散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



鮮度がかなり落ちてしまいましたが 少し前の四国初上陸の巻。

それにしても倉敷マダム様様で 朝起きて朝ごはん食べながら
「どうする?香川にうどんでも食べに行く?」のノリで
だらっと瀬戸大橋を目指す。
(ちなみにあとから考えると 通行料などを考慮すると
もっと計画的に行くべきであったと後悔する)

瀬戸大橋の下には平行して 瀬戸大橋線というのが走っている。
そして まさに本州と四国を結ぶ というのを目視できる。



途中の与島PAでは 讃岐うどんの美味しいのが食べられるらしい。
(ちなみに 帰りに寄ろうと思ったわたくしたち、ラストオーダーが16時というのを
確認していなかったのでとても寂しいことになる)

このPAのお土産コーナーは瀬戸内の物産がたくさんあっておすすめ。
そして 海の美しさも堪能できる。





だらっと出発したので 丸亀に到着したのはお昼頃。
夫はお城とか三重塔とかが好きなので 食後は丸亀城に行くことにして
まずは讃岐うどんだ。
瀬戸大橋走行中 グルメな友達わいちゃん(東京の人)にラインして
讃岐うどんの美味しいお店を聞くも、
「私の専門じゃないなぁ」と言われ それでもうどんに詳しい友人に聞いてくれる。
しかし残念ながら 連絡取れず。



直観に頼って あまり悩まず パッと目に入ったお店に飛び込んでみる。
商店街入り口にあった つづみ さんにて。
わたくしはぶっかけ。せっかくなので天ぷら付。
こしがあって でもむせちゃうような硬さはなくて あっさり野菜天と美味しい。
そしてお値段もリーズナブル。
夫は 今日中にもう一食食べる気満々だ。



サテ

丸亀城です。
実はわたくし 神社仏閣お城の類の建物に関しては 近代西洋建築ほど関心がない。
ゆえに この日もこのお城を建てたのが誰とか 歴史上どんなエピソードがあるのかとか
ほとんど知ることなく一日を終わる。
(ちなみに おつうにその話をしたら 誰が作ったのかわかんなきゃ面白くない…と馬鹿にされた)



ではなにを?
神社仏閣お城訪問の際 わたくしが楽しむのは
そこに流れる空気感…という実にあいまいなもの。

そして 好きなのが 石垣。

例えば 夫の冷たい視線を感じながら撮るのがこういう場所。



石垣に沿って 急な坂道を登っていくと
三の丸あたりで 讃岐富士と別名のある飯野山が見える。





敵の侵入を防ぐべく 微妙なカーブの施された石垣。



離れてみても味わいのあるのが いい石垣。

そして ひと旅ひとカフェ。
こちらも 直観頼りで探し当てた 三月の豆



好きなものだけを置いた感じの媚びないお店。
大当たり。




こちらで クールダウンしていると 
とちゅうちょこちょこと呟いていたSNSで 四国に詳しい友人から
MIMOCA(丸亀市猪熊弦一郎美術館)を進められる。
これは行ってみなくては と振らぬサイコロで駒を進める。



特別展をやっている関係で猪熊氏の作品は数枚しか見られなかったけれど
それぞれお気に入りを一枚ずつ見つけられてまずまず。

このあたりの写真を整理していて その色合いが実にgrayishなのに驚く。
カフェの写真とMIMOCAの写真があつらえたように同じ色彩なのだ。

そして四国といえばこれは外せず 無理やり立ち寄ったのがここ。



お分かりですね…。
こちらでは本物のお遍路さんを目撃。
やっぱりかっこいい…。いつかきっとお遍路さんになろうと誓ってみたりする。
(ただし 車で行こう…夫の運転で)

ここまできたら瀬戸内海の夕陽とともに 一日を終わりたい。
ちょっと早かったけれど 往路でも立ち寄った与島PAへ。



瀬戸は日暮れて♪の世界。

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再び植物自由区の片山さんと盛り付けデザインの飯野先生によるワークショップに
参加させていただく。

今回のテーマはハーブ。
特筆すべきは 33種類のバジル そしてミント各種。
そして 片山さんが丹精込めて作られたセージやフェンネルやディルや…
部屋は 一歩足を踏み入れたらハーブの畑。
同じバジルとくくっても 香りの強いものから柔らかいもの、
シナモンの香りのするものや 香辛料のようなスパイスの香りを持ったものなど
葉の形だけでなく 香りもそれぞれ個性的。 



トップ画像に畑からついてきたカマキリが写っているように
摘み取ったら 洗うこともせずそのままお料理や飲み物に…という贅沢は
前回のレタス編と同じく。



窓辺には キューバ原産のモヒートのためのミント イエナバブエナをはじめ
スイスリコラミントや日本のはっかなどが涼しげに並び
モヒートづくりの準備も万端。
カラフルなカプレーゼにも 摘みたてのバジルが添えられる。



そこにあるだけで存在感のある香りの草たち。



恐る恐る最初は遠慮がちに そして最後には大胆にミントを摘むと
わたくしは アルコールなしのモヒート(単なるミントシロップでしょ?と言われる)を作っていただいて
さわやかな気分になる。





この日は「ハーブに合うお料理」ということで 飯野先生特製のラタトゥイユやナスのオリーブオイル焼き、
ハーブを利かせたローストポークなどが並び 
さらに参加者の皆さんのお料理やお菓子が次々とテーブルに並ぶのは毎度のことながら圧巻。





この会に参加させていただくのは4回目。
最初は全く知る人のいない場所に 一人で行く自分を我ながらエライと思ってみたり
集まる方たちのレベルの高さに恐縮してしまったり
本来人見知りであるはずの自分が 思っていたほどでもないような気がしてきたり
毎回 新しい発見がある。

参加者もその都度違うので 会を終えて帰途に就くときの
その日の自分も全く違う。
主催者である飯野先生のホステスとしてのスキルは 本当に学ぶところ多く
人と人を繋げていく楽しさを 自分でも味わってみたくなる。



面白かったのが ハーブを育てておられる片山さんが
成長して商品となったハーブを自ら消費することはないということ。
この日も商品説明はそれはそれは丁寧に愛情込めてされるのに
それを進んで口にされることはなく
極めつけは 参加者が心待ちにしていた「摘みたてバジルでジェノベーゼを作る」というメインイベント、
摘み始めれば「くさい」材料が混ぜられればまた「くさい」そして 無理やりすすめられて口にして「くさい」



ではなぜに育てられるのだろう?という質問に

たとえば今回のように ワークショップというゴールを設定する。
そこに合わせて播種し 水をやり 天候でのロスやダメージを想定し
そのイベントに一番の状態で植物を提供することが楽しいとおっしゃる。
(わたくしの勝手な解釈で申し訳ないのですが)

ああ これは単にハーブが好きだから育ててます というのとは違うぞ。
そして「ハーブは食卓にのせない」くらい嫌いと言いつつ
きっと畑では 植物との対話を楽しみつつ それを支配とも独占ともいえる愛情を持って
世に出るまでの限られた時間を満喫しておられるのではないかと 想像の翼をもって勝手なる推測。
それも 道楽ではなくお仕事として。

片山さんの足元にも及ばないけれど
もしかしたら わたくしも少し近しい気持ちになることがあるかもしれない。



実はわたくし、子供があまり好きではない。
(と言っても いじめたり無視したりするわけではないし
自分の子供は普通に育てたつもり)
これを言うと じゃ、なんで今の仕事しているの?と言われることがある。

わたくしの仕事は学習塾でのアシスタント業務なのだが
進学塾ではないので 受験というゴールはない。
でも 時折 この子が今できないことをできるようにする、
あと1年したら この子がどんなことができるようになっているだろうと
イメージすることは楽しい。
目の前の子に今何をすることがいいことなんだろうと思ったりする。
そして その日その日に笑って教室を出て行ってくれることが妙にうれしいこともある。
(そうでないこともあります…)
子供は植物ではないので まったく同じとは言いがたいけれど(笑)



鉢植えにされたレモングラスを 丸坊主にして贅沢に入れたハーブティ。
片山さんは口にされなかったけれど それを歓喜の声をあげて飲むわたくしたちは
緑の指を持つプロフェッショナルの目にはどう写ったのでしょう?



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教室が二日ほど休みになるのを利用して
金曜日の仕事上がりにそのまま新幹線で名古屋へ。
倉敷に直行するつもりだったのだけれど その時間だと
本当に新倉敷着が最終になるので 万が一こだまの最終に間に合わないと
岡山で途方に暮れることになりそうだったのと
いつも途中下車して会いたいね と言っていたメル友が
なんとか会えそうだということになり急きょ予定変更。
夫公認 共通の友人なので 名古屋で一泊。

サテ

翌日午後には倉敷着。老体には 名古屋からだとずいぶん移動も楽。
倉敷ではできるだけ晩御飯は家で食べる というガイドラインを持っているので
滞在日数に合わせて 消費できるだけの食材を調達することから始まる。
(夫はほぼ完全外食のひとなので 野菜類などがのこると次の訪問時まで
冷蔵庫で化石化していることが多い)
それでも 残してきてしまったものがあるのでちょっと心配…。

倉敷に来る前日 図書館にリクエストしていた本の受け取りついでに
広島のガイドブックを立ち読みしていた時に
倉敷からほど近い 鞆の浦の記事が目に入る。

鞆の浦は 東福山市にある港町。
歴史的にも いろは丸に乗った龍馬さんが立ち寄ったとか意義のある場所らしいけれど
それよりわたくしにとってはこの街並みだ。
これは行かねばなるまい。
早速その場で館内コピーを撮り 持参する。

トイウコトデ

今回は 鞆の浦訪問から始まります。



「潮待ちの港」として 交通の要になっていたというだけに
港にある「常夜燈」が町のシンボルになっていて ちょっとした広場になっています。





この港の風景は 瀬戸内ならではという感じがします。
でもちょっと三崎港の雰囲気もあるかな?



水が澄んでいて 波が穏やか。



路地裏はいつも魅力的。
倉敷の美観地区のように古い建物利用のオサレなお店はないけれど
懐かし看板や扉や窓が 自然に生息しているのがわくわくさせる。



夫は懐かしの看板シリーズを次々に撮影してSNSに上げているもよう。
それを後から見ると 同じ場所に立ちながら
目線の先にあるものが違うのがリアルタイムに面白い。



こちらはもともと理髪店?だったのかな、そのあとカフェになって今はお休み中らしい。



初めての町に来ると その町の特産品とか独自の調味料とかを探すのが一番の楽しみのわたくし。
こちらは保命酒という滋養のお酒が特産品。
16種類のハーブを漬けこんだお酒で(味醂のような作り方をするそうです)
現在は4軒のお店が製造販売しており 町の古い建物にもその歴史が見られる。



こちらは店頭で温めた保命酒があたりに梅酒のような香りを放っている。
(一応 お酒なので ドライバーは飲めない)



保命酒の花という酒粕のようなものと保命酒ふうみののど飴なども購入。



醸造所の文字がみえるのも ここならでは。
鞆徳利という保命酒を入れる徳利もあるらしい。



そうそう 気になったのが番地表示板のような案内板に「仁丹」のおじさんのアイコン。



なんでも森下仁丹創業者の森下博氏が鞆の浦の出身で
「仁丹さん」と親しまれていたこと、森下仁丹が操業120周年を迎えることや
鞆の浦となにやら提携した企画があるようで
ホーロー製の案内板を寄贈したとのこと(これ今年になってからのこと)
これは ちょっとしたトリビアで この日の最大の話題だったかも…(笑)



陽も高くなり海沿いの道で見つけた 千とせ というお店で
鯛茶漬けのお昼ご飯。
ちょっと軽めだったので タコの天ぷらとうま煮を頼んでみたけれど
美味しいもののかなりの歯ごたえ(笑)



窓の外には 仙酔島が見えて船で5分くらいで渡ることができる。



今回は乗らなかったので ぐ~ーーーんと望遠で撮ってみる。



こちらは高台にある医王寺からの風景。



ちょっと長谷寺からの眺望と似ている。



本当はほかに龍馬さんがらみのお宿とか 昔の商家とか見どころもたくさんあるんですけどね。
どうも わたくしたちの目線の先には違ったものが飛び込んでくるらしい。

新倉敷から小一時間。
ちょっと散歩気分で来てしまったので もう少しコアな部分にも触れてみなくてはね。
たぶん また来るんじゃないかしら。

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前回の倉敷マダムがやっと終わったら 次の訪倉となってしまいました。
今日の画像は 鞆の浦を訪れたときの イワゴーさんごっこ。

サテ


画とはまったくもって関係なく 昨日帰宅後テレビの録画リストを見ていたら
とんねるず…が録画されている。
「細かすぎてなんとか…の物まね」は我が家みんな好きなので
録画して何度も見ていて 夜遅いおつうが予約したのかな?と思いつつ
そういえば 先週までは「最後から二番目の恋」が毎週録画になっていたから
それを解除しなくては…なんて思った。


(ゾロゾロトトウジョウジンブツガアツマッテクル)

前作からこのドラマに関しては かなりしっかり見ていた。
ほぼリアルタイムで(たまに 居眠りしていたりして追っかけ再生で)追って。
ただし 今クールの作品は 加瀬くんが登場するとのことで
pさんかなり入れ込んでいるんじゃない?と周りの反応とは裏腹に
割と冷めた目で 最終回を迎える。


(イリクンデイルヨウデ ジツハセマイセマイセカイ)

あまり言いたくないけれど 中井貴一氏は(知り合いじゃないけど)同学年。
残念ながら わたくしのまわりには中井氏のような同級生は皆無だ。
しかしながら どうやら彼らも かなり自分と重ね合わせて妄想したりしているらしい。
先日大学の同期と飲んだときも 恋愛のリサイクルもできるはずなのに 
なんで現実はこれなの?的な嘆きに変わる。

この手のドラマは女性ターゲットだと思っていたけれど 意外に見ているんだよね。
(うちの夫も見ていた。といっても自分の家の近くが出てくるのが嬉しいだけだったのかも)


(ナニゴトニモ ミチシルベハ ヒツヨウ)

いやだいやだと思いつつ 見入っていたこのドラマ。
何がいやって わたくしたち世代を徹底的にリサーチして作られているのが
悔しかったから。
人物設定から ロケーション 小物使いに台詞回し。
エピソードのひとつひとつもなんとなく「ありそうな」感じがして
夫とみていると 自分も流行に乗ってるおばさんなのがありありで
恥ずかしかったくらいだ。

ストーリーの展開にハラハラドキドキというドラマではないのは一目瞭然で
キョンキョンと中井氏は 間違いなく惹かれあってる という着地点が見えているし
坂口憲二が死んでしまうこともないだろうし
飯島直子は口ほどでもないだろう、内田有紀も奇異な役どころではあるけれど
ドラマの語り手的な仕事をしているのだというのも 
全部お見通しさ。

そうそう ひとつ外れたなぁと思ったのは
人間ドックの編。

わたくし てっきり最終回も見えてきたし
キョンキョンか中井氏のどちらかが 何かの病気に引っかかって
それがきっかけになり急展開…と読んでいた。
ここでも それについて 偉そうに書こうとしていた…。
(やめておいてよかったです…)


(タベスギニハキヲツケヨウ)

ヒロインではあるけれど 畏れ多くて(笑)キョンキョンと自分を重ねたりはしない。
(する人もいるだろうけど)
キョンキョンと友達の女子トークも 似たようなノリではあるけれど
既婚者である分ちょっと違うし
かといって 主婦である飯島直子に感情移入はしない。
美保純もちょっと見ていて(相当)痛い存在だった。
長谷川京子はもっとだめだった。(でもそれが今回の彼女の役どころなんだよね)
そういったアンチ(反対材料)を投入することで キョンキョンが光ってくるんだろう。


(イラッシャイマセ)

あ、わかるな って思ったのは
「ヒロインではなく 二番目の登場人物の女性に感情移入しました」
というようなことを言った柴田理恵市長。
彼女が 自分で勝手に恋をして 相手になにを求めることなく
自分の中で昇華させていくのって 実はわたくしもすごくそういうところがあったから。


(トオイメ)

最近加瀬くんをあまり見ていないので 楽しみにしていたのだけれど
「過去をいろいろ背負う男」を演じさせたら 
まあ本の読み込みのすごさとか 役作りの真面目さとか
テレビ越しではあるけれど そのオーラに圧倒されました。
役自体は さらっと通り過ぎていくものなんだけれど
少ない台詞と少ない登場回数の中で 脚本に書かれた物以上のお仕事をしているというのが
伝わって来たと思います(なぜ ここだけ です、ます調?)


(ナニカ ゴフマンデモ?)

そうそう 今回のドラマがらみで面白かったのが
キョンキョンがナガクラ家で使っていたマグカップが
わたくしの別宅用マグカップと同じだったこと。

それも ファイヤーキングとかムーミンとか 雑誌に載りそうなカップではなくて
○イソーで売ってる100円のマグカップだったのだ。
ドラマ見ながら あれ?どこかで見たぞ と思って
SNSでつぶやいたら 間髪入れず夫から画像付のコメントが付くという…。


これ?

そこでも書いたのだけれど これ
大阪緑地公園の○イソーで10年くらい前に買って
鎌倉に3年 そして今回は倉敷まで 割れることなく移動を続けている。
最後はめでたく地元へ凱旋してくるのだろうか?



濃い紫色の多肉植物。
この深い色合いにとても惹かれた午後。



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