散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



年の離れた従弟が先日めでたく結婚。

場所は わたくしがン十年前に結婚式を挙げた某ホテル。
そして その従弟は、披露宴でエレクトーン演奏を披露。
(ちなみに 当時音楽教室勤務だったわたくしの関係者が
多数列席して下さっていた)
ずいぶん後になってから 彼から当時のプレッシャーについて聞いたけれど
その彼が今度は新郎として。



この間に結婚式事情もかなり変わってきて、
いや もちろん わたくしたちの頃もずいぶんフリーダムになってきていたとは思う。
結婚式については 慣習に従うとしても
なんとか披露宴では自分たちらしさを出したいと思って
それぞれ、話術の長けた先輩がいたので 司会者をお願いしたり
わたくしの同僚にもブライダルのプロが何人もいたので
BGMはわたくしの選曲で ピアノとエレクトーンのデュオをお願いしたり。

でも それはちょっとした演出であっただけで
結婚式に対しての意識は昔のままだったと思う。



手元に届いた結婚式のご案内も 両家の親の名前ではなく 本人たち。
仲人もなしで 人前結婚式の際、列席者の代表として友人がサインをしたり
なによりも 家と家との結びつきをお披露目するというよりも
新郎新婦が ある意味ホストとなって 披露宴を作ろうという形に変わってきているのを感じた。



それでも 彼らは三十台も半ばを過ぎ、
同じ世代の中でも 堅実で常識も重んじるタイプなのではないかと思う。
それゆえ 列席者にも伝わるものが多かったのではないかしら?



あ、このスープに添えられた 焼きクレープみたいなの、
クミンやコリアンダーなどのスパイスがぱらぱらふりかけてあって
とてもスパイシー。不思議なお味。
コンソメは もう何十年も変わらない定番のコンソメなのですが
これのおかげで なんとも新しいスープに。



季節感のあるフレッシュなイチゴのウェディングケーキ、いいなぁ。

自分が小さいころ出席した披露宴の想い出があるのか
当日は 新婦親戚のおチビちゃんたちがいろいろと活躍する場面も。
小さい子を参加させると時間が押したり 間が開いたりというリスクもあって
わたくしのときも 司会の先輩から割愛できないかと言われたけれど
こどもは実にこういう時いい仕事をしてくれる(笑)



本人たちのプロフィール映像なども 
ほほえましいやら 和むやら。

そして 最近はついさっき終わったお式の映像まで
披露宴の最後に編集されて 見事なエンドロールまで付いてみんなで鑑賞。



エンドロールと音楽って 涙を誘う禁じ手だと思うなぁ(笑)

いやいや それのせいだけでなく
久々に出た結婚式、すごくよかった。
わたくしは年齢的にもそして 
緊張することもなくリラックスした立場での出席だったのもあるけれど
お料理も堪能してしまったし。
そしてなにより新たにスタートを切った二人の門出を
ゆったりとした気持ちでお祝いできたのが なにより嬉しいと思えた一日。

お幸せに。

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いつも宵っ張りなのにこの日はずいぶん早くに就寝。
そのせいで 明け方目が覚めたら眠れなくなりました。
5時過ぎに お風呂に入って二度寝しようかと思いましたが意外に眠れず。
そのまま 荷物整理したりしながら朝食になりました。

母は和食、わたくしは洋食にしました。
前日の教訓から それぞれ食べたい方を選ぼうと(笑)



どちらかというと やはり和食の方が充実感があるかしら?
藁苞入りの美味しそうな納豆を見ると心が揺らぐ。



でも ホテルの洋食はやはりオムレツで。
自分じゃうまく作れないものはお外で。



蒸し野菜も バジルソースとバッファローソースがメリハリ効いていて美味。



パン類は比較的ノーマルでしたが 添えられていた檸檬バターと
ホイップバターはとてもマイルドで美味しくて
パンを食べるというより ジャムやバターを食べるのにパンを使う。



サテ

鬼怒川温泉→日光 というのはガイドブックなどではひとくくりですが
電車を使おうとすると 下今市での乗り換えが必要でした。
ホテルの方は直通バスをすすめてくださったけれど
わたくしたちは鉄子に徹することにしました。
電車の時間まで 一時間ほどありましたが 駅前のお土産物屋さんなどを見ながら
時間を潰して 少し早目に駅に行くと
あれ?「東武日光行き」の電車がアナウンスされている。
聞いてみると AIZUマウントエキスプレス という会津鉄道乗り入れの電車が
直通便を走らせているのを発見。
ちょうど止まっているそれに飛び乗ったら バスだと1時間かかると言われた日光までが
30数分で着いてしまいました。
これはとても便利、覚えておこう。



日光東照宮は 改修中とはいえとてもカラフルな印象で
空気感が 去年行った伊勢とはかなり違う。
伊勢神宮は 宮内に入った途端、凛とした空気が横切るような感じがしたけれど
日光東照宮は 何が違うと言われてもうまくいえないが
曲線的な空気を感じる。



木々に宿る力とか



苔むした灯篭とか

そんなものからも力をいただこう。
わたくしがみつけるのは いつもそんなものばかりだけれど
自分だけの絵葉書を作る。



あ、でもこれはやっぱり残したいな。



まだ雪がたっぷり残っていて 除雪の風景も。
道はまだぐちゃぐちゃしてる。



二荒山神社は ぐっと地味だけれど
ちょっと伊勢と似たような空気を感じたり。

今回は欲張らず 世界遺産巡りバスにて山を下りたあとは
特にノープランだったけれど 街道沿いにお店が多く立ち並ぶ
神橋で降りて 次のバスが来るまで日光駅方面に歩いて行くことにしました。

ここはこの橋だけ渡るのに関所があるのだが
ほんとうにそれだけの地味なスポット。
わざわざ通行料を払ってわたる人も少ないようで
みんな道路から橋を撮っている。

確かに 画的には離れたほうがきれいだけれど…



でも 世界遺産だし一度渡っておこうと一方通行の橋を行って帰ってくる(笑)



雪の残った川沿いの風景が 橋の欄干から見えるのもなかなか。



橋を境に川の上流は白いしぶきを上げた早い流れなのですが
橋の下は 水深が深いのか緑の色も濃く、
ここで勢いをなくした水は この後は緩やかに流れていくようです。

街道沿い、日光金谷ホテルのたもとには
有形重要文化財になっている お土産物屋さん。



時が止まったような建物です。



こういう時間旅行ができるのも先人たちのおかげ。
わたくしたちは 後になにか残すことが出来るのだろうか?

こうして今回の旅はおしまい。

この次は どんな母娘旅を企画しようか。

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この宿泊プランが ジョン・カナヤからの招待状と銘打ってあるように
お食事はダイニング・ジョン・カナヤでの金谷流懐石になります。

出発前にどうしてもお食事の内容を予習してしまう貧乏性なので
一通りの知識を頭に入れてあるものの
ちょっと気取ったホテルのサービスの中で 
どんなものが出てくるのか 心地よい緊張感を楽しむことが出来ます。

ラウンジでのアミューズから始まって
まずは小さなスプーンの中に詰まった いくつもの食材に感動。

ダイニングに移ると 大谷石と日光杉をつかったプレートに見事な前菜。




日光杉大谷石鬼怒川の宴
桜豆腐 山菜づくし 蛤と菜の花の唐墨和え 
那須鶏と根ミツバの葉山葵かけ 八潮鱒五穀米握り寿司
蟹袱紗焼き 道明寺饅頭 ドットはバジルソース。
ほんのちょっとずつ の贅沢。唐墨ってこんなにおいしかったっけ?




雪見月の頃
エビ桜新丈白魚散し
日光湯葉と旬海鮮の盛り合わせ地場野菜を添えて
これには お醤油のジュレがついてきていてとても美味しい。
天然氷で作った器が やっぱり素敵。



極選 (どちらかを選びます)
金谷オリジナル和風ビーフシチュー 大根が入ってます。お肉はとろとろ。



旬魚の抹茶しゃぶしゃぶ

これ、余計なお世話かもしれないけれど
もし今度いかれるかたがあったら お連れとシェアしようとか半分ずつ食べようとかしない方がいいよ。
自分の食べたい方を素直に選びましょう。

というのは ビーフシチューはそれなりにこってりしたうまさ。
抹茶しゃぶしゃぶは あっさりと頂くので
半端に両方口にすると はっきり言って後悔するかと…。
どちらも美味しいので ご注意ください。

このあたりでかなり満腹感。 もういいかしら?と思いきや
素敵な口直しが投入されます。



あまおうの中に練乳がい込みになっていて 更に冷凍してある口直し。
これ一粒で ここまでの美味しさをリセットしてくれます。

焼き物は 

たけのこと油鰈の西京焼き。
包み焼きになっていて じゅうね味噌がとても美味しいです。



煮物は 予習で楽しみにしていた
金谷鮮冶が愛した 卵と雲丹のシンフォニー和風仕立て
 ~マッシュルームソース サバイヨウンソース



茶碗蒸し的なものを想像していたのですが 温泉卵にうにソースをかけて焼いたもの。
美味しかったのですが なにがなんだかわからない庶民の味覚のわたくし。



冷皿
寄せ野菜の美味なる集い
野菜のピューレを寒天で固めた実にオサレなお料理。
わさびソースや紫蘇のジュレで頂くのですが 冷たく上品で。



日光滋養米を小さく結んだものとお澄ましなど。
もうご飯要らない と言っていた母も結局全部食べました。



金谷オリジナルとちおとめのパフェ
言わずもがな 量も適度で納まります。

普通はここでコーヒーが出て終わりなのですが
こちらではラウンジに戻って ショコラのワゴンサービスがあります。



さすがにもう沢山は食べられませんが しっとりしたその日のショコラなどを頂くと
なんと食事開始から2時間もたっていたことに気づきました。
お酒を飲む習慣のないわたくしたちは 実に早食いで
この日も運ばれるものを次々にたいらげる という表現がぴったりでした。
それでも 待たされる感もなく もてあますでもなく
当然のように2時間かけて ゆっくり食べていたのだわーと
ふたりで驚きを隠せませんでした。



渓谷側の暗い窓には 部屋の中のステンドグラスと庭の電飾とが
白く浮かび上がった木と交差して
どちらが外でどちらが内なのかわからなくなる幻想的な画のよう。

翌日の朝食は 同じテーブルでも和と洋好き好きに選べるとのこと。
これまた期待を持って翌朝に臨むことができます。

更に お部屋に帰ると 小さなお結びが用意されていて
まさに夜食、寝る前にひとくち頂けるというサービス。
とても要らないわ といいつつ 結局寝る前にしっかり食べた。

これで当分粗食で暮らさないとばちがあたりそうと言いつつ
早々と寝入るのでありました。

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昨年この時期に 母と初めて旅らしい旅をしました。
まとまった日程が取れたので 所用も含めて4泊。
伊勢 奈良 大和高田 京都と回り 
勝手に古き良き建物に泊るというテーマを掲げて
素泊まり リーズナブルかつ歴史的に価値のありそうなお宿を選びました。
要するにいつものことですが いい窓のあるところです。

ちょっと日程に欲張りすぎて 最終日は母が疲れてしまったので
今年もどこかへ ということになった時
一泊分しか日程が取れなかったのもあり ゆっくり一泊しようとなりました。

ゆったり…というと 客室露天ぶろ付き部屋食 ということになりますが
以前にも書いたけれど 個人的には大浴場 お食事は部屋でなく というのが好き。
今回はホテルだけれど旅館的なくつろぎ方もできそうなところを選びました。

電車だけで行かれる所(母も私もバス移動が好きでない)というキーワードもあり
駅前直温泉街 という鬼怒川へ行くことに。
こちら 新宿方面から大宮などを経由して直通便があるので
母も私も ゆっくり出発早目の帰宅ができるうえ乗り換えも気にならない場所です。

この便を活かして かれこれ8年ほど前
当時0歳児だった礼子姫と 初のお泊り旅行に行ったのもこの鬼怒川です。

春を前にちょっと閑散期にあたる時期なので
フォトジェニックな風景が見当たらず、
初日到着後 ホテル付近を散策するも 枯れた林や
ちょっと曇りはじめた渓谷ばかり。



碧みを帯びた渓谷は 緩やかで
行き交う人も少なく でもちょうど春めいた風は 温かで。



人のいない温泉街で見つけた ちょっとおもしろ張り紙。

以前来た時より お土産物店などは増えていた感じで
流行りのバームクーヘン店もできていました。



バームクーヘンの実演は見ていて楽しい。



翌日日光へ行く予定でいるので お土産は買わないで算段だけ付けておきます。
せっかく選んだホテルなので この日はホテルステイを楽しもうということで
そうそうにチェックイン。



ゆったりとしたラウンジでまずは ほっと一息。



鬼怒川金谷ホテルは 昨年リニューアルしたとのことで
お部屋の中もバリアフリーになっていたり、
ipod doc付きのオーディオに 緩やかなBGMのCDが用意されていたり
アロマディフューザーの用意があって香りが選べたり
枕も羽根枕やテンピュール、蕎麦枕などがチョイスできます。

旅行に行くと 枕が合わない人なのでこれはすごくうれしい。
さらに 布団のマットも点で支えるタイプだったので 久々に寝起きがよかった。
(家ではスプリングの弱ったベッドマットに寝ているので いつも腰が痛い)



こんなところを何故に撮る?(笑)という感じですが
ガラス張りのベランダにクロッグスが置いてあるのも新鮮。
夏場は 渓谷を見ながらゆったりできそうです。

さて お風呂の後はこれがメインと行っても過言ではない
ジョン・カナヤでの東敬西讃の 金谷流懐石です。


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ご無沙汰しておりました。
なんと2月は一度も更新しないまま過ぎてしまいました。
まさに月刊pとなってしまった2014年の始まりです。

また我が家にも変化が訪れる季節になり
冬眠から覚めて つらつらと綴っていきたいと思います。

最近お気に入りのお菓子が 「焼きみかん」というドライフルーツ。
みかんの房を焼いて砂糖がけしたようなお菓子。
もともとは みかんを火鉢で焼いて食べるというルーツらしく
ググってみると 色々な焼き方を知ることが出来ます。

焼きみかんと一緒に写っているのは
最近やっと「快心の一作!」に近いカップ。
少しずつ土の配合を変えたりしながら8個も作ってしまいましたが
思っていたような仕上がりが嬉しくて 毎日使っています。

そして それに触発されて生のミカンを焼いてみた。



トースターでじっくりじっくり焼いてみました。
水分が飛んだ分 お味は濃いような気もしますが 
みずみずしいのを食べたほうがおいしいかも…と。
もっといい方法があるのかもしれない。
いまのところ ドライフルーツ様の焼きみかんに軍配が上がります。



こちらは おつう作 あんかけ炒飯」
あんかけ料理を得意とする彼の 「快心の一作」(笑)
卵だけの炒飯を作り 白菜と葱 冷凍庫の中でこちこちになっていたひき肉で
あんかけを作りかけるもの。

彼曰く 手順は順守。ということで
いわゆる化学調味料は使わず 醤油や酒、塩コショウなどの定番調味料を
少しずつ使いながら 味を作ります。

これがおいしいのだー。
今回は特に 味が決まっていて その前の週に行ってきた中華街の炒飯よりうまいと
本人も豪語しています。

カレーもちゃんと食べてました。




最近ちょっと始めたおけいこごとの帰りに
最近マイブームになりつつある西荻窪で立ち寄った
オーケストラ」のチキンカレーとキーマカレー。
スパイスの使い方が最近の我が家に似ているのか
食べた後 なんだかおうちにいるみたいな感じがしました。

お店の雰囲気も最高によくて
ぼんやりと窓を見ていると とても安らぎます。



そしてこちらのお店、なんと言ったらいいのか
カレーが作られる動作が ひとつひとつとても丁寧。
もくもくとカレーを作る店員さんも個性的で
BGMもなんだかノンジャンルといった感じで面白かった。



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