散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



なんだかサプリメントみたいなタイトルですが
巣鴨のお話を少し。

あまりパワースポットというものは信用していないので
義妹が明治神宮で何時間も並んだという話をした時も
それってなに?と実に頼りない反応をしてしまったわたくし。

そもそもパワーとは?
運気が上がる場所のこと?

そんなわたくしが今回初めて感じた「パワー」がここにありました。
実家近くでここ1,2年お友達をご案内することが多くなった巣鴨。
オススメのコースその1は 鬼子母神で手造り市を見てから 
都営荒川線で庚申塚までコマを進めて 地蔵通り商店街を巣鴨駅に向かって歩く。
その2は 王子の飛鳥山を散策して 同じく荒川線に乗って庚申塚へ行く。

そうそう ちょっと脱線しますが以前ご紹介した王子の「さくら新道」
このあたりにちょっと画像があります)
1月に火災があって 古い木造の長屋はあっという間に全焼してしまいました。
王子の駅に降りると まだそのまま焼け跡が残っていて痛々しいです。

ソレハサテオイテ

今回父の葬儀の前に 数日間の空白がありました。
斎場に何度か面会に通うことになったのですが
自分の父ですし 別に何も感じずに会いに行っていたのですが
沢山のご遺体が安置されているそういうお部屋へ連日行っているうちに
なんだか体が重くなってくる。

この時初めて 死に向かう負のパワーというものの存在を感じました。
この表現 わたくしだけのもので適切ではないかもしれないので 
ご容赦頂きたいのですけれど、
三途の川を渡らんとしている人たちの思いとか(父のほかにも沢山いらしたので)
無事渡らせてあげたいというわたくしたちの想いとか 
でもまだ行かないで欲しい気持ちとか
そう言ったものが どんどん体の中でまぜこぜになってくるようでした。

そんな時に頭に浮かんだのが
巣鴨の持つ プラスのパワー。
これまで 巣鴨は楽しいところだけれど 別にパワースポットと言うほどじゃ…と
軽く思っていたのに 初めて巣鴨に行って元気になりたいと思いました。

折しも 葬儀の後に 買い物がいくつかあり巣鴨へ行くことになる。
告別式の終わったばかりなのに ここは賑やかで「生きよう」という人でいっぱい。
本家の原宿も賑わってはいるけれど そこにいるひとたちは
まだまだ「生きる」ことにはさほど貪欲でないような気がします。

決して死は忌み嫌うものではなく 威厳のあるものであり
(限りなく哀しいものではあるけれど)
だからこそ 生きるための力が必要なのかもしれない。

なんて 思いながら 
後日行った時に食べたのが 炭火焼干物食堂 越後屋 正元 のはらす定食。

こちら 炭火で焼かれた干物がとても美味しい。
巣鴨には美味しいもの屋さんが沢山ありますが こちらも要チェック。

そして 今日も一食一食美味しく食べられる事にも感謝したい。


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最近朝ご飯しっかり食べるようになったなぁ…おつう。
残り物ばっかりだけど 前日残りの冷製パスタ気に入ったもよう。
ちなみに マヨネーズご法度なので 胡麻ドレッシングで作ります。

サテ

連休明けにおつうの勤務先(非常勤)で体育祭があり
一日5コマすべて体育なんていう日が続き
もともと色白のおつうの顔がみるみる間に真っ赤に…。

「カーマインローション(これも今やトレンドではないらしい)とか
塗ったほうがいいかしら?」なんて思っていたら
「顔が痛い」「何か塗るものをくれ」

と言っても すでに火傷状態の顔に塗れるものなどなく
温泉水のスプレーと「桃の葉ローション」をとりあえず買ってきて
ひたすら鎮火を待つことになる。

やっと落ち着いたころには 久しぶりに日焼け男になっていた。

「日焼け止め買ってきてくれ」

+50の日焼け止めを買ってくる。「もう遅いと思うけど」

おりしも 朝のテレビで「美白男子」について特集。
今時の男子は「日焼け止め」を塗ることには抵抗ないだろうと思っていたが
10代20代の女子は色白の男子を好み 30~40代は日焼け男子を好むとか。
わたくしは過去も現在も「色白」「細身」「ちょっと不健康そう」なメガネ男子が好き。
でも 確かに好みは別として 
男子の日焼けはそれなりにステイタスかも と思っている部分もあります。

ちょうど おつうあたりの「ゆとり」世代は
「男は強くマッチョ」を美徳せず 競争を好まず中性的なんだそうだ。
確かに 最近のイケメンはそういうイメージだ。

幸いおつうの日焼けは 定着型でなく 時間と共にもとに戻って行くタイプなので 
今後のケアで少しは期待できるだろう。
アニは そういうの構わず週末草野球に励み 
変な焼け方(野球帽のひさし部分だけ白く 首周りがやたら黒い)をしても構わないタチだから 
哀しいかな25歳とは思えないぶしょったさだ。

せめておつうだけでも こっちの世界に戻ってきて欲しい(笑)
これからプール指導も始まるんだよぅ…。
せめてメンズの美白化粧品でも買ってこようではないか。


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庭の苺が収穫開始。
と言っても どうも我が家の庭、葉っぱばかりが茂る傾向にあり。
結実しても 虫も狙っている苺らしい。

サテ

ここのところ温故知新の同年代たちが
ネット上で繋がり始め SNSを開くことが多くなる。
電車待ちの時間など 手持無沙汰の時間があると閲覧できるし。

となると 欲しくなるのがスマホだ…。

我が家で唯一のスマホユーザーであるアニに色々聞くも
なかなか理解できないわたくし。
おまけに 友達のつねちゃんから「ipodを携帯代わりにする」なんていう
pの頭ではオーバーフローしてしまいそうな情報も届く。

ちょうど契約して10年超なので 何やら割引があるということでショップへ。
平日なのにかなりの混みようである。

展示品をみていると 「入荷未定」の札のついた機種がかなりある。
わたくしの欲しい機種は幸いまだ付いていないので
50分くらいある待ち時間に そのほかの候補機種と比べたりしながら待っている。
40分くらい経過した頃だろうか…
店員さんが「機種はお決まりですか?」と聴きに来る。
「これかこれ」
と答えると 慌てて在庫確認に行くのだ。

………申し訳ございません……

在庫が切れました。予約しても入らないと思います。

なら 在庫なしとか入荷予定なしとか書いといて欲しい。
この待っていた時間を返してよと ちょっとだけ毒づいて
でも 仕方ないのでちょっと背中で怒りをあらわにしてお店を出る。

買い物ついでに ○ーカドーにある電話屋さんものぞくけれど
華々しく展示してある割には どれも在庫ないですのお返事。
解っていて聞いたんだけど(笑)
またそこでもちょっと毒づいて きびすを返して食料品売り場で
怒りから余計なものもちょっと買ったりして お店を出る。

空が暗くなり始めているではないか…
(予報は午後から不安定と言っていました)
おまけに強風で自転車が沢山倒れておる。

ココデキガツク
アサハヨクハレテイタノデ フトンヲホシテイタノダ!!!

怒りを態度に表している場合ではない!
早く帰らなくては!

そう言う時に限って 信号にひっかかったり
前にいるおばさんが中々進まなかったり
それでも 超特急で家に帰り ベランダの布団をひったくる(笑)

その後まもなく 空は真っ暗になり 
横殴りのスコールが……スコールが…スコールが………

もし あのまま電話の契約をしていたら
ちょうど佳境に入ったころに違いない
(脳内イメージ ベランダでさびしく雨に打たれる おつうの布団と枕)

いいような悪いような。 
まあ 今日の所は布団一枚と枕(と洗濯物)が助かったと言うことで
電話の件は忘れてしんぜよう。

雨もやんできたところで 具合よく出勤時間。



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なんとなくとっつきにくいものがいくつかある。

車の運転はもちろんですが 新しいところではスマホ。
でも そろそろデビューする決心をしています(笑)
そして シリコン製のキッチン用具。

やっぱり昭和を引きずっている女のせいか
子供の頃のメラニン食器の印象が強いせいか
加熱したら体によくないんじゃないかなどと思っているのかも。

でも一度シリコンパウンド型でケーキは焼いてみたかった。
なんとなく するっと型から離れて行く感じは 充分予想できたし
何より焼き上がってから ボロボロに…というリスクからの解放は味わってみたかった。

……でポイント倍の日に購入したシリコンのパウンド型にて
作りなれたフルーツケーキを焼こうと腰を上げる。

結婚する前から書きためていたお菓子のレシピノートをぱらぱらと
やっぱりこれかな と計量を始めたら……

バター 90g
砂糖  45g
卵   3個
ラム酒
レモン汁
ドライフルーツ
アーモンドプードル30g

なにかおかしいと気づいた方いらっしゃいますか?


粉の分量が書いていないんですよ。
手順の所には 「粉の半量を卵白と合わせる」とか
「残りの粉をアーモンドプードルと一緒に入れる」などと書いてあるのに…。
今までどうやって作っていたんだろう……。

ということで 今日はこんな割合で。

◆別立てふうフルーツパウンドケーキ◆

バターorマーガリン  200g(ひと箱)
砂糖   150g
卵    4個
小麦粉  200g
ベーキングパウダー 小1/2(粉と一緒にふるう)
ドライフルーツ

1 卵の卵白をハンドミキサーで泡だてておきます。
2 別なボウルに入れてやわらかくしたバターをミキサーで泡立てます
3 2に卵黄を混ぜます。
4 粉の半分と泡立てた卵白を加え よく混ぜます
5 残りの粉とドライフルーツを加え 混ぜます
6 型に入れて180℃のオーブンで40分から50分焼きます
 
型離れは最高に素敵でした。ストレス皆無!

焼き上がったらラム酒をぺたぺた塗って アルミホイルで包んでおきます。
これ 結構美味しいですよ。週末のおやつにします。
マーガリンを使うと カロリーも抑えられるし
とっても軽くて食べやすいです。(結局食べ過ぎる)


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都内に所用があったので 帰り際にチョイ寄り。

「模様」が好きです。
たとえば 何でもない包装紙とか 本の見返し部分とか
通りすがりの雑貨屋さんでみかけたバッグの布模様とか
ランダムな模様も好きですが 連続した職人技的な模様も大好き。

そんな印刷物フェチのわたくしの萌えポイント満載のKATAGAMI STYLE 
公開期間も最終週ということもあり 会場は盛況。

「世界が恋した日本のデザイン」
日本に古くからある工芸が、万博などで世界に広まるようになり
アールヌーボーやアーツクラフトなどに与えた影響を
「型紙」に特化して展示しています。

以前観に行った「アーツクラフツ」展とも共通した
日本的なのになぜか西洋風な モダンなデザインの数々。
裃の模様から始まり 目に辛い細かな型紙、
根性なしなので いつもはちらっと見て終わらせてしまいがちな映像ブースでは
江戸小紋の製作現場に目が釘付け。
こちらでも見られるようです。

モリスやリバティプリント、ラリックのガラス、ビアズリーの「サロメ」の挿絵などなど
お馴染みの作品が さりげなく並んでいます。

ちょっと観て行こう的に思っていたものの 盛り沢山の展示に大満足。
もちろん撮影できないので 陶芸で使ってみたいモチーフを目に焼き付けるも
外にでたらきれいにデリートされてしまいました(笑)
こんな壁紙もダウンロードできますよ。

もちろんこちらの三菱一号館は 建物のポイントも高くて
我が母校や金沢の旧制高校と同じような面影のある 素敵なレンガ造り。



周辺はバラが見ごろで 丸の内のビジネスピープルたちに混ざって
お子様連れや主婦のお出かけふうの皆さまなど ちょっとここだけ違った空気感のお昼時。



そびえるビル群に 安らぎのグリーン。



いま私はどこにいるんだろう~的な 初夏の日差しだ。

お昼はJoel Robuchonにて ガレットのランチをば。
かるーく済まそうと選んだのですが チーズと水菜と卵やアスパラの入ったガレット
最初は美味しい美味しいで食べていたものの
最後にはチーズがちょっと重たくなってしまったあたり ちょっと哀しいものがありました。



でも 外側かりかりで チーズもったり たまごとろーり 水菜さくさく…で
コンディション整えてまた行きたいです!

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こちらも前回訪れた時と同じような 奥四万ダムの色。
でも 前回は ピーカンなお天気だったけれど
今回は 雨のそぼ降る日。
それでも この存在感のある水の色は わざわざ寄り道する価値あり!

四万 中之条というと 夏に開催される中之条ビエンナーレ。
いつも開催時期の少し前に行ってしまうので 実はまだ全貌を知らず。
そんなちょっとアートな町になりつつある中之条の駅近くに
Tsumuji という作家さんの作品や地元の産物を置いてある施設が出来ました。



地元のテナントやカフェがぐるりと中庭を囲み



ピアノのあるホールでは 各種のコンサートなどのイベントも行われます。

こちらでは 普段被らないのですが なぜかしっくりくる帽子を見つけてお買い上げ。
他に 地元の伝統工芸のグラスホルダーや パンなども。

カフェでは抹茶のような風味の 桑の葉オーレを。
この器素敵でしょう? 作陶のヒントにさせていただきます(笑)

この日は雨が降ったかと思うと かーっと太陽が照ったり
その日の行動がなかなか決められず カフェにあったガイドブックを頼りに
みさと芝桜公園へいくことになる。

芝桜というと 埼玉では秩父の羊山が定番ですが
なかなか道路渋滞がひどくて 行く気にならない。せっかく通り道だから 
こちらの芝桜を拝んで行くことに。

その前に 前日看板を見かけて 
タラバガニより気になっていた(笑)カレーうどんのお店 遊喜庵を探す。
こちらのカレーうどん いわゆるうどん屋さんのカレーではなく
本格派のキーマカレーがざるうどんにかかっていたりするのだ。

伊香保温泉の入り口あたりにある 食の駅伊香保店に
水沢うどんの老舗大澤屋さんの支店のようなかたちで 開店したようです。
もともと通販専門だったとのことで お持ち帰りのおうどんも充実。
行ってみると 既に何人か並んでおる。
基本 並んでまで食べない という主義ですが(根性なし)
カレーうどんだし 前の日から 気になっていたしということで
ほんの少しだけ並んでみる。



こちらはキーマカレーうどん。
本格的なカレーに 地元の舞茸が入っていると言う感じです。
カレーが基本的に好きなので 美味しかったです。



昔懐かし和風カレーうどん。
だしで割ったカレーも いわゆる蕎麦屋のカレーとはちょっと違うものの
正統派のカレーうどん好きも納得するくせのないうどん。
ちなみに うどん屋さんのカレーはたいてい豚肉ですが
ここのはじっくり煮込んだ感じのチキンというものいいかもしれません。

夫はこちらのほうが好みだった様子。
わたくしは キーマカレーも好きです。
通販もしているようなので 今度また食べてみたい。
カレーうどんは正統派うどんにあらず という向きもあるようですが
あくなきカレーうどん追及派としては 要チェックで行きたいと思います。

さて カレーうどんで満足して 食の駅ではお土産も買い
お天気は少々下り坂ですが 復路は 箕郷にある みさと芝桜公園へ。

ピークは過ぎていたらしく ちょっと隙間が気になるころでしたが
曇り空の下 やわらかい光の中でピンク色の花を楽しむことが出来ました。



この花は 接写で見るよりも ぼんやりと全体を楽しむほうがいいです。





ピンクというのは わたくしには実に馴染みのない色ですが
自然の織りなすグラデーションが 目の奥でやんわりとした残像になって残っています。





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ここ8年ほど 愛用のカメラはFujifilm Finepix S-5000。
バックネット裏からセンターにいるおつうが撮れるように買ったもの。
大して機能も活かしきれていないし
「なんとなく」で使うから 上達もせず。
それでも ワンデジの強みで 自己満足の画像を撮っています。

携帯を買い換えるときは サブのカメラになるように
当時は結構高性能だった800万画素の物を選んだけれど
今はもっと高性能のスマホがあるから もういばれない(笑)

そんな時に 退化?とも思えるおもちゃのカメラにアンテナがちょっと動いてしまった。

それも ミルクチョコレートカメラ なんていうまさにおもちゃのトイカメラ。

乗り換え駅の雑貨屋さんに ストロベリーチョコとホワイトチョコが一時陳列されていたけれど
わたくしの心をつかんだミルクチョコレートは品切れ。

先日時間調整で寄ったら なんと大量入荷されているではないの…。
しばし悩んで 購入。
なんと 30万画素、USB充電式 充電切れたら本体のデータは飛ぶのだそうだ。
ゆえに 電池切れを常に意識しながら 速やかにPCにデータを移さなくてはらない。
30万画素ですよ 300万ではないのです(笑)

でも 最近は「トイカメラふう」という画像加工があるくらいだから
なにかきっと味のある絵が撮れるに違いない……。

とりあえず、近くの小石川植物園の塀を撮ってみた。



なんだか子供の頃の写真みたいな ちょっと色の抜けた蔦の葉っぱ。
でも 古びた植物園の扉が 妙に立体的に見えて ちょっと嬉しいわたくし。
これって嗜好の退化か と思いつつも キーホルダー付きで
カメラしてます感がなくて 持ち歩くのに楽しい。

なんて言うのかなぁ… 
昔の写真って 一発撮りだから 妙に緊張したり作り笑いをしたり
でもその時の息遣いが ダイレクトに伝わってきたりもしたように思える。



人物を撮ったらもっとおもしろいかもしれないね。

自慢げに夫に見せると
「なんだ 安いカメラで撮った質の悪い写真じゃない」とばっさり。

いいんだよぅ このレトロ感がいいんじゃない……って
フォトショで加工したっていいのだろうけれど
その場でデータ確認もできないし 画像もお粗末だけど
おうちに帰ってから PCで見て初めて出来栄えのわかる原始的なカメラも
心象風景カメラマンとしては 使いこなせたら「ナウい」ツールかも(負け惜しみ?)

もっとも ケーブルでつないでPCで画像保存するあたり 
なんちゃって昔ふうカメラにすぎないけれども…(笑)


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少し前に大学時代の同期たちとあった時
「旦那太ったよねぇ なんとかしないと~」と
ご本人も当時より増量している男子に言われた(笑)
いや わたくしも増量したんだよ……。
(昔はふたりとも結構スリムだったのだ)

お酒で体を壊すことはないけれど その分甘い物やごはんで身を潰しそうな気はする。

普段はなんでもいいよ の人ですが
お出かけするとついつい美味しい物を探してしまう。
今回は お部屋はリーズナブルなのにして
すこしだけお食事に期待しつつ四万すみよしや花の坊さんへ。

スタンダードコースにちょっとプラスして「プレミアム・華」と
小市民がちょっとだけぜいたく気分(笑)
何がプレミアムなんだろう とよく見たら なぜかタラバガニがついてくるとのこと。

これは最後まで夫から「四万でなぜにタラバガニ」と言われ続けました。
確かに この時期にあえてのタラバガニはちょっと不自然かもしれない。

山間の温泉宿で 鮪やイカのお刺身が出ているのは 
ちょっと興ざめで好きではありません。
なのに なぜタラバガニに惹かれてぽちっといってしまったんだろう。
(でも 冷凍とは分かっていても 身がしっかり入ってて美味しかった)

そんな今回のお料理覚書。
品数いっぱいですが 量はちょうどよく、
何よりも お造りや凌ぎのお寿司が 山菜や野菜などを使っていて
とても楽しい献立でした。


前菜(ごま豆腐 わらび アスパラ生ハム巻き 長芋とサーモンの山椒和え 
高原豆 岩名の砧巻き ローストポーク


お造り(サーモン こごみ アロエ たけのこ)


変わり種寿司(多分 ふきのとうやたらの芽?色のついたレンコンもきれい)


中皿(でましたタラバガニ・笑)


蒸し物(小田巻き蒸し なんだか懐かしい おうどん入りの茶碗蒸し)


煮物(くわい 椎茸 えび 大根 おくら。ずっと保温されていて温かいまま頂きます)


台の物(上州牛と上州麦豚セイロ蒸し これはなかなか柔らかくて美味 二種類のたれで)


揚物(公魚 ふきのとうのてんぷら 抹茶のお塩で)


鯛釜めし


デザート

呑まないから あっという間に食べ終わっちゃって
ご飯も早目に火を入れていただく始末(笑)
せっかくの個室お食事も30分くらいで終了…。

こちらの宿、朝ご飯も美味しかったです。


かなり品数があって これはちょっと…と一瞬思いましたが大丈夫。
ご飯やお味噌汁のお代りのほかに 卵焼きのお代りもできて
さすがにお代りはしなかったけれども どれも美味しく頂きました。


温泉茶漬けというのがオススメで 熱い温泉をお好みのお茶漬けで食べられるのも楽しい。

お天気はいまひとつでしたが 特にあてもなくチェックアウトを済ませ
この日は復路で 水沢で見かけた「カレーうどん」を食そうと まずは通過ポイントの中之条へ。
こちらには昨年できたという新しい施設があるらしいので ますはチェック。


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四万の甌穴…ご存知の方もいらっしゃるかと思います。
四万温泉へ向かう道の途中にある 川の流れで作られた水たまり…water spotです。
前回訪れた時は大雨の後で ただの濁流見物になってしまいました。

「ここはもう一度行かなくては!」と勇んで車を降りたものの…
前日の雨で水位があがっており…



全く同じ構図の写真を撮って終わると言うカナシサなり。
甌穴横の kisekiで 前回同様お茶を飲んで退散。
オーダーしたのは 地ビールのシフォンケーキ。
ほろにが?シフォンの守備範囲の広さを感じた一品(笑)

四月の終わりでしたが 桜の花がまだまだ見頃。
この四万にまた来たのは 水の色が我らを誘うからなのです。

今回のお宿は 温泉街からさらに山の方へ昇って行った所にある、
四万すみよしや花の坊さん。
チェックインしてから最近メディアによく登場しているスマートボールをしようと
山道をだらだらと下って行きます。

その途中も 桜と澄んだ水と新緑がとてもいい色合いを作っています。



水の色と新芽の緑が ほとんど融合状態。



南国の海の透明度とはまた違う 控えめな透明感が好き。



最近の旅番組で 必ず取り上げられるのが積善館とこのスマートボール。
温泉街の中に 昭和の香りをさせながら営業中。



わたくしはあっという間にビー玉とられちゃったけれど
夫はずいぶん長いこと遊んでいました。
次のお客さんが待っているので わたくしはその辺をぶらりぶらりと散策をして
晩ごはんに備えてお腹を空かせます。



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連休中にどこか温泉に行こうということになって
お手軽に行かれる群馬で検索。
以前訪れて なかなか静かで気に入っていた四万温泉に行くことに。

前回 「かぼちゃのオブジェ」を展示してあるということで却下された原美術館。
(夫はかぼちゃが嫌い)
今回はほとぼりも冷めたであろうと 水沢うどん街のついでに立ち寄ってみる。

連休中といっても 道路はがらがら。
(実は 前日に藤岡での事故があり逆車線とはいえ心苦しい物がありましたが)
お昼前には水沢観音についてしまいました。



観音様の写真じゃなくていきなりうどんの画ですが何か?
うどん街も 比較的どこも空いていて
実に適当な選択をしてみる。
ちょっと うどんつゆが薄くて物足りなかった。
うどん自体は美味しいので 
あとは好みのおつゆを出してくれるお店を開拓するということか。
二年ほど前に行った時のこちらのお店の方が 好きかもしれません。



うどん街からほどなく 原美術館 原ミュージアムアークへ。
開放的な空間に スタイリッシュな建物が素敵。

ゲートウエイには かわゆいハート。ガラス製。
 


美術を見る目は皆無に等しいのだけれど
その空気感を味わうのは得意なわたくしたち。
それぞれ勝手な解釈で 「あ ここはOK」「ここはだめだ」と館内を散策。



これ、錆びた釘でできたオブジェ。
釘の量で微妙なグラデーションが出来ていて
現地で見た時は どうやって酸化させるんだろうとか素材のことばかり話していたけれど
撮った画像を見ていると すごく痛いオブジェだなぁと思う。



おなじみアンディウォーホル、キャンベルのスープ。
こういうの大好き。

渡り廊下には なぜか応援団の援舞の映像と音声が流れているのが
なんだかおかしくて。
例のかぼちゃは部屋全体が草間彌生氏のかぼちゃミラーの部屋に。
もちろんアートしているから かぼちゃと言っても解らない(笑)
ただ つぶつぶが苦手な方はちょっといやかも。

ずいぶん前に行った金沢21世紀美術館もこのタイプの美術館かな?
(そういえば 奈良美智さんの作品、こちらにもありました)
現代アートを わかったふりして楽しむのもまた楽し。

もちろんお子様もOKだと思うけれど、大人の空間 と言う感じで
お隣のグリーン牧場ののどかさと対比しても面白い。
夫は牧場=ソフトクリーム食べたさで なんとか柵を乗り越えられないかと探したけれど(笑)
さりげなく関所があって侵入は不可。




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ご無沙汰しております。

5月に入ってから あっという間なのか
何週間も経ったような 不思議な気持ちで降ります。
ほんのちょっと家を空けただけなのに 
庭の草木が驚くほど茂っていて 別世界です。

せっかくの連休ということで 夫と一泊旅行から帰って来た翌日未明
父が倒れたとアニから電話。
救命センターへ搬送されるも自発呼吸も意識も戻らず
その日の夕刻亡くなりました。
術後のリハビリにも意欲を見せ、実は数日前には
1人で何も言わず出かけてしまい いよいよ徘徊?とひと騒ぎ。
実は よく行っていた喫茶店でご飯を食べて帰って来ただけだったのですが
それだけに 回復を見せていた矢先に なぜ?という思いもありました。

さまざまな病気を持ち それでもチャレンジャーだった父に敬意を表し
退院からのこの一カ月 透析やリハビリに同行できたことは
初めて父と過ごす大切な時間だったのだと思います。

そして 倒れた時、出勤前だったアニが蘇生を試みてくれたり
救急車に同乗して 病院に向かうわたくしたちに連絡を入れてくれて
実に冷静に父の最期に立ち会ってくれたことは 
アニの独り立ちを心待ちにしていた父に取っても 
そして 恩返しをしたいと思っていたわたくしにとっても
忘れがたい出来事になったと思います。

父の荷物の中には いつもかぶっていた古びた帽子と
夫が新しく買ってきてくれた帽子を一緒に入れました。

葬儀が済んで 初七日の過ぎた早朝、夢を見ました。

小さい頃のアニとおつうが実家で駆け回っている中
父が帽子をかぶって出かけようと玄関に立っています。
夫が「いいよ 俺がついて行くから」と二人で出かけて行きました。

ほどなく 夫がひとりで帰ってきます。
「一緒にいたんだけど 見失っちゃったんだ」
何やってるのよーと怒ったところで目が覚めました。

ああ 父は逝ったんだ と思いました。

その話を 夫にすると 驚くことなくさらっと
「ああ それ ありかも」と言う。
「子供の頃 おじいさんと散歩によく行ったんだけど
時々はぐれちゃって 見失っちゃったってひとりで帰ったことあるんだ」


そして 亡くなった日の夜 引きあげてきてぐったりのわたくしたち。
それでもお腹は空く。
おつうが冷蔵庫を開けて なにやら炒めものを作りはじめました。
台所に立つおつうをみて 母が
「アニがいてくれてよかったけど おつうももう一人欲しい」と。

一家に一台 アニとおつう(と夫)

父のことをいつも心配して下さった皆様 本当にありがとうございました。
明日からは いつもの脳天気日記に戻りますので
また読みに来てくださいね。


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