はるかかなた昔にお勉強した英語で
「三人称単数」というのをあったのをちょっと思い出してみてね。
人称代名詞は Iとかyouとかsheとかheとかあるでしょ?
私は一人称 あなたは二人称 そしてsheとheは三人称単数というのを
必死に覚えて時代がありました。
英語の学習を見ていて なかなか定着しないのがこれ。
三人称単数の人称代名詞に 一般動詞(haveとかwantとかね)がつくと
動詞にsとかesとかがついて、hasとかwantsに変化するという定義。
低学年の子供には 手っ取り早く sがつくものは何? と覚えてもらう。
基本的には she he と人の名前がひとり(Mary とか Bobとか)の時。
念仏のようにこれを唱えるのだけれど
MaryやBobのときはまあまあいいものの
なぜかたいていの子が引っかかるのが my father とか my sisterが
出て来た時。
ある程度国語力のある子なら my fatherのことを he=彼 っていうよね?で
クリアできる。
しかしながら そうそう旨く行かず よく使う手が
「あなたのお父さんのおなまえなんていうの?」「お姉ちゃんの名前は?」と聞いてみる。
(できるだけその子の家庭環境も考慮しながら)
すると 「ひろし」とか「はなこ」とか返ってくる。
「ひろし」はひとりの人の名前だよね? だから?……と聞くと
ほぼsがつくパターン と反応がある。
(一か月後に また同じ問答が繰り返されるケースは少なくないが)
サテ
先日のこと。
中学生の女子で ちょっと英語が苦手のお嬢さんがいる。
もう三年生にならんとしているのだが いまだに weにsをくっつけてきたりする。
そして 先日 何度目かの my fatherで引っかかってしまった。
「お父さんのおなまえなんていうの?」
「……もごもご…」
(もともと引っ込み思案の大人しい子)
「ん? お父さんのお名前教えて?」
「Mitsunojo」
「へっ?もう一回言って?」
「Mitsunojo」(日本の名前ですが 個人名なので英表記にしときます)
「……め、珍しいお名前ね…
じゃあ Mitsunojoさんが主語だとすると Mitsunojo……」
「has」
「そうそう……」
まあ この間の会話の間 ちょっと笑ってしまいながらも
(彼女もわかっていたらしい)
なんとか 三人称単数の話は終わる。
ちょっと汗かいた(笑)
サテ
国語の教材で ひらがなを練習するのに「しりとり」を使ったものがある。
やんちゃ次男坊のshoちゃん、
人と同じことをするのがあまり好きではない様子。
導入部分では 言葉が思いつかない時のために
イラストでいくつかヒントがあるのだが
どうも そのイラストと同じものを書くのが嫌なようで
オリジナリティあふれる答えを考えてくれる。
(それはそれで わたくしは好きよ)
で ある日
めだか⇒かさ⇒さる……と例題が続き さて「る」の付くもの。
この「る」というのが曲者で 昔からしりとりではなかなか出てこない。
定番は「ルビー」なんだけど 幼稚園児だとご縁がない。
前回のshoちゃんの答えは 「るすばん」
今回は「ん」で終わってはいけないので
「この間の『るすばん』の代わりに 『るす』はどう?」と誘導するも
「やだ」
「じゃあ ルビーは?」
「ルビーってなに?」
うーんうーん(わたくしも焦るあまり思いつかない)
「る…る…ルンバ(Rhumba)は?」
と言ってしまってから こんなコアなリズム、5歳児にわかるかな?と不安になる。
「shoちゃん、ルンバ知ってる?」
「知ってる(きっぱり)」
といって ひらがなで「るんば(Roomba)」と書く。
やっぱり 平成生まれには別な意味で通じるのだわ。
よかったー♪ shoちゃんち もしかしてルンバ使ってるのかな?
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