散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



最近買い物に行かなくなっています。
単純に行くと余計な出費をするからという理由もありますが
「欲しい!」と思うものが年々なくなってきているような気もするのです。
というか ほしいものはプライスレスなものが多いのかも。

トイイツツ

ものが増えているのはなぜなんだろう…。

お店屋さんごっこ。
こどものころから好きでした。
鮮明な記憶にあるのは 幼稚園(年中さん)でお店屋さんごっこをしたとき
先生が銀紙と折り紙で 板チョコのパッケージを作ってくれて
それがすごーーーーーーーく欲しかったこと。

そして ごっこの時間が終わって 
作ったものをお持ち帰りする段になった時
そのチョコレートが欲しかったのに 結局手に入れることができず 
すごーーーーーーーく悲しかったこと…。

嗜好はいまでも変わらないような気がしています。

江戸東京たてもの園は
山の手エリア 下町エリアとテイストが分かれていて
山の手にはオサレな洋館やスタイリッシュな住宅が、
下町エリアは 千住とか上野浅草界隈にあった建物が移築されています。

下町エリアへ行くと看板建築など店舗兼住宅が並びます。



つきあたりにあるのは文具店。書道用品などが並び、
隣はお花屋さん。
やはり白い窓に白いタイル。記憶にある感じがする。

一杯飲み屋さんの続きの間には
なつかし洗濯機だの炊飯器だのが雰囲気を盛り立て、





「金物店」にはこんな懐かしいもの。
うちでは使ったことないですが 現役なのを見たことはあります。ネズミ取り。



谷中にある松野屋さんかと見まごうような品揃え(笑)

ふつうに表参道とかにあってもおかしくないような「雑貨店」ですよね。

そして店舗横の長屋にあるこれ。



このブロックごとに存在していたゴミ箱。
実家の前にあったので すごく懐かしい。
いつまで現役だったのか 記憶にないのですが
これにのって 家の塀を乗り越えたり(なぜ?そんな必要が…)した記憶もよみがえる。

生まれたときから内風呂だったので 銭湯に行くのは
母の実家へお泊りの時。
まさに八丁堀の下町のお風呂屋さんで とても楽しみでした。



そういえば こんな赤ちゃんの体重を測る秤、あったなぁ。





本当に富士山は男湯にしかない。

現役の銭湯では写真撮影できないものね。



明るい時間の銭湯は なんだかお得感があって好きだった。



こちらはとてもきれいなので まだまだ現役続行できそうだけれど。
カランカランという 桶の音が聞こえないのが残念。

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ジブリの立体建造物展」というのを江戸東京たてもの園てやっているというニュースを見たのはずいぶん前。
3月まで期間延長だったのを2月と勘違いして 慌てて行ってきました。

この展示はもちろん撮影不可なのでご紹介できませんが
この中の資料で
「なつかしと思う風景に出会って いいなと思うことは
そのころの自分と今の自分を比べてみて 変わっていないことを感じることだ…」
というようなこと(大意です)があったのですが
ジブリの作品は それぞれ舞台となる場所はあるけれど
そこに詰まった要素は 一つではないところがいいところかも。

展示を見ているとき 建築の画をみながら
「これはおかしい。遠近法で考えてもこうは見えないよ。
ほら こっちもありえない構図だ」
と 偉そうに語っている親父がいたけど ありえないからいいものもあると思ったり
その存在価値やこだわりの材質がびっしり書かれた絵コンテなんかを見ていると
常識的に正しく見える ということより 思いの伝わる画であるほうが
ずっといいのにな と親父を蹴飛ばしてやりたくなった。

この 江戸東京たてもの園には 各地から明治から昭和初期の住宅や店舗が移設されています。
おそらく 萌えポイント大であろうと思ったけれど
お天気もよく 朝早くから出かけたのでゆっくり堪能してきました。

相変わらず 窓とドアに着目して回ってきましたが
住宅ということで もうひとつのテーマは台所の風景です。

こういったおくどさんも洋風なキッチンも実際使ったことはありませんが
お人形さんの世界のようで 今回もコレクションしてきました。



まさにおくどさん。
この時代は食べることも一仕事だったのだと
わが身の怠惰を申し訳なく思ったり。





近くにいた女の子が「わー ごちそうさんの世界だね~」と。



こちらは町場の旅館のおくどさん。

実はこの時代の台所は カメラに収めるもののそれほど萌えるわけではない(笑)

使ったわけでも近くにあったわけでもないけれど ステキに思うのが
ちょっと西洋風を取り入れた和風建築のキッチン。





浦和に 二木屋さんというお料理屋さんがあるのですが
こちらがおなじような雰囲気です。
きっと当時の上流階級のひとたちが 集まっていた場所なのでしょうね。
ざわめきが聞こえるよう。



このキッチンのドアがいい感じ。
ドアは和風建築にもなじむような材質なのに ひとたび開けると 洋風な作りに。



山小屋ふうの建築家の家は
池袋にある自由学園の明日館のような明るさ。
照明器具も妙に心惹かれる。



小窓のついたキッチンも 海外のままごとセットのように素敵。



目地のお手入れとか面倒だとは思うけれど
タイル張りのキッチンはやはり憧れ。

次回はまた別なフォルダから 萌えポイントをご紹介します。









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モノトーンの服=地味 ということではないと思うのですが
モノトーンの服ばかり着ています。

自然体でいられるので たぶんこれは一生変わらないと思います。
黒はすべての色を含む というのがわたくしのモットー。



若いころから言われるのが 地味。
ある意味 地味と言われるのは嫌いではなくて
ある程度会話をして それなりにキャラクターを理解してくださっての「地味」は
嬉しく思うくらい。

タイコの師匠が 「pさん地味やなぁ 赤いパンツ(この場合はアウターのパンツのこと)履くとか
もっと明るい色の服着なきゃ」とおっしゃる。

着ているもので損してるよと。

と言っても 赤い服を着てもあまり効果はないと思われるので おそらく実践はしないと思う。
ごめんなさい師匠。

先日伺った Green Tableの新年会で
毎回悩みながらのお持たせ一品は
青ネギと鶏ささみのサラダとそれだけじゃちょっとかな?と
急きょ追加したのが 最近マイブームの 車麩のから揚げ。



青ネギと鶏ささみの酒蒸しと味付けザーサイを混ぜるだけ、
あとは塩を少し というお手軽なおかずなのですが
呑み助さんにも 普通のおかずにも好評な一品。

車麩のほうは 水で戻した車麩を一口大にして
生姜にんにく醤油のから揚げ味に付け込んで 片栗粉でから揚げにするだけ。
今回はちょっと味が薄い気がしたので タンドリーチキン用に作ったスパイスミックスを
最後に少しまぶしてみました。
意外に 醤油味とマッチ。
こんなふうに わたくしのお持たせはいつも場当たり的なものが多い(笑)

そして 緑の力を借りても パーティのテーブルに並ぶとちょっとひそやかになる色合い。

主催の飯野先生も
「これ、絶対美味しいと思うんだけど pさんのお料理は地味」
と言って それでもカラフルなお皿を選ぶわけではなく
「青が映えると思う」と古伊万里ふうの器に さくっと盛り付け、
華やかなお料理の中にさり気に それでいながら存在感を見せて並べていただくわけです。
高く盛り付けられたネギは まさに思っていたイメージ通り。



この「地味」は結構わたくしには褒め言葉的に響きます。
勝手にそう解釈しています(笑)

この日も皆さんの個性豊かなフードが所狭しと。
わたくしのとは対照的にカラフルで でも内容は酵素玄米を使ったという
含蓄あるサラダとか



東北の食材を使うことで復興に役立とうという活動をされている方は
現地のお米で塩むすびを。



お米の白さって やっぱり無敵だなと思う瞬間。



そして 流行のメゾンジャーの親分には ワインレッドのサングリア。
これも 色目的には地味な部類だと思いますが その存在感たるや…筆舌に尽くしがたい。

地味だけど美味しい
綺麗でかつ美味しい

どちらも課題だ。
それにしても 食べてくれる人のいる食卓はやはりいいなと思う。
食べてくれる人のいる食卓も カラフルへの第一歩なのだと思う今日この頃。


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今年は金柑が豊作だったのに、鳥の襲撃でほとんど収穫できず。

ふと気づいたら 流行りにのって見よう見まねでホームページを作って
干支が一回りしていました。
そこでご縁ができた方とのお付き合いも長きになり
ここのブログも 10年目。

この場所は わたくしの生活の半径50センチを切り取ったようなもの。
素敵な暮らしを紹介しているステキブログではなくて
朽ち果てた普通のおうちに住んでて ちょっと素敵なところだけを見つけて
その部分だけを切り取った加工済みの写真のような。

そしてなによりも なんでもない暮らしをネタに
なにかしら書き残すことが楽しかったのだけれど
そして読んでくださる方と共有することが楽しかったのだけれど
ネタの激減とともに(笑)本当に書けなくなって(書かなくなって)
折れたアンテナを立て直すのはなかなか難しいね(ちなみにスカパーのアンテナじゃないです)
スカパーのアンテナの悲劇についてはこちら

本当に習慣というものは恐ろしいものだと思う今日この頃です。
こどもたちにも 規則正しい学習を心掛けてほしいですっ(と突然営業スマイル)



と言っているそばから 写真は半径50センチからちょっとはみ出して
楽器のメンテナンスにいった神保町にて。
ここの書店で大学生のころアルバイトしていたの。
それ以前から 小学生のころから本屋歩きは大好きだったので
自分がそこでレジ打ちができるなんてすごーくうれしかったのを覚えています。

当時のレジはまさにレジスター。
デジタルじゃなくて タイプライターのようなボタンを押して
合計すると ちーーんと音を出してレシートが出てくる。



こういう書店に資料探しに行くようなお勉強はしなかったけれど
本屋 楽器屋 カレー屋さんのあるこの街は大好き。



ここは 最近見つけた元洋服屋さんの雑貨屋さん。
いままで気が付かなかったなぁ。
ウインドーの 水飲みトリ(なんていうの?)がなんだか懐かしくて。



いつも行くと写真におさめる喫茶店。あまりにも有名。

こんなふうにいつの間にか懐古主義になっていた自分を反省。
…てことで 先日夫の友人の出演するライブを聴いて来ました。
(アンマリカンケイナイケド)



大谷石をつかった蔵造りの音楽施設で
四捨五入すると還暦というおぢさんのギターはパワフルで
人間やっぱり好きなことは続けていられるんだな と。



今年もあと11か月となりました(笑)
なぜかわたくしは毎年 1月ではなくて2月になるとこういうことを考えます。
一日一日大切に 自分軸を見失わないように暮らしましょう。 

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