今朝の新聞にもあったけれど
「本が捨てられるか?」という難題。
我が家には約3か所に本が分散されて収納されている。
ひとつは茶の間の床の間に押し込めたスライド式書棚。
そして 寝室のカラーボックスやエレクトーンの下。
最後は アニの部屋。
この秋めでたく結婚25周年を迎える我が家。
いい加減に身辺整理せよと思い まず25年間手つかずの本棚に着手。
(ちなみに この間に何度も転勤転居をしていますが
要するに中身を移動しているだけでアイテムは全く変わっていない)
でてくるでてくる懐かしの本たち。
意外に多いのが 椎名誠氏と群ようこ史の単行本。
椎名氏の処女作「さらば国分寺書店のオババ」も出てきた。
床の間の下からは 25年以上前の「本の雑誌」や「広告批評」がどさっと。
新婚旅行代わりに行った 神戸・岡山旅行のガイドブック。
当時の旅行本はやはり雰囲気が違う。
「グルメ」とか「カフェ」とか「パワースポット」なんてカテゴリーはないし
写っているお姉ちゃんも80年代のヘアスタイルだったり肩パッドが入った服だし。
神戸は震災前の神戸だ(という理由で、取っておくことになる)
悩むのが 200円くらいで買えた文庫本。
とくに岩波文庫などは 読まないのが解っているのに
捨ててしまうのが惜しい。取っておいても何の役にも立たないのに。
行方不明になっていた向田邦子さんのエッセイ集や
アニが探していた「ソラニン」がめでたく発見。
小林カツ代さんの 単行本系の料理本や育児エッセイもずいぶんあった。
俵万智さんの初期の本やエッセイ集も。
情報的に古くなってしまったものは思い切って捨てることにする。
(本の雑誌なんか コレクター価格がつかないかぁ)
多少状態のいいものは とりあえずだめもとでブックオフに持ち込もう。
揃っているマンガ「ごくせん」とか「ピアノの森」は多少価格がつくかもしれない。
(他にもシリーズ揃いのマンガが多数あるのだが アニの所有物なので
勝手に売れない)
学生時代のテキストとして買わされた書籍は 迷わず捨てる。
卒業後一度も開かれていないのだもの。夫のも相談なしで捨てるコーナーへ。
笑ったのが ドイツ語の辞書。
最初のページに 日本語で
「新聞に書いてあることとは反対に彼はレコードを手に入れた」と意味不明の書き込みがあり
その下に→500ページへ とある。
500ページ目を開くと そこから テキストにあったらしい試験範囲の独作文が
数ページにわたってしっかり書き込まれある。
辞書持ち込み可のテストだったのでメモをしていたのですね(カンニングとも言う)
今読んでも全然わからないや。
面白いからこの辞書は取っておこう。
中学生の頃読んだ 曽野綾子さんの「虚構の家」を見つけて
しばし読みふけっているうちに 夕方になってしまった。
昭和天皇逝去の時や某宗教団体事件の時の週刊誌は 夫が保存版として買ったものだし
ラグビーマガジン、広島カープ関係の雑誌も 手がつけられない。
結局整理初日は わたくしの管轄内のものを5山分処分、紙袋3つ分ブックオフ送り。
それでも 書棚は片付いた気がしない……。
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