過去において「海辺のカフカ」上巻さえ読破できずに
その他いくつか挫折に終わっていた村上春樹氏の本。
今回の「1Q84」も そうなるかと思っておりましたが
アニが途中で投げたものを借りてきて、はや1か月以上。
アニはなぜか「ノルウェイの森」を読んでいるらしい。
文庫本だと 持ち歩いて電車の中で読み進めることができるのですが
この厚さだとどうしても 寝る前の読書になってしまい、
数ページで崩れ落ちていました。
最初の部分で 主人公に感情移入できず
眠りにも勝てず 厚さにかまけて放置してあったのですが
ブログ仲間が「BOOK3読んでるけど 謎が解けてきておもしろいよ」とコメントしてきたのに
火が付いて、翌日から一気読み。
(ちなみに わたくし割と速読タイプ。斜め読みともいうけれど)
となると もう続きが気になって気になって
一週間のうちにBOOK2からBOOK3へ。
昨夜やっと読み終わりました。
なんというのだろう、
BOOK2の途中あたりから もうゴールがなんとなく見えていて
なのに そのプロセスが知りたくて 読み進めてしまったと言う感じ。
あっけないラストシーンなのだけれど 読んで損したとは決して思わない。
単なる人間ドラマじゃなくて、そこにいろいろ複雑な謎めいたものが潜んでいるので
最後まで飽きませんでした。
もしかしたら 村上春樹作品は食わず嫌いだったのではと 思う反面、
この作品はちょっと今までのものとは違う読者も惹きつける という書評があった事も思い出し、
それでも 長編小説苦手のわたくしとして ちょっとした達成感が。
ちなみにこれ 映画化するとしたら…と考えると
年齢的にも キャラ的にも 天吾に加瀬くんなんていけそうだなぁと。
そのほかのキャストはまったく思いつかないんだけど…。
そうそう 婦人警官のあゆみさんには なぜか 優木まおみさんをイメージしてしまったのだけれど
いかがでしょう?
読まれた皆様、青豆さんにはだれをキャスティングします?
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