散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



先日お気に入りの雑貨ショップで見つけて
思わず予約してしまった彼…。

キッチンの出窓の明るい黄色のタジンによじ登らせると
とっても きれいなオブジェになる。

けれども 彼のミッションは



こういうお仕事。

実によく設計されていて



カップの熱で手の色が少しずつ変化しても、がんばっているのが
なんとも言えなくかわいらしい。

最近のお気に入り。



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トップ画像は 最近おつうのお気に入りの「トマトラーメン」

テレビのラーメン特集などで時々みかけていたものの
ラーメンにトマトなんて気持ち悪い と敬遠しておりました。
怖いもの見たさで 生協で注文してみたら
意外にさっぱり、冷たいトマトパスタのような感じで歓迎されました。
葉っぱは、庭産直のレタスを。

さて 久々に「父母会」なるものに出席。
最近は大学でも父母会があるのです。
アニのときは「大学にもなって父母会?なんて」と言って
お知らせの葉書もろくに見ていなかったのですが、
3年生のときに「保護者向け就職ガイダンス」と言うお知らせが来て
これはまずいかも… と思った時はすでに遅し、
アニはコース変更した後だったのです。
アニの学校では、参加賞として結構オサレな大学ロゴ入りタオルがお土産でした。

おつうの所も一度は行こうと
3年の今年がラストチャンスということで。

でも やっぱり 大学生にもなって父母会はないよなぁ と思ってしまった。
ついつい 個別面談までしちゃったけど
大学にとって今や学生は大切なお客様だから
いいことしか言わないし 就職実績を上げるためには
親もモチベーションを高めておいてもらわないといけないわけで。

とくに おつうたちは
学部の中で新しく新設された学科の一期生になるので
学校側としても 数字を残したいのはわかるのですが…。

それでも おもいがけずゼミの先生や各科目の先生ともお話できて
「親は立ち入り禁止」的だったわたくしの大学時代とはえらい違いだと
ほんとに最後の父母会になってほしいとおもったのでした。

… というのは 去年は大学卒業したはずのアニの専門学校の保護者会にも出たから(笑)
おつうはこれで最後にしておくれよ…



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20歳の息子と二人暮らしで、よく食卓に上るものと言ったら
ふつうは肉なんでしょうけれど、
うちは「豆腐」「野菜」が多いです。
野菜や豆腐を食べるのに ちょっと肉も欲しいかな?と言う感じです。

トップ画像は、そんなところで気になっていた谷中の「豆腐roomDy's」のカレー。
以前夫と店頭まで行ったのですが、
夫は豆腐料理とか湯葉料理にあまり関心を示さないので、見送り。
今回は母が一緒だったのでちょうどいいかと。

こじゃれたカフェふうのお店、インテリアもなぜかスヌーピーが目に付く可愛い系。
絵本などが沢山並んでいます。

カレーの前に、温かいお豆腐と冷ややっこ。
この冷ややっこ、クレージーソルトのようなスパイシーなお塩と
オリーブオイルがかかっています。
そうかー こんな食べ方してもいいのよね、とすぐにおうちで再現(笑)

カレーは、揚げた?焼いたお豆腐がお肉の代わりに入っていて、
ソースはごま?や薬膳系のものが入っている感じ。
一言で表せない不思議な味わい。
あっさりしているように見えますが、全部食べるとかなりの量のお豆腐を食べているので
満腹感があります。


こちらは この日のお薦めランチ。
やはりお肉ではなく お豆腐の入った酢豚ふう。
いろいろ野菜も入っていて、飽きずに食べられるようです。

ちょっと残念だったのが、オーダーしてからの時間がちょっとかかりすぎかも。
40分近くかかったかと思う。
この日は たまたま余裕があったのですが、
母も私もそのあとに教室があったりして急いでいたら ちょっと焦ったかも。

ちょうどお客さんが立て続けに入ってきたらしいと言うのも分かったので
仕方ないね と思いましたが…。
(これで 美味しくなかったら怒るわ)などと言いつつ、
美味しかったので許す(笑)と お店を後にいたしました。

いろいろおかずのヒントもゲットしたので、そのうちまたご紹介できるかな?



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昨年夏、横浜中華街で食べた空心菜の塩炒め。
今思い出してもうっとりする位 美味しかったんです。
その余韻を舌に秘めたまま(笑)何度か挑戦するも今一つ。

そして今年は、産直空心菜を。
摘めばどんどん増える というキャッチで、苗を購入。
本来は 田んぼのようなところで(水に浸った状態で)育てるのがいいらしいですが
うっかりして 普通のプランターに植えてしまいました。
多少 茎が堅くなるとのことでしたが、とりあえずそのまま。

一度葉をつまんで、スープに入れたりしてみましたが
その後、この気候にあったのか、日に日に葉を広げて
プランターいっぱいに。
よーし、これは塩炒めしかない!と収穫。

Simple is the best. を念じながら 余計なことはしちゃいけない!と
心を無にして。
にんにくのみじん切りと少しの葱をおもむろに炒め、ザクザク切った空心菜投入。
青菜に塩 の法則で塩はすばやく。
茎がかなり太く成長していたけれど、甘えず、思い切りよく!

でこちら。

茎が堅いかなと思いきや 逆に意外な効果を発して
しゃきしゃき感たっぷり。大成功!

今は丸坊主になってしまったプランター。
ちゃんと次の子たちが生えてくるかしらん。
早く早く…。



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この時期になると 我が家の庭に
巣作り素材を集めに つがいの鳥さんがやってきます。

さて、おつう幼少のみぎり、サッカー教室にかよっておりました。
結構いい動きをするのだけれど、ゴールができない子だった。
新聞でサッカー指導者が書かれていた
「気の弱い子は いいパスをする」というエッセイを読んだ時、
ああ まさにこいつのことかも と思ったものでした。

でも 親としてはかっこよくゴールを決めたところも観てみたいもの。
「今度の試合でゴールを決めたら 焼き肉食べに行こう」と提案してみた。

そうしたら たまたま蹴ったボールがうまいことゴールを決めたのでございます。
それからが大変、
試合中(小学校1,2年の頃の ちょっとした練習試合ね)
「やっきにく やっきにく 今日は焼き肉~」と
それは嬉しそうに走り回っていました。
当時の彼は 実に天真爛漫だったの。

野球に転向してからも「ホームラン打ったら回らないお寿司」などと言ってみる。
でも ホームランってそうそう打てないんだよね。
おつうは どちらかというと イチロータイプのバッターだったし。
ギャラリーのみんなも「今日はお寿司だってさー」と応援してくれるけど。
ただ おつうの場合、「ランニングホームラン」というのもあったりして…。

しかしながら お勉強に関しては その手の誘いに乗らないおつう。
「今度のテストで ○位以上だったらドラムセット買ってやる」
「いい 無理だから 自分で買う」
「……」
「それとこれとは関係ないでしょ?」(と 逆につっこんでくる)

身体能力から学業成績に、子どもの評価が移行してくるあたりから
我が家では ご褒美作戦はなくなりました。

さて おつうの友達はなぜかとても優秀な子が多くて
いわゆる小学校からずっと続いている仲間は、なぜかみんな揃って都の西北。
その中に、中学の指定校推薦で高校から進んだこーちゃんというのがいます。
おつうと同じように いつもうちで遊んでいたのに
彼は学年トップで今も一番難易度の高い学部にいます(笑)

その彼。
とても 気の優しい子で、(気が弱いともいう)
小学校時代、親が奮起させようとご褒美作戦に何度も出たらしい。
しかし彼の場合、結果的に約束のヒット一本が打てなかったとすると
ヒットが打てなかったことはどうでもよくて
ご褒美のもらえるはずだったゲームがもらえないことに悲しくて
ぼろぼろと泣いてしまうので、親はとっても困ったそうな。
おかあさんは もういいから 買ってあげるからとなっちゃうそうだ。
その彼もきっと中学に入ってからは、ご褒美があったかどうかは知らないけれど
ちゃんと努力して、おかあさんたちを喜ばせたのだろうから いいじゃん(笑)

最近 子育てもやり直せない彼岸まで と、ことあるごとにつぶやくわたくしですが、
多少投資しても もう少しお勉強してほしいねぇ
と言うと、ご本人は「今までの人生の中で今、一番勉強していると思う」とのたもう。
そりゃ 今までの人生が勉強しなさすぎだったからだよ。
もう少しハードルを上げてみようよ(笑)

よそのお嬢さんが クラスで○番以内だったら髪を染めていいとか
ナントカ検定に受かったら どこそこへ行ってもいい とかといった話題を聞くたびに
わたくしはおつうを(いや アニもだけど)もう一度飲みこんで
やり直したい衝動に駆られております。
(でも それも嘘。気力体力もうないですから)

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試験のため早くに出て行ったおつうが、
トーストしたパンを食べずに残して行きました。
どうしよっかなぁ としばし悩んでから
新参者・タジン君にご登場願いまして、テキトーブレッドプディングをば。

「バナナブレッドのプディング」のイメージで。
バナナブレッドのプディング (白泉社文庫)
大島 弓子
白泉社




焼いてバターも塗ってしまったトーストを細かく切って
(8枚切り一枚と丸いパンひとつ分)
卵2個と お砂糖大匙3位とバニラ、牛乳100cc程度の卵液に浸します。

プリンの型に入れて、お湯を注いだタジン君へ。
欲張って4つ並べたら ふたが閉まらなかった(笑)ので
出来上がりは3個。
10分ほど加熱すれば出来上がり。

残ったかわいそうな子は オーブントースターで。


庭にぼうぼうと生えているアップルセージをちょっと摘んで
メープルシロップをかけていただきます。

蒸し器より気軽にできて これいいかも。



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金沢旅行の時に入った料理屋さん
「流行のタジン料理もあります」とあったものの、ほとんど認識なく。
その後、キッチン用品売り場で見かけて、興味津々。

大阪ですのこを利用した蒸し料理に出会い、
これはいいではないの!と
土鍋用の蒸し皿を購入、冬場はそれで楽しんでいたのです。

で、先日の「懲りないアラフィー」たちの旅行。
今回は なぜか「タジン鍋」が話題に。
4歳になる姫のお世話で何かと忙しいエヌ子さん。
ここのところ さまざまな調理器具をお試し中。
その中にタジンもあったらしく、すでにタジンユーザーのけいちゃんとよしこちゃんから
いろいろレクチャーを受けていた。

以前ほど調理器具に敏感でなくなりつつあるわたくしも
これにはちょっと 耳ダンボになっていました。
いや 絶対 これは我が家向きの調理器具だということは
なんとなく 認知していたもので。

で、とうとう とりあえず小さくて 失敗しても惜しくない程度の(笑)タジン鍋購入。
今一つだったら 父のダイエット料理用に、実家で使ってもいいかも…と。


さっそく キャベツともやしとチキンの蒸し鍋を。
欲張って入れると うまく蓋が閉まらないんですね(笑)
山盛りにして 日本酒とクレイジーソルトを振りかけて 加熱。


おつうがパスタが食べたいと言うので、
サイドでパスタソースを作り、パスタを茹でたあたりで タジンも完成。

これは 野菜の水分を落とさない分 丸みのある味わいです。

ヤンニョンジャンにお酢を少々、お好みで食べるラー油のたれでいただきましたが
最後は 残ったスープをたれに移して しっかり飲み干せるほど。

この手の料理はおつうも大好きなので、
しばらくいろいろ試せそうです。



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過去において「海辺のカフカ」上巻さえ読破できずに
その他いくつか挫折に終わっていた村上春樹氏の本。

今回の「1Q84」も そうなるかと思っておりましたが
アニが途中で投げたものを借りてきて、はや1か月以上。
アニはなぜか「ノルウェイの森」を読んでいるらしい。

文庫本だと 持ち歩いて電車の中で読み進めることができるのですが
この厚さだとどうしても 寝る前の読書になってしまい、
数ページで崩れ落ちていました。

最初の部分で 主人公に感情移入できず
眠りにも勝てず 厚さにかまけて放置してあったのですが
ブログ仲間が「BOOK3読んでるけど 謎が解けてきておもしろいよ」とコメントしてきたのに
火が付いて、翌日から一気読み。
(ちなみに わたくし割と速読タイプ。斜め読みともいうけれど)

となると もう続きが気になって気になって
一週間のうちにBOOK2からBOOK3へ。
昨夜やっと読み終わりました。

なんというのだろう、
BOOK2の途中あたりから もうゴールがなんとなく見えていて
なのに そのプロセスが知りたくて 読み進めてしまったと言う感じ。
あっけないラストシーンなのだけれど 読んで損したとは決して思わない。
単なる人間ドラマじゃなくて、そこにいろいろ複雑な謎めいたものが潜んでいるので
最後まで飽きませんでした。

もしかしたら 村上春樹作品は食わず嫌いだったのではと 思う反面、
この作品はちょっと今までのものとは違う読者も惹きつける という書評があった事も思い出し、
それでも 長編小説苦手のわたくしとして ちょっとした達成感が。

ちなみにこれ 映画化するとしたら…と考えると
年齢的にも キャラ的にも 天吾に加瀬くんなんていけそうだなぁと。
そのほかのキャストはまったく思いつかないんだけど…。
そうそう 婦人警官のあゆみさんには なぜか 優木まおみさんをイメージしてしまったのだけれど
いかがでしょう?

読まれた皆様、青豆さんにはだれをキャスティングします?


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「アウトレイジ」公開初日。
上映中、観に行くつもりではいたものの、ハードなシーンが結構ありそうなので
ひとりで行くにはちょっと躊躇するものが。
他の鑑賞待機作品は、それなりにひとりでもOKそうなので
朝の映画レビュー番組を見て、夫とおつうが関心を示したところでお誘いしてみた。

基本映画は割引のある日に1000円で観るのがわたくしのモットー。
この日は、通常料金になってしまうものの、
MOVIXのポイントがかなりたまっていたので、1000円鑑賞券と交換すれば
1000円で観られる。
ただ この鑑賞券、ネットで座席指定予約が取れないというデメリットあり。
まして 公開初日なので 行っても席がない可能性もあり。
夫は、800円くらいいじゃん 通常料金でいいから座席予約して観ようという。

こういうところ 変にケチってしまうわたくし。
だって ふたりで1600円、おつうも学割を使っても500円余分に払うんだよ・・・と
言いかけたところで
これ以上言うと 観に行く前に険悪になりそうだったので
ネット予約画面を開く。

そしたら 夫婦50歳割引き というのがある。
(ちなみに 二人とも50歳ではなくても どちらかが50歳以上なら二人とも1000円でOK)
なんて素晴らしいサービスなんでしょう。
これなら 水曜日を待たなくても夫がいれば 1000円で映画が観られるということが判明。

でも 夫婦ってことをどうやって証明するんだろう。
「愛人はだめなのか」
「愛人は夫婦ではない」
「おつうを差し出してこれが子どもだと言ったらどうか」
「それなら 納得してもらえるかも」と
不毛な会話をしながら 劇場へ。

結局のところ ゲートでの確認はありませんでした。
おつうの学生証提示も求められず、なんのことはなく。

で 20歳の息子と三人並んで 最新ヤクザ映画を鑑賞と相成りました。

んー
もしかしたら これからご覧になる方もいらっしゃるかもということで
ストーリー展開はお楽しみにしておきますが、
加瀬くんも椎名桔平さんもかなりかっこよかったです。

おそらく このキャストでなければ観に行くことはなかった作品ですが
最後の「やっぱりね」感だけは悪くなかったものの、
途中何度も目をつぶってしまうシーンが。
何度か繰り返していると あっ 次来る! ってわかるので
目を閉じ、意識を遠くへ飛ばし そのシーンだけスルー(笑)
カンヌで賛否両論、海外のプレスの人たちの中には
途中で席を経ってしまう人もいたというのもうなずけました。

夫「途中中だるみして 煙草を吸いに行きたくなった」
おつう「ああいう血は好きじゃない」(もともと血は嫌い)
ごもっとも。

全員悪人、という作りは納得。
で 生き残った人たちがやっぱり一番悪い奴 というのも。

北野監督のインタビューなど ここ数日拝見していると
製作意図なども分かってなるほどと思いましたが
わたくし バイオレンス系は苦手だし
ハリウッドのジェットコースター的なものでさえ苦手なので
やはり映画は坦々とした作品がいいや、と再認識。

幸い 流血シーンが夢に出てくることもなく
目に焼きついたシーンもなく やれやれですが
繰り返し発せられた「なんだコノヤロウ」「なんだバカヤロー」だけが耳について
未だに離れずにいて困っております(笑)


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ひとさまの子育てについてあれこれ言いたくないのだけれど
ちょっとひとりではもてあましてしまいそうだったので こちらでちょっと・・・
お付き合いくださいませ。

幼児~の学習塾で仕事をしていると
PTAで学校へ行くのとはまた違った意味で いろいろな保護者と出会います。
まあ わたくしの手伝っている塾は オーナーの個人色がかなり強く
くせのある場所なので 保護者の中にもくせのある方が多いのも事実。

2~3年くらい前でしょうか?
とっても強いおかあさんとその息子が入会。
子どもは幼稚園の年中さんくらいだったかしら?
とにかく おかあさんは小学校入試に向けて必死のご様子。
子どもの方は、その気は全くなさ気だけれど
好きな分野についてはとことんこだわりそうな、決しておバカさんではないタイプかな?
(ちなみに わたくしの職場は受験塾ではないです。
どちらかというと 受験などに目もくれず、根本的な学習力をつけましょう という塾)

小学校受験の場合、子どもがそのつもりになるのは
ほぼあり得ないことで、親がどれだけ頑張れるか、
また 親がどれだけ子どもをその気にさせるか ということでしょうね。
悪く言えば 親がどこまで子どもを追い詰めることができるか?とも言えるような(笑)
(関係者の方がいらしたら失礼)

・・・で先の親子。
とにかく おかあさんが短気。すぐ 怒る 手をあげる。

(自慢ではないけど わたくしも短気でずいぶん子どもに手をあげたことがあるのは
この際若気の至りということで なかったことにしておきます)

子どもがちょっとうるさくして ちょっと注意されると飛んできて
耳を引っ張る つねる 叩く しかる。
その目が尋常ではない。

最初のうちは 強気だった子どもも 
だんだんおかあさんの表情に怯える。

教室でそんなバトルが催されたのち、
「全国模試で上位に入ったので受験一本に絞ります」
と 塾をおやめになった。
(内心 ほっとしたのは言うまでもない)
あの 口汚く子どもを罵るおかあさんが こなくなるだけで
他の生徒のストレスもかなり違うはずだから
オーナーには悪いけど、やれやれ という感じでした。

そして時は流れ、その親子の名前さえもう忘れてしまった。
(最近 人の名前が覚えていられない)

先日 仕事帰り、近くにある学習塾の前で信号待ちをしている
わぁわぁ泣き叫ぶ小学生男子の首根っこを捕まえた母親が歩いてくる。
(ああ 塾に行くのが嫌なんだろう)とちらりと見ると
口汚く子どもを叱りながら来る その声に聞き覚えが・・・。
ひぃひぃ言っている子どもの叫び声にも聞き覚えが・・・。

あの親子さんでした。

驚いて 振り返りガン見しているわたくしに躊躇することなく
学習塾のドアを開け、子どもを押しこむ。
先生の方へ子どもを行かせるも、どうも厭らしく戻ろうとする彼を捕まえ
しまった扉の外に聞こえる大きさで ばちーん とビンタの音。
また そこで 口汚くののしる声・・・。
ガラスの扉なので 全部お見通しだぃ。

信号変わってもしばらく渡れませんでした。

そして 昨日。
また 仕事帰り。(8時過ぎ)
ふらふらとリュックサックを背負った子どもが ひとり道を歩いているのを発見。
よく見ると 彼でした。
今日は塾が無事に終わって帰るところなのだろうか。
それとも 脱走したのだろうか。

声をかけたい衝動に駆られながらも
実は名前を忘れてしまい (多分名前を覚えていたら ××ちゃん!元気? 
などと絶対声をかけていたのだろうけれど)
無事、通りを横断するのを見届けて その場を去りました。

しかしながら
あの子 このまま あのおかあさんと暮らしていって大丈夫なのだろうか。
今はまだ 「おかあさんに嫌われたくない」一心で暮らしているのだろうけど、
いつかきっと 金属バットの登場が待っているような気がしてならない。
いや これは 幼児虐待にならないのだろうか とまで思ってしまう。

今度 まだ彼らに会ったら わたくしは一体どうするのだろう?
声をかけたところで 何も解決にはならないのは承知で 
明るく「元気でしたか?」などと 白々しい挨拶をするのだろうか?

それよりもなによりも その日のために
彼の名前を思い出しておかなければなりません。



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想像の中だけだった「秘密の花園」が
かなりリアルな形で再現されたローズガーデン。
子供のころ夢に見たその世界は印象的だったものの
その話の内容がどうも怪しい。

ということで 早速検証をば。
で はりきって借りてきたのが こちらの原書なり。

と言うのも、わたくしが読んでいたのは
少年少女版だったので、かなりシンプルな作品だったの。
その印象が強くて これなら原書で行けちゃう?と…甘かった。

「若草物語」や「赤毛のアン」も小学生~中学生向けのものを読んだ後
文庫版になっている完全版を読むと
なんて細部描写が細かいんだーと驚いたものでしたが、
これもそうだった…

ということで 一緒に借りてきていたこちらで一気に復習(笑)。

表紙はアニメチック(NHKでアニメ化されたときに 再版されたものらしい)ですが
内容は古色蒼然、初版は昭和24年版。

昔はこんな文庫本ばっかりだったなぁと思いだす。
文字は細かいし、印刷は時々かすれてるし
フォントサイズが時々平気で変わっていたり、
文字間、行間も実にフリー…。
さらに直訳された部分が 傍点だらけで意味不明だったり(笑)
(改訳版を借りてくればよかったと ちと後悔)

でも やはり当時のイギリスの風景など
古典的な訳のほうが イメージが膨らんでいきます。
もし これから読まれる方がいらしたら できるだけ古いものをまず読んでみて!

記憶の中で印象的だったシーンがいくつか。

主人公メアリーが 引き取られていく伯父さんの家へ向かう途中
荒野を馬車で走りながら
「ここは海?」といったシーン。
このあたりは 挿絵で理解していた気がしますが
今回文章だけで読んでみて、まさにその風景が目の前に浮かんでくるようでした。

そして くいしんぼpさんらしく
お話のなかで登場する 異国の食べ物(おかゆ(オートミールと思われ)や軽焼きパン(おそらくスコーンかと))を思い浮かべ、
花園の中で 石を組んで窯を作りジャガイモを焼いて食べるシーン!も。
(本当に悲しいかな 昔から食べるシーンばかり読んでいたの)

このお話の主人公メアリーも 当時の作品のご多分にもれず
外見にコンプレックスを持つ少女。
これは当時の定番というか これがあったからこそ
多くの少女が惹きつけられたのでしょうね。

なんだか 花園の鍵をあける瞬間、自分も一緒に封印を解いているような気持に。

子供のころ心ときめかせた小説たち。
今読んだら 新たなる発見があるかも。
しばらく 時代に逆行読書がブームになるかも。

といいつつ 途中で挫折している村上春樹はどうする?って(笑)



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宿についてエレベーターで案内をしていただいている間もうるさいわたくしたち。
たまたまその時は 「松田聖子のデビュー曲はなんだったのか?」
記憶が薄くなり始めている一同 勝手なことを言い合う。
エレベーターの中で小さくなっているスタッフの方に(笑いをこらえていたのか?)
「知ってます?」とふってみる。

「・・・いや~その頃私小学校2年くらいだったから」
「・・・」
「あっ でも松田聖子は知ってますよ、近所に女の子ばっかりだったから
真似するのを聴くお客さん役をやってましたから」
「そーか…」
(突然大人しくなる女たち)
エレベーターから部屋までの距離が微妙に長く感じられたのは
彼だけではなかったような気がする。

さて 「秘密の花園」と聞いて 松田聖子を連想する人、
バーネットの小説を思い浮かべる人、ドラマを思い出す人、
あなたはどれ?

今回は観光地っぽいけれど ちょうどピンポイントでいい時期に来ているのだからと
アカオハーブ&ローズガーデンへ行ってみることに。

熱海駅からバスで15分ほど。
錦ヶ浦の岸壁を望むひと山が、ちょうど今はバラの花がまっさかり。

ちょろちょろっとバラの咲いた通路を散策する程度だと思っていたら
バスで山頂までぶーん、その後ゆっくり花の咲き乱れた山を歩いてくるという
なかなか素敵なひと時でした。
もちろんバラだけでなく、季節の花々がいいように混ざっており、
ローズウエディングなどもできるとのこと。
(これはかなり賭けですね この時期は)




こちらはバラのアイスクリーム。
バニラアイスに ローズジャムをかけただけのものですが
ジャムがかなりリッチなので、美味しい。


最近 淡い色、パステルトーンのようなバラをよく見かけますが
真っ赤なバラはやっぱり正統派?と言う感じで 目を惹きます。


花びらの外側に向かってグラデーションで色づいていくのは とても好み。
もともと 美術で絵を描くとき、唯一わたくしがこだわった(こだわることができた?)のは
グラデーション。
水彩でぼかしていく作業が好きでしたね。
トールペイントをしていたころ、筆の外側と内側で絵の具の色を変えて描いたバラが好きでしたが
このピンクのバラなんてそんな感じ。
とても清楚で好きです。


気持ち的にやはり「ピンク」だったのかも?


気が付いたら ピンクのバラばかり撮っていました。


そして 上りのバスの中で見かけて わくわくしてきたのが
「秘密の花園」。
もちろんわたくしは、バーネットの「秘密の花園」派でございます。
(でも そのストーリー かなり忘却の彼方に飛んでいるようなので
近々図書館で借りてこようと思います)


この生垣で作られた入口、ほぼ、子供のころ読んだ本の挿絵のイメージ通り。
(強いて言えば 入口はもっとツタに覆われていて
錆びた鍵を使ってそーっと開けるというものだったと思いますが)


門をくぐると 色とりどりの花が満開でちょっと別世界。


こんなレンガの小道も 十分すぎるくらい萌えポイント(笑)

やたらにはしゃぐものだから、「もういい?堪能した?」と聞かれてお名残り惜しいけれど。


このたび最後のお食事は(やっぱりこれだ)ガーデン内にある、Mille Fiore
錦ヶ浦を一望できるロケーションはいいのですが、
階下のバラグッズ売り場かはたまたトイレの芳香剤か、
食事中にちょっと人工的な香りが漂ってくるのが残念。


こちら わたくしのいただいたボンゴレベスカトーレ。
うーん、ハーブが沢山入っているのですが、シーフードは明らかに冷凍だし、
もう少しジューシーなものを予想していたせいか 星は今一つかも…。
締めくくりにはちょっと残念。

無理なく無駄なく二日間を過ごすことができて
疲れも翌日に残すことなく、大人の休日?
帰りは 小田原から湘南新宿ラインで最寄り駅まで乗り換えなし、という便利さ。

しかしながら 心残りは宿からのオーシャンビュー。
あくまでも、懲りない我らはこれにこだわり続ける!(笑)

ということで、秋には再度 熱海レポートをお届けできると思います…。

ちゃんちゃん♪







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シャッターの降りている店舗も多く、
前回の梅まつりの時期よりは人気も少ない熱海界隈。
画像は 起雲閣へ向かう途中見つけた、「熱海っぽくない窓」(笑)
サンタフェふうでもあり わいちゃん曰く「ベトナムっぽい」
なぜかバラの花一輪で きゅっと締まって見えます。

さて 保養所という感覚で行くと嬉しい裏切りの待っているこのお宿。
残念ながら 今回もオーシャンビューは望めず。


しかしながらお料理は 月替わりで楽しめるため、
今回も新しい発見がいっぱい。
一貫したコンセプトはあれども、お味も見た目もとても新鮮に。
(参考までに前回のお料理はこちら
ちなみに 学習した女たちは、今回は舟盛りは頼みませんでした(笑)

5月の終わりということで 端午の節句の名残りのあるお料理。

さくらんぼ酒
先付(右手奥)春野菜果実酢にて 独活 蕨 蟹 キゥイフルーツ ラレシ
前菜(左奥) 穴子と大葉の絹田巻き つるちまき 竹の子合鴨挟み ホタテの羽二重蒸し ミニサクランボ
向付 (手前) 初鰹 車エビ 一口鮪 


煮物 生春巻き包み あわび茸 きぬさや 銀餡


鍋物 牛すき焼き (水菜 榎木 長ネギ うどん 牛肉 ごぼう)


焼き物 銀だら西京漬け きゃらぶき

揚げ物 ポテトチーズ 椎茸 サボテン (画像なしです)


デザート グレープ炭酸の二層ムース 柏餅

前回も感じたのですが 煮物がとても美味しい。
献立にはなかったのですが 白身の魚を揚げたものに甘酢あん というのも一品ありました。
これも唸ってしまう美味しさ。

そして カツオのたたき。
季節ものなのでおうちでも何度か登場しますが、
どうも 生臭くてわたくしはあまり食べません。
(男性陣は喜んで食べますが)
しかしながら 今回のかつおは 薬味も生姜だけなのに
まったく臭みなく、とろけるような美味しさでございました。
やはり 友達もかつおは食べるけど 臭みがね と同じようなことを言っておりましたし。

すべてしっかりいただいて満腹。
前回、よくこれで舟盛りのお刺身を食べたね と自分たちのことながら
ちょっと驚いてしまいました。

これで夜のおやつは全くなしでOK。
やはり目で舌で感触で楽しむお料理は、お腹のもちも違います。
自己満足ながら こうして画像で残しておくようになって
さらに楽しみが増えたような気がしています。


こちらは翌朝の朝食。
和食 洋食が選べますが、当然和食を。
朝から こまこまと一口ずつ味を換えながらいただけるご飯は最高です。
今回は添えられていた 焼き生姜(焼いた生姜をしょうゆとかつおで煮たものらしい)が
丸くていいお味だったので 生姜好きおつうにお土産に購入。

さて 外は曇り空ですが 傘は要らないようなので
懲りないアラフィーたちは 薔薇の園へ出かけることに・・・。

もうしばらくお付き合いください。


余談ですが…いつもは誤ってページバックなどしてしまうと消去されていたブログの編集画面。
自動保存ができるようになったみたいですね!
このページ 散々入力した後、間違って戻ってしまったら
なんと 復旧できました。 すごい! gooさん!(笑)



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