散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



パンを作るのに とても良い季節になりました。

ちょっと蒸し暑いかな?というこのころから梅雨くらいまでは
生地温度を保つために特に何もしなくても 
ちょうどいい塩梅に発酵が進んでくれます。

普段は おつうと二人だけのためには
週に1回焼けば だいたい間に合うので 
またパンを買いに行く回数が ぐっと減りました。
それでも 出先で美味しいパン屋さんを見つければ買ってしまうし、
おつうの好物である、袋入りのクリームパンは
安売りを見つければ仕入れていますが。

そんな中で かれこれ15年近く作り続けている お気に入りのパンのひとつがこれ。
どこのパン屋さんにも 同じようなビジュアルのパンがあると思います。
セミハード、パン・オ・レ、ハードブレッドなど、呼び方はいろいろで
我が家では イノシシパンとかウリ坊とか(笑)

材料もシンプルで 仕込み水の代わりに牛乳を使いますので
焼きあがりに ほんのり香ばしいようなミルクの香りがします。
これが とても好きなのと、表面のかりっと焼けたクラスト部分が美味しく、
中のふんわり感と相まって 一番人気です。
 
パンの表面に入った筋はクープと言って
これは昔ながらのカミソリの刃で入れます。
クープは、仕上げ発酵をした生地に入れますが、
生地が乾燥するとひきつれたようになるので すうぅぅっとカミソリの刃が生地を滑り、
発酵中の生地が 自然に開いてくると(やったー!)と嬉しくなります。

うまく入ったクープは 焼いている間に最後の成長をしているパン生地の力で
しっかりした完成品になります。

このパンを焼くという作業、
発酵させたり、分割したり丸めるときなど、気持ちにゆとりがないと
発酵不足のまま作業に入ってしまって 生地を痛めてしまったり
あとちょっとの間が待てなくて焼いてしまったりすると
結局のところ パンだけでなくわたくしの気持ちも不完全燃焼といったところ。
(うまくいかなかったら途中でピザにしてしまうとか 調理パンにしてしまうとか
逃げ道もいろいろありますが)

こればかりは 日々のご飯とは違って、まだまだ義務感ではできない部分。
(プロじゃない所以もここにあり)
だめだと思った時には 美味しいパンを買ってきて美味しく食べる方がいいというのも
長年のパン作りから学習したような気がします。

コメント ( 8 ) | Trackback ( 0 )