登録抹消のボーダーラインにいるものもあります。

そんな中 昨年買った タジン君。
これは 珍しく入団翌日から一軍登録と言う感じで 活躍中のルーキー。
(いや もうルーキーと言うよりは 中堅の域か)

とくに家族そろってと言うときよりも おつうとふたりになると威力を発します。

キャベツとジャガイモとキムチを詰め込んで蒸して テーブルにとか
レタス丸ごとタジンとか 要するにそのまま手をかけずに野菜摂取に貢献。

ちょっと調味料などを足してやると もっとおかずっぽいものが作れます。

トップ画像は 連休明けから風邪ひきダウンのおつうとわたくし用のフレチン(フレンチトースト)
普段は普通にフライパンですが、そのまま食卓もOKだし
厚切りのパンを 最後にほんのちょっと蒸すことで ふんわりとしたものになります。
本体の甘味を控えて メープルシロップをかけるのがpm流。

ちなみに 卵と牛乳を混ぜるときに 練乳を入れるとやさしい味になります。

こちらは 牛蒡の炒め煮ですが、

休み中に見つけたタジンの料理本に 牛蒡に小麦粉をまぶしてから炒め煮にすると
お味噌で煮たみたいに味が絡まって美味しい と言うのを見つけました。
これ採用!とやってみたら 薄味なのにとろんと絡まったたれがご飯に合う。
レシピは しょうゆとお酒だけでしたが 我が家ではちょっとみりんを足して甘くしました。


こちらは 半分に切った茄子に切り目を入れて
にんにくと生姜を刻んで散らし、胡麻油、醤油、お酒と中華だしで蒸し煮にしたもの。
おつう曰く、もう少し中華っぽいこってり味にしたほうがいいとのことでしたが
なす一本 ぺろりです。
こちらも お砂糖を入れたほうが我が家ではいいようです。
おつうヘッドコーチの一声で なす好き、にんにく&しょうが命ですので
あるものレシピで即採用。

もちろん 今まで使っていた愛用の鍋でも問題ないかと思いますが
タジン君のいいところは やはり素材の水分と甘味が活きることかな?
なので 以前多用していたオールパンなども 原理は同じなのでこちらでもOKかと。
(ちなみに我が家のオールパン君(小さいサイズ)は 少量の揚げものに便利なので
最近はもっぱら揚げもの要因として活躍中)

我が家のタジン君は 二人用くらいの小ぶりのもの。
ワンサイズ上のタジン君の購入も考えていますが、
もしかすると この大きさゆえの相性の良さかもしれないので 
小さな巨人にもう少し活躍してもらおうかと思っております。

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長かった夫の休暇(28日~6日)も終わり
ちょっと一息の土曜日。
画像は 我が家の食卓とは全く関係なく 赤坂にあるくずし懐石曼陀羅舎のランチ。
それもこの休みではなく、ひと月くらい前にけいちゃんと行ったときに撮ったもの。
ひとつひとつのお料理、良く見るとおうちで食べるものと大差なく、
お豆腐になめたけかけたのとか がんもの煮たのとか めんたいこの切り身とか。
なのに こうしてオサレするだけで 赤坂のランチとしてスポットライトを浴びられるおかずたち。
食べながら「ふつうのおかずもこうして大皿に少しずつよそえば素敵になるのよねー」
「うちでもやろーっと」などと主婦の鏡のような会話をしながら…。

そしてそれは実現することなく…。

さて 最近見つけたおもしろいもの。
いや もうご存知の方のほうが多いと思うのだけれど
(なーに pさん今頃そんなもの見つけたの?と言うことなかれ)

 世間は霰よなう 笹の葉の上の さらさらさっと 降るよなう

世の中は霰(あられ)のようなもので 笹のはっぱの上にさらさらと降っていくようなものだよなぁ…

室町時代に作られた歌謡集「閑吟集」の一句です。
この「閑吟集」、恋愛の歌が中心ですが民謡的なものも含まれ、
当時の庶民の感情なども折り込まれており、読んでみると室町時代の「サラダ記念日」のような感じ?。
さらに ~だなぁ という現代語訳に相当する「~なう」が
なんだかTwitter のようだと言っておられる方がいて なるほどなるほど。

 誰が袖ふれし梅が香ぞ 春に問はばや 物言う月に逢ひたやなう

 千里も遠からず 逢はねば咫尺も千里よなう
  (咫尺(しせき)=近くのこと)

昨日亡くなられた団鬼六先生のTwitterでも 
この歌謡集の作品が度々呟きの中に登場していたそうで
なんだか本当に当時のTwitter のようで 面白いなう。

古典ではあるけれど、現代語訳しなくてもなんとなく意味が解ってしまうのも
ちょっと楽しい。
相変わらずまだTwitterデビューしていないけれど、
温故知新でちょっと古典を紐解いてみたくなった。


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生クリームを泡だててバターの代わりに使ったパウンドケーキ。
名残りのいちごジャムものっけてみた。

5月の体験学習に向けて 連休中にポスティングしとこうと
相棒ボードさんと午前中作業。
折角だから 午後から「阪急電車」を観に行こうと 駆け足でシネコンへ。
時間ぎりぎり滑り込みセーフ。
朝のうちに座席指定チケット取ったものの既に前方3列しか空席なく
ちょっと上向き加減の映画鑑賞は 首が痛い。
おまけに あまりに近いスクリーンは 老眼のふたりには結構辛かった。

原作は先に読んでいて イメージはばっちりだったけれど
脚本は岡田恵和さんなので かなりの潤色も期待できる。
あの 数珠つなぎ短編ドラマをどのようにつなげて行くのかなぁと とても楽しみでした。

本編が始まり まずはファーストシーンから思わず声を出しそうに。
これはネタばれにはならないので 書いちゃうと
最初のシーンのロケ地、すぐわかっちゃったもんね。
おまけによくよく観ていくと キャストが座っている席は、
なんとこの時わたくしたちが座ってお茶を飲んだ席でした。
これはかなりコーフンです。

かくして始まった「阪急電車」。

今の時期に必要なやさしい気持ちが根底にある いい映画だと思います。
「ありがとう」が言えた人は 次は自分が「ありがとう」と言われる人になる。
やさしさの連鎖、人を好きになること、同じ価値観を持つ人の大切さ、
素直に人に好きと言えること…うまく言えないけれど 
今だから余計 大切に思えることなのかも?
舞台は震災の被害をうけた神戸というのも 巡り合わせなのかもしれません。
多分 地元の方やこの電車と縁のある方は さらに思うことがあるかも。

原作のイメージとは 人によって感じ方が違うと思いますが
宮本信子さんの存在感、子役たちの可愛らしさ、ヒロイン二人にもちゃんと華があるし
そのほかのキャストも わたくし的にはぴったりくるものでした。
そうそう谷村美月ちゃん、気の強いような役の印象がありましたが
素朴な女子大生がとってもはまっていて、わたくし的にはこのコに感情移入してしまったかも。

ドロドロの休日から一転して サワサワの休日へ。
ちなみに スワヒリ語でSAWASAWAというのは OKです と言うような意味らしい。
日本語で漢字をあてると 爽爽。

風薫る五月でございます。


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アニの実習先に差し入れしようと久しぶりにチョコチップクッキー。
バターひと箱使うため、かなりの量を生産してしまうので
お友達の所におすそ分けしたり、100均のガラス瓶に入れて○ントステラふうに(笑)



さて スカパーで「阿修羅のごとく」一挙放送!というのをやっており
録画したものを昨日一気に視聴。
向田邦子さんは憧れの女性で、文庫版の脚本も何度も読んでいるものの
オンタイムでの放送時は、ドラマを見ない女子大生だったので
気合を入れてみるのは今回が初めてです。
阿修羅のごとく (新潮文庫)
新潮社

四人姉妹が主人公のこのお話、
70歳を超えた父が浮気をしているらしいというところから
後家さんの長女、平均的な良い主婦の次女、婚期を逃しそうな三女、
可愛いけど頭はあまり良くない四女の間に それぞれの抱えた問題も露見し、
色々な波紋が広がり……という ドロドロしたドラマ。
でも 淡々とした映像のせいか、いわゆるドロドロドラマとは一線を引くと思います。

やっぱり 向田作品は年月を経ても色あせず、心に沁み込んできます。
その中で、新鮮だったのは、長女が48歳の設定だと知って、
以前はずいぶん大人のお話だと思っていたものが、自分くらいの人たちのお話だと認識した時
ふーん このくらいの歳になってもこういうこと(笑)できるんだーと 
ちょっとファイトが湧いたりしたこと(危ないアラフィー)

夕方から延々と8話分。
途中「名前をなくした女神」を1時間はさんで 
さらにドロドロした気分になりつつ(笑)無事完結。
ちなみに 映画化もされています。こちらはこちらで面白いですが
やはり テレビドラマ版はずっしり豪華。

そしてよせばいいのに 先日美鈴さんとこで見つけて図書館に予約した
「だりや荘」という小説が終盤に差し掛かっていたので 寝る前に読んだりします。

だりや荘
文藝春秋


井上荒野さんの小説は以前「ベーコン」という短編集を読んで、
地味な映画のように 結論がよくわからないけれど
なんだかいいものを読んだみたいな 不思議な気持ちになったのを思い出しました。
この「だりや荘」も 椿と杏という姉妹と杏の夫とアルバイトの翼という青年の
ちょっと乱れたような関係を描きながら なにか言いたいことがあるんだろうと
読み進めて行きましたが 面白かったし読後感は悪くないものの 
おバカさんのわたくしには結論がわかんなかった(苦笑)

こんな感じで ドロドロとした一日を過ごした後
今度は サワサワした気分になるものも吸収してきました。
それはまた明日。


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かき氷でかなり満腹になってしまったので、少々活動しないとお蕎麦も食べられない状態。
最寄りの秩父鉄道・上長瀞駅に車を止めて、渓谷の方へ降りてみました。
このあたりは 子どもの頃家族や学校の遠足でも 何度か来ているはず。

お天気今一つのため バーベキューなどをしているグループがひとつふたつ、
家族連れでお弁当を広げている人たちがぽつんとひと組。
ラフティング体験中のグループがいるくらいで さびしい川辺。
川面に視線を移すと定番のライン下りの船が行く。



まだつめたそうな川の流れ。

感動的なのは 水の流れとシンクロした岩の浸食。





水位が上がれば この辺りまで水が来て 長い年月の間に痕跡を残す。

しばし 個別行動(っていっても 岩の向こうとこっち)で
頭の中浄化リセットの時間。

そういえば 氷を食べているとき 蒸気機関車の汽笛が聞こえたのを思い出し、
今回は本物を拝もう!と 車で追いかけることになる。

一日一本の運行があるので 終点の三峰駅を目指してナビ設定。

途中 道の駅などに引っ掛かりながら 到着したのは 発車一分前だった。

汽笛が聞こえたので あわてて駅に走るも…。
追いかけた割には 収穫のない鉄男と鉄子(笑)

この三峰口駅は 関東の駅100選に選ばれているちょっとレトロな駅。



ばいば~い… SLに手を振る幼子に アニやおつうを重ねてみる。
だめだ… 既に重ならないかも。

ちなみに、鎌倉のこちらも同じく選定された駅。

駅前のひなびたお店で買った「とち餅」が とても美味しくて
勧めてくれたお店のおばちゃんに感謝。
実は ここに着く前に道の駅で「秩父もち」なる柔らかいあんこの入りのお餅を既に買っていて
(またお餅ぃ?)と思いつつも 素朴な感じに負けて買ってしまいました。
あんこ、餅には弱い最近のわたくしたち、年を感じるひととき(笑)


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(考えてみたら もう初夏なんだわーとタイトル変更)
以前行ったときに4時間待ちにめげて退散した「阿左美冷蔵」のかき氷。
いつか必ずリベンジ!と思いつつ、月日は流れ…。
暑くなる前ならいけるかもしれないと 小雨の後の肌寒い日に再訪。
朝のうちの天気の崩れが幸いして 渋滞も行列も混雑もなくかき氷にたどりつきました。



古民家で頂くかき氷はなかなか乙なもの。
オサレな小道具があちこちにちりばめられた店内は ストーブが焚かれていてほんのり暖か。


お客さんもほとんどいないので 萌えポイント満載の店内をぱちりぱちり…。



ほどなく運ばれてきた本日のメインディッシュ。
わたくしは「抹茶豆乳あずき・黒蜜かけ」
夫は「メロンミルクリッチ」
このメロン(わたくしはメロンはあまり好まず)ちと味見をしたところ
メロンのピューレと言う感じ。すごい。
誰かさん、もう待ち切れずかけているあたり気合が入ってます。

抹茶は 抹茶シロップと黒蜜、好みで練乳もたっぷり用意されております。


抹茶と黒蜜をかけて さくさくと食べていくと

こんな感じで かまくらの中に小豆がしのばせてあり、嬉しさ倍増。

お店の雰囲気とかき氷のヨロコビで、写真を撮りまくってしまいました。

もちろん 素敵な窓もあります。
こちらはカウンター席になっています。


外から見るとこんな感じ。


食べても頭がきーんとしない優しい氷です。
自家製のシロップも多彩で、わざわざ遠くから行列しても食べたいと 人が集まるのが納得できます。

ぶどうやいちごのシロップも販売されていましたが、おうち使いにするならと黒みつを一瓶お土産に。
この夏のデザートに活躍しそうです。

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