散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



わたくしの実家をご案内いたしますわ…おーっほっほっ(笑)


以前から アンテナが反応して行きたいと思っていた「起雲閣
熱海駅から20分ほどのところにある、広大なお屋敷でございます。

1919年、内田信也氏がお母様の療養のために建てた別荘が始まりとなります。
実業家として大正~昭和にかけ、活躍したということで
その建物は贅を尽くした造りです。
おもにこの時代は 和室の充実期です。


この和室に使われているガラスは、
ゆらゆらと歪んで見える典型的な日本ガラス。



もちろん大正~昭和の建物と言えば わたくしの萌えポイント。

その後 1925年 根津嘉一郎氏がここを取得し、
(意外に早く手放されたのね)
ローマ風浴室やアールデコ調の洋間などが増築されます。
内田氏と同様、当時の実業家で、ローマ風あり 西アジア風あり
ヨーロッパ風ありと、ちょっと節操がないんじゃない?と突っ込みたくなるくらいの趣味の良さ(笑)
それでも 後に文豪たちが執筆活動のために滞在したと言われる、その建物オーラはじんじんと。


窓のからの風はさぞかしさわやかだったことでしょう。



窓にも天井にもステンドグラスを多用した タイル張りの洋室。
このガラスもタイルも当時の一流の職人さんたちが関わったものだそうです。


このタイルは まさに萌え~♪




こちらはビバルディの「四季」が似合いそうな(イメージ貧困)食卓?
ちなみに玉姫というお部屋です。


部屋を仕切るドアも どっしりとしたもので統一。
ごつごつした質感で存在感いっぱい。

群馬、四万温泉にある「積善館」を彷彿させるようなローマ風浴室。
これ、観たかったんだ~


冬場はかなり寒そうですけれどね。

味のあるカランも 近くまで入れなかったので望遠で撮ってみましたが…わかるかな?

この建物は昭和に入って1947年、桜井兵五郎氏の手に渡り、
旅館として開業、太宰治や山本雄三、志賀直也 尾崎紅葉などの文豪が好んで滞在したそうです。



順路通りにまじめに見学するほかの3人に対して、
団体行動とれず、勝手にうろつくわたくしですが、最後は起雲閣まえの甘味どころへ…


(少々ピンボケです)

こちらはとても愛想のよいマスターさんのいる「福屋
クリームあんみつをいただいたのですが、このあんこは白餡にオレンジピールの入ったもの。
バニラアイスと相性がいい新製品ということで 新製品にも弱いわいちゃんとわたくしはこちらを。

しろあんのあんみつは初めてでしたが、ほんのり柑橘のピールの味とアイスクリームと相まって
さっぱりした美味しいあんみつでした。

前回は雨で何もできませんでしたが、
今回はかなり充実の初日を過ごすことができました。
チェックインにもばっちりのお時間となりましたので お宿へ向かいます。




コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




前回の熱海旅行は 生憎の雨模様で
白濁した山中で不完全燃焼だったわたくしたち。

懲りない4人組が再度訪れた熱海。
気象予報は悲しいことに曇り→雨?
(梅雨時に計画する方もする方ではあるけど)
もう6月の声を聞かんとしているのに なぜかコートが必要な寒さ…。

せっかくリーズナブルなお宿に泊まれるので
交通費ももちろん有料特急など使わずに、湘南新宿ライン→快速アクティーの乗り継ぎにて
現地到着。
前回は雨がひどくて 駅前の足湯につかるのも儀礼的に終わったため
今回はしっかり堪能。
30分近く浸かっていたかも…(待っていた方もいらしたかも ごめんなさい)

しかしながら 足湯の効果というのは噂に聞く以上。
ここに着くまでに 冷え冷えだった私の足先は
ぽっかぽかで 足取りも実に軽くその日の行程を過ごすことができました。

まずは 恒例のお昼ご飯探し。
今回もノープランです。

熱海銀座を歩きながら 一同足湯でかなり空腹感を訴えており、
それでも 妥協はしないぞ の眼力で 美味しそうなお店を探す。

本線からそれた所に見つけたのが 場所的には実に穴場的な「割烹 大にし
アーケードに小さく掲げられた看板に「限定50食」と書かれた定食に
「限定」の文字に弱いわいちゃんとわたくしが反応。


まったくの予備知識なしに 4人なら怖いものなし で入ってみる。


入るなり、入口付近には今は使われていないと思われるカウンター一式。
奥は薄暗い、ちょっとひなびた感じの飲み屋さんふう。

定食は お刺身 天ぷら 煮魚 とあったので
うっかり3種類とも食べられるのかと思っていたら
この中から1品選ぶタイプでございました。
もたもたしていると 女将さんに叱られます(笑)

おひとりで仕切っておられるので 愛想はありません。
なんだか怒られているみたいですが、お客さんは次々と訪れます。

わたくし、自分ではなかなか満足いく仕上がりにならない煮魚を。


お隣の方が一足先に食べているのをちらりとみると
真っ黒な煮汁に 金目の目玉と何やら四角い物体。

こんにゃくかな?
と思っていたら なんと 絹ごし豆腐でした。
煮魚に 焼き豆腐を入れたりすることはありますが
柔らかい絹ごし豆腐。
お箸を入れると3分の2くらいまで 煮汁が浸みていて いいお味。
金目も半身で実においしい。
この色なので さぞかし濃いと思いきや しょっぱくなく
コクのある感動の煮魚でございました。

お恥ずかしいのですが わたくし、魚を煮るのが苦手。
煮すぎてかちかちになった鰈や、しょっぱくて食べられない金目など
過去に背負うキズ多々あり。


こちらは お刺身定食。
桜海老とアジ、鮪です。
それぞれ 1050円。
ご飯はお変わり自由です。

普段米粒はあまり大量には食べられませんが、
煮魚の煮汁をかけて いただくと予想以上にいけます。

どうしても旅館やホテルでの夕餉は豪華になりますので 
お昼は美味しいものを軽く と言う方にお勧め!
また 熱海のお気に入りができました。

ちなみにこのお店。
帰ってきてから調べてみると 女将さんのことがクチコミにかなり登場していますが
それもなんだか らしくて好感のもてるお店でした。

さてさて 懲りないアラフィーたちの週末。
またしばらくお付き合いくださいませ。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




めっきりお菓子作りから遠ざかり、
一時は朝起きると、今日は何を作ろう?くらいに思っていた時期も。
その頃は 子供たちを送り出し、掃除洗濯しながらオーブン仕事もしていました。

たまにむくむくとやる気になるものの、
あれがないこれがない と手際の悪いこと悪いこと。

今月のノルマがほぼ終わり、あとは印刷にかけるだけとなったので
お昼で上がらせてもらった午後、
これといって予定もなかったし、妙に甘いものが食べたくなり
重い腰をあげることになりました。

とにかく「甘いもの」が食べたし!

と言うことで カロリー無視でフロランタンを。

これは 浜松時代、友達が教会のバザーに出店するために
毎年焼き菓子をお手伝いしていたころ
大量生産が可能なのと 日持ちがするということで毎回登場していたもの。
今になっても このお菓子を食べると 彼女のことを思い出しております。

見た目はちょっと面倒臭そうですが
実はもともとは オーブン皿に生地をばばーっとダイナミックに広げ
軽く焼いた上に はちみつ バター 砂糖 生クリームという
増量系4姉妹を煮詰めたものを 投入し、さらに焼くだけ。


熱々のうちに ざっくり切り分けて保存すればOKという
デイリーなおやつです。
バザー用には 大きめに切って、セロファンで包むとそれなりに見栄えもして。

おうちでは タッパーに入れて 食べ放題。

今回は少し生地を残しておいて
菊型で抜き、マフィン型に押し込んでから焼いてみました。
半分はキャラメルではなく、クランベリーのジャムがあったのでジャムタルトふうに。


できたての熱々も美味しいし、
しっとりした翌日のもなかなかいけます。

生地は
製菓用マーガリン(バターでもOK) 200gに対して、
砂糖60g 卵2個 薄力粉300gを順番に混ぜていくだけ。
柔らかいのでまとまりやすいです。
ラップにくるんで 冷やしたら オーブン皿に広げて200度で15分。

一つ一つ焼くのであれば
菊型(コップなどでもOK)で抜いた生地を
プリンカップやマフィン型に押し付けるように入れて同様に焼いてから
キャラメルやジャムをのっけます。

さて 甘いものを「スイーツ」と呼ぶようになったのはいつごろからでしょう?
実のところ わたくし、どうも「スイーツ」と発声するのに いまだ抵抗が…。
「ケーキ」「焼き菓子」「お菓子」の方がどうもしっくりくるのは 歳のせい?



コメント ( 12 ) | Trackback ( 0 )




アウトレイジ受賞なるか?

もちろん見たい映画の筆頭なんですよ。

でも ちょっとショッキングなシーンもありそうで
ひとりで行かれるかなぁ?
加瀬くんの英語のせりふも聞きたいし、ワルぶりもしっかり堪能してこなくては。

また 観たい映画が目白押し。

告白」は先日原作を書店でチロルチョコ買いして
一気に読み、かなり食指が動いています。
(チロルチョコ買い=レジ前に文庫本が積まれており、
本来買う予定がなかったのに買ってしまった)
キャスティングも興味あり。
松たか子さん好きですし、最近ご縁のある岡田将生くんが先生役をやるそうだし。

RAILWAYS」も観たい。
この作品、アラフィーの皆さん、ちょっと反応するよね。
夫と観たい気もします。

実は中井貴一さん、同い年だったりするので
「りんご…」の頃からリアルタイムで時を重ねていて 好きな俳優さん。
この人も 善人もヤクザもいける美味しい俳優さんだと思います。
娘役の 本仮谷ユイカちゃんもなんとなく好きなタイプだし。

あとね、これは見逃せないと思っているのが
トイレット
「かもめ食堂」の萩上監督の最新作で 主演はもたいまさこさん。
「プール」が今一つと感じた人に・・・のようなコメントもちらほら見られるこの作品は
絶対観に行かなくちゃ。
公開はまだまだ先の8月なんですけどね。

ちなみにこの映画の公式サイトでダウンロードできるブックカバー。
とっても素敵ですよ! お薦めです。



コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




先日 桜子さんのブログで見つけて
ほぼ その足で近くのドラッグストアに直行。
リプトンリモーネ棚を目指して走りました。

ドラッグストア乱立地帯なので 沢山お店はありますが
この手のおまけつきに強いお店をチェックしてあるのでございます。

しかし、なんとお目当ての商品の棚だけ空っぽ。
(同じ志をもった輩が、近隣にいるに違いない…)

3日後、再度、同じ系列のお店に飛び込んだら予想通り入荷されておりました。

辻口博啓さんのスイーツをスプーンにのっけたストラップ。
とりあえずその場にあるものだけ、すべて購入(笑)
どうも この手のものは弱いわ。

素敵なスケッチレシピ付きです。


でも どちらかというと
前回のシュークリームたちの方が、萌えポイント高いかもしれない。
どうでしょう?

コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )




画像は盆栽版ピラカンサ。
老後の趣味に 盆栽はやってみたいな と思っていたので
先日 母の買い物のついで、どさくさまぎれに籠にほおりこんでゲット(笑)

さて しばらく行っていなかったけれど
ボード母が興味あり と言うことで久々に鬼子母神手造り市へ。

メディアでの紹介やブログなどの影響で
以前よりかなりの人手。
会場も 鬼子母神のほかに近くの大鳥神社も加わって かなりの人気です。

今回の戦利品は

印鑑入れ。
可愛い花模様ながら、黒ベースなので甘すぎず、
内側のピンクのコーティングもキュート。


同じお店で 皮とフエルトのペンダント。
こちらは エッフェル塔バージョン。
ボード母はウサギだったかな?
一点ものなので 選ぶのも楽し。
表面とヒモは皮で、裏側はフエルトに。
裏返しになっても フエルト面に可愛い刺繍がしてあるので
さびしくなりません。


幼児用ポシェット。
欧風刺繍のデザインがとても気に入ってしまいって、
わたくしには全く実用的でないサイズでありながら ついつい購入。
バッグの中のポーチとして使おうか、それとも姫にプレゼントしようかな?


たいやきストラップ。
型どりではなく、ひとつひとつ作っていくそう。
それぞれが違った焼き色で これまた選ぶのも楽しい一品。

こういうところへ行くと ついついまたよくない気持ちがむくむくと…(笑)
翌日は 100均でついついオーブン粘土などをかごに入れてしまいました。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




玄関を開けるとジャスミンがむせかえるほどの芳香を放つ季節。
昨年は切り戻しが災いし、花が咲かなかったのですが
今年は程よく咲いております。

そんなジャスミン香る我が家の草ぼうぼうエントランス。
中途半端な草むしりばかりなので 一向にきれいになりません。

そんなある日、仕事中おつうからメール。

「玄関前に蛇がおる」



うそー。
もしかして 蛇をまたいで行かれないから
学校休んじゃうとか?


「絶対家に入れないで」と返信。


夜、帰ってきたおつうに
「どのくらいの? とかげと見間違えたんじゃない?」

「いや そんなもんじゃない。
前の生け垣の方に頭を突っ込んでいた」

「……」


今朝は新聞を取りに行くのに ドアをそーっと開けて前方確認。
これからしばらく 無防備にドアを開けられないじゃない。


おつうもやはり、ドアをそっと開けて出て行きました。



コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )




以前デパ地下サラダ売り場で見つけたサラダ。
青ネギとザーサイ、チキンを塩だけで和えました、というもの。
ザーサイ&チキン&きゅうりという組み合わせは、以前から我が家の定番でしたが
ねぎを惜しげもなく使ったこのサラダ、
ねぎ男おつう好みかも?と試してガッテン(笑)

ちょうど行きつけの八百屋系スーパーで
2週間前くらいでは想像もできないくらいお野菜がお安くなっており、
買い込んだ中に、
立派な青ネギ ふた束98円。
本当はもう少し お上品な細めのねぎでやった方がいいかと思いつつも
大量に使いたいので迷わず購入。

作り方は簡単。
酒蒸し、もしくはお酒を入れたお湯でボイルした鶏胸肉を
(ボイルした場合は 冷めるまでゆで汁につけておいて)
細かく裂きまして、味付けザーサイもザクザクと切り、
3~4cmくらいの長さに切った青ネギを混ぜ合わせます。

味付けザーサイの場合これだけでも結構塩気がありますので
様子見ながら控えめに 塩をふります。
ごま油をたらり。以上。
あとは冷蔵庫を少々寝かせます。

作りたてはねぎだけが主張しておりますので、作ってしばらく置かないと美味しくないです。

腹ペコおつうに出したところ
珍しく「美味い」の評価を(笑)
作りすぎかと思いきや 二人で充分消費しました。

わたくしは、もともとねぎは苦手だったのですが
これはOK。
太めのねぎで作ったのが幸いして しゃきしゃき感もよろしい一品でございます。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




よつばのクローバーを探すも、
なっかなかみつからない というか わたくしには縁がなかったかと。

その後、「よつばのクローバー」なる鉢植えや種子があると知り
それってご利益があるのだろうか?と疑問に思ったり。
だって 全部よつばのクローバーじゃ 夢も何もないではないのー?

それでも 子供たちと春の野原に行くと、
こどもそっちのけで よつばを探す自分がいたりしました。

最近では 春の野原自体ご無沙汰していますが
ちょっと 母のお伴で日本橋三越屋上園芸売り場(笑)へ。
母が業務用の植物を物色している間、私はデパート屋上の
なんちゃってガーデンで、花たちとちょっとおしゃべりをしてきました。


毎年 よそのおうちの庭にこのモッコウバラが咲くのを見ては
(うちでもこれ咲かせよう)を心に誓うものの、
季節過ぎればなんとやらで 後悔してばかり。
今年こそカメラに収めて 忘れないようにしよう…。


ただの緑が 元気づけてくれること 多々あり。
この表情豊かな緑の葉っぱ、いくら見ていていも飽きません。


ちょっと豪華なつつじは、何度もその前を通り過ぎては立ち止まり、
最後は画像でお持ち帰り。


こちらのどうだんつつじのつぼみ、、見れば見るほど何かに似ていると…。
なんだと思います?

キスチョコに見えて仕方がない。
ホワイトといちご味。




由緒正しい(笑)トールペイントのお手本になりそうなバランスの良いバラを探して
行ったり来たりした末、見つけた2輪のバラ。
まさに 数年前習ったバラのお手本通り。

今回は愛用のfolli follie携帯にて撮影。
なんせ800万画素のカメラ内蔵。
がんばればかなりしっかりした画像が撮れるはず…はず。
この日は いいお天気でコンディションもよかったので
携帯での植物写真にしてはまあまあかな?



そして お昼は地下のイートインコーナーにて
たいめいけん」のオムライスと名物コールスロー&ボルシチのセット。
コールスローはとても美味しかったです。
ボルシチは我が家のミネストローネスープとほぼ同じようなかんじ(失礼)
で、オムライスなんですが…
ソースがケチャップ・ピリ辛・アラビアータから選ぶのですが
間を取ってピリ辛にしたのがちょっと失敗。
のどごしも柔らかくて 非の打ちどころのない
それはそれは完ぺきなオムライスなのですが
母娘には、どうもあっさりしすぎていたようで…。

二人とも 食べながら 他の人の食べているものが気になって仕方ない様子。
お隣の席の青年が迷わず注文していた「オムハヤシ」を見た時は
(これにすればよかった…)とちょっと後悔してしまいまいました。
ずっと食べたかった割には…でございます。
(今度はこれにしよう)
ちなみに こちらでは、定番メニューのレシピを拝見することができます。

なんとなく落ち着かない母娘は
同じフロアにあった「クラブハリエ」のバームクーヘン(小)を買い求め
あっという間に食してしまうと言う、花より食い気の午後と相成りました。





コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




れんげ荘
群 ようこ
角川春樹事務所


ブログ仲間のn女史の日記を読んで、
速攻で図書館で予約。
運よく翌々日にはお知らせメールが来て借りてきました。

連休中なのに(だから?)図書館はかなり空いており、
開架図書も棚にびっしり並んでいて、かなり楽しい雰囲気。
こういうときは 最終的に読まずに返却してしまうこともあるけれど
ジャケ買い(もとい 装丁買い)や タイトル買い
はたまた直感買いで、知らない作家の本なども借りてしまう。
この 本を一杯抱えて帰るのは ちょっとしたショッピング気分で
買い物してストレス発散 に近い気分になれます。

さて 群ようこ著・「れんげ荘」
45歳 独身 自宅在住の主人公キョウコが 兄夫婦の同居を機会に
会社を辞め、ひとり暮らしを始める というお話。
再就職はせず、つき10万円で30年間暮らせるだけの貯金をしてからの決断となる。

現在の自分に疑問を持ち、母親からの自立を目指す主人公というあたりは
テレビドラマ「すいか」との共通点。
また 主人公がアパートに住み、そこの住人から影響を受けると言うあたりも。

n女史は「かもめ食堂」に通ずるところもあると論じておられ(笑)
「かもめ食堂」の主人公も 貯金をし宝くじをあてて
ある程度の経済的な保険を携えて 単身フィンランドへ渡る…というあたりも。
ちなみに「かもめ食堂」の作者は同じ群ようこさん。

群さんは 「本の雑誌」にいらしたころから もう30年近くたつのに
あの沢野ひとし画伯のイラストのイメージがいまだにあります。

35歳でフィンランドに行かれなかった多くのサチエさん(かもめ食堂の主人公)が
45歳で再度自分と向かい合おうとしてるのが この「れんげ荘」かな?と言う感じもします。

このキョウコが住むのが 築40年は超える家賃3万円の古色蒼然のアパート。
湿気と暑さ寒さとの戦いになるのですが、
この古いアパートを想像するのも pにとってはちょっと楽しい。

この主人公が 小林聡美さんがたしかにぴったり。
ちょっと謎めいたアパートの住人に もたいまさこさん。
自由奔放な変人の住人には 室井滋さん…確かに年齢的にちょっと難しいかな?
あのチームでなら 市川実日子さんあたりにはじけてもらいます?
板前見習いの青年は加瀬くんで妥当でしょう(笑)

不動産屋さんは 高橋克美さん?もしくは光石研さんかな?

で 主人公のお母さんは
どうも 読みながら「すいか」のコワイおかあさん、白石加代子さんがイメージされてしまい、
他の人が思いつかないのですが…。

しかしながら 最終的に「だからどうなのよ」と突っ込みたくなるような話なのに
読後感が妙にさわやかで、前向きになれるビタミン剤的この作品
ちょっと映像化してみたいですね。

nさん いいもの教えてくれて ありがと。


コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )




連休も最終日、夫を送りついでに父の所へ。
「父の所へ」と書くとそれはそれは親孝行娘みたいですが
これにはもれなく谷根千散歩が付いてくるのでございます。
(こうカミングアウトしてしまう時点で親不孝娘かも)

愛読書「喋々喃々」をたどりながらこのあたりを歩いたら最高だなぁ と思いつつも
なんとなくお決まりのコースになっているのが
千駄木の交差点からへび道に入り、三崎坂を突っ切って
よみせ通りから谷中銀座~日暮里 というベタなコース。

さすがに 連休最終日の夕方だったので
谷中銀座のお惣菜屋さんは長蛇の列。
出来合いお惣菜苦手のおつうも美味しいと言ったメンチカツは売り切れ。

でも 今日はちょっといいモノをゲット。
谷中の雑貨屋さんの中でも 草分け的存在である「かなかな」。
(週前半はお休みなので なかなかかなかなへ行かれない…ってごろ合わせ)
店頭にカメラ目線の猫ちゃんがいたので 携帯で撮影しようと思ったら
ひょいと 空いた窓からおうちに入って行ってしまいました。

「かなかな」2階では 前田一郎・越中真知子ガラス二人展 をやっていたので
狭い階段を上ってちょっと見てきました。
シンプルで ちょっと骨董っぽい感じもするガラス製品。
大きく開け放たれた窓からの採光で、自然な存在感を。

床は昔ながらのぎしぎしという木材、古民家の匂いがして漆喰の壁に飾られた
ガラスの花器や 押入れ改造?の飾り棚のガラス製剣山なども素敵。

そんな中 床にさりげなく置かれた板の上にこの子たち発見。


掌にのっけて 外の光と遊んでいると 
お店の方が箸置きだと教えてくださる。
箸置きだとわかっていたんだけど この子たちを並べて置いておきたくて
「連れて帰ります」とついつい…。

シンプルにシンプルに作っておられる猫だそうで
一番最初の作品はもっとシンプルに最低限のパーツだけで作られていたそうな。
「これが限界かも」とおっしゃるそれも
見る人の目線や角度によって いろいろ表情をかえていきます。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




これは、神楽坂で見つけた おもしろフォント。

珍しく早起きをして出かけようとアラームと共に。
どうする?
どなたかのブログにもあったのだけれど、伊香保辺りでも行く?
と、テレビをつけるも すでに渋滞情報で挫折(笑)

で、絶対渋滞の影響のない電車にしようと 珍しく。

じゃ 神楽坂でも行って神保町に行きたい喫茶店もあるし ということで
早起きはなんぼの得にもならず…。
おつうも誘ってみようか?

で 珍しく行ってもいいよ というおつうでしたが
「え 電車で行くの?」としぶしぶついてくるも
乗った電車が朝のラッシュ並みに混雑しているのが気に入らず
二つ目の駅で 「俺、ここでぶらぶらして帰るわ」と
人ごみにまぎれてバックれてしまった…。

神楽坂は 以前文化部の集いで行ったときほどテンション上がらず
画像もほとんどなし。
今回のお昼は 「鳥茶屋」本店の方で 鶏すき丼を。
鶏の各部位とすき焼きふうの具を 甘辛たれでやいたもの。
骨付きの鶏肉が びっくりするほど柔らかくで感動。
でも わたくしは親子丼の方が好きかもしれません。


こちらは 名画座全盛期を過ごした夫が利用したという名画座。
飯田橋の駅近くの佳作座はすでになく。

飯田橋から線路沿いに水道橋~神保町~お茶の水へとお散歩。
憲法記念日だったので それっぽい団体のひとたちの集団とか
三崎町あたりのお祭りもあり、賑やかな街を散策。

学生時代は行動範囲ではありませんでしたが、
夫は予備校がこのあたりだったこともあり
わたくしは中学、高校と通学時に通過地点だったのと、
この街なら 比較的先生に見つからない という治外法権的な(笑)場所だったこともあり
二人で共通の想い出はないものの、お互いの蘊蓄を理解できうる関係にあります(笑)

それにしても神保町界隈、すっかり変わってしまいました。
先日 図書館で東京都内の古い町並みの本を借りて 当時の建物が消失されていることは予習してありましたが…。


こちらはもう 常連の書店。

このあたりの細工が「萌えポイント」です。

何年もここに並んでいる本もあるんだろうなぁ…と ちょっと感慨深く。


三省堂わきの「すずらん通り」もかなり変貌しており、残っているのはこの画材屋さんと
中古楽器のお店くらいかもしれない。




開発の波の中で ぽつんと残されたこのビル。

やはり窓が魅力的だったり。



こちらは 文化学院の入り口付近。

さて 今回は 神楽坂の「」でかき氷を
神保町では「cafe HINATA-YA」でカレーライスを
久しぶりに「さぼうる」でまったりと…と 思っていたのですが
神楽坂は日祝休みの所が多く、「さぼうる」は改装中。
抹茶ババロアの「紀の善」にもふられてしまい、
歩き疲れてたどりつくは「山の上ホテル」のティーラウンジ。

携帯の万歩計は初めて16650歩 歩行距離は10.6kmに達しました。

コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




先日新聞で見つけて 釘づけになった三岸節子展。
父の病院からもさほど遠くないので 早速行ってみましてた。

新聞やネットで観て圧倒されていましたが、
やはり本物は 期待以上に素晴らしかったです。

年齢とともに 作品を作り上げるのは体力的に辛くなってくるものですが
その作品の持つ勢いは 晩年のものが本当に力強い。

「怖い桜」で 満開の桜の持つ怖さに 深閑としたと書きましたが、
「ブルゴーニュの一本の木」という、かつて住んでいたフランスのイメージを
帰国後 赤を基調として描いた作品は
油絵なので そのタッチや絵の具のラインまでもが間近に見られ
ただただその前で立ちすくんでしまいました。


そして ただでは帰らないわたくし。

本家大阪ではなかなか手に入らないと夫が言っていた「堂島ロール」をやっとゲット(笑)
これも なにかのお導きかもしれません…。

お初の堂島ロール。
(今日のYahooニュースに、「最近のロールケーキは 渦巻でなくなってきている」と
ここのところのケーキ事情がありましたが)
このケーキはそれとは一線を引くものでしょう。
母と「ちょっとだけ」と食べ始めたものの、
結局ふた切れずつ、1/2ロール分食べてしまった程。
三岸節子さんの作品と共に、しっかり「生命力?」をいただきました。

おつうは「ずいぶんみっちりしてるロールケーキだ」と
それほど感動していなかったようですが
母と娘は 昨今になく気に入りました。

母もおつかいもの用に、しっかりメモったようです。

高島屋では、かなり普通に購入できましたが
本家大阪のものとは違うのかしらん?
これは一度「日本のニューヨーク」とやらへ行って ご本尊を拝んでこなければ…。

こちらは 移動途中の根津神社にて「つつじまつり」開催中。
例年より 花が遅いのかしら? まだ 「満開!」という感じではありませんでしたが
谷根千界隈は 町内あげてのお祭りでにぎわっておりました。





コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )




大人気ブログなので ご存知の方の方が多いかと思いますが
関東地方ではまだ放送されていないため
入手困難?かと思っていたこれ…。

メル友むーこさんから 「こんなの見つけました」と教えてもらい
おひざ元の名古屋で探してもらいました。

昨日から「うひひ」と意味深なメールが何度も届き、
「もしや」と思っていたら今朝の一便で 届きました。

くるねこバッグ。



食玩なので とってもかわいいポーチ位の大きさなのですが
バッグの中で使えそう、でももったいなくて使えないかも?
対象年齢3歳以上…(ってわたくしたち何歳だっけ?)

「もし見つけたら いくついる?」との問いに
「もちろん 大人買いで全部!」

ありがとー。


コメント ( 4 ) | Trackback ( 0 )