散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



少し前に書いた記事。
アップし忘れていたのが出てきたので地味に更新します。

当初の予定では深まりゆく秋を倉敷で楽しむ予定だったのですが
おつうの入院で 秋の予定はおおよそキャンセルとなり
(キャンセルすることもなかったのだけれど 楽しむ気持ちにはならなかった)
気が付いたら もう冬の足音が聞こえてくる季節に。

かなり体力の落ちたおつうですが 
いつまでも休めないということで職場復帰。
カレンダーが味方してくれて 復帰した週は週末が三連休になり
かなり助かった模様。

最近体力回復のために「散歩」をするおつうに付き合って
普段は車かチャリで行くショッピングモールまで お散歩することにした。



駅前こそ交通量があるけれど モールは駅から離れているうえ
この日はあえて古い団地群のあるさびれた道を選んだので
秋の日差しがなんとなく寂しい。

欲しかったというコートを買った後
方向だけ定めて家に戻り始めると なにやら すっきりとしたお寺を発見。



おつうも入るなり その整ったたたずまいに惹かれたようだ。



覗いてみると 小さいけれどきちんと整えられていて
八角堂や小さな天神様、そして 暗くなり始めた境内に冬のさくらが細々と。



これはさくらなんだよと説明するとお決まりのように撮影開始(笑)
しばらくスマホ撮影会開催。





家までの道のり あえて道路拡張中の工事中の道を選んだり
大通りにでないように歩いたせいか 人とすれ違うことさえなく。



振り返ったら 夕陽だけという…。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




BSプレミアムドラマ「昨日のカレー 明日のパン」が面白い。

原作も脚本も木皿泉さんときているから面白くないわけないと思うけれど
そういう潜入感なく観たとしても きっと面白く見ているに違いないと思う。

うっかりして「毎週録画」にしていなかったので 2回目を見そびれてしまった。
再放送していないので 初めて有料のNHKオンデマンドに登録して見た。
しかしダウンロードはできない。2回目のお話は 泣けるいい話だったので
夫が帰ってきたら通して全部見せたい。



デジカメの動画モードにして PCの前に固定して録画した…。
でも 画面の後ろ側に 障子の桟とかちゃんと撮れているか確認している私の怪しい影が
しっかり映り込んでいた。
それを考慮しても 第2話はどうしても外せないと思う。
どなたか 録画しておられたらお願いします ダビングしてください!

イヤイヤ コレガホンダイデハナイ

木皿泉さんの描くドラマはどうしてこんなにいいんだろう。
リアルで見た直後から もう一度見たくなる。

同じ木皿さんのドラマの「すいか」と同じ現象が今起きているのだ。

ひとつひとつのエピソードの狙うところがぶれていなくて
どのセリフも そこにあるべくしてあるというのか 無駄がなくて自然。
あんまりいやなやつがいない。
主人公はいるけれど なぜか第三者的な目線で 淡々とストーリーが進んでいく。

そして 言葉にこだわりがあるところがいい。
例えば 主人公 徹子さんっていうんだけど 
亡くなった夫の父(ギフ=鹿賀丈さん)は「テツコ」さんと呼び
会社の先輩 山ガールはひらがなで「てつ」と呼ぶ。

ちゃんとそれが説明台詞でなくて 自然に伝わってくるあたり
そして それが自分の持っているイメージとぴったりくるあたり
ぞくぞくする(笑)自分でもきっとそうするだろうと思ったり。

なによりも 亡くなった夫カズキ(星野源さん)を思う テツコと従兄の虎雄(あにやんがやってる)
幼馴染のムムム(おつうの好きなミムラさんがやってる)の 切ない気持ちがたまらない。

その中にも 日常の笑い生活の匂いが織り込まれていて
一話ごとに 登場人物が解放されていくのが たまらなくうれしい。

最近民放のドラマが 濃い味のお料理みたいに少しもたれてくるのに対し
NHKの方を持つわけでは決してないけれど
役者のもともと持つ強烈なキャラクターに頼らないNHKのドラマ、好きだなぁ。

「すいか」を繰り返してみるという高山なおみさんの 劇中料理は最高に美味しそうだし
ラストに流れるプリンセスプリンセスの「M」は実に切なく。

日々過ごしているとなぜか「すいか」を見たくなる時がある。
ビタミン不足な時に ドリンク剤が欲しくなるような感じかな?
カラダがココロがあの世界を欲しているかのように。

このドラマも そんなドラマになりそう…
それにつけても 2話がないのが悔やまれる…ほんとにだれか持っていませんかっ?

木皿さん繋がりの「すいか」で 主人公を演じた小林聡美さん。
この時は 同期のババちゃん(小泉今日子さん)という信用金庫の行員が
横領をはたらいて 指名手配になる。
そんな中 取り残されたような30代の女性を 魅力的に演じていたのだけれど
今週末公開の「紙の月」
小林さんは 横領をはたらく宮沢りえさんを見つめる役のようだ。

真面目な信用金庫行員をやらせたら右に出るものはいない(笑)と思った一瞬。
これもちょっと見たい作品。




コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




もうすぐ一年になるけれど ジャンベというアフリカンな太鼓を習い始めた。
なにか新しい楽器を始めてみたいと思って ずいぶん前にサックスの体験レッスンを受けた。
しかしながら なまじ楽譜が読めるので
どうも新鮮味がない。さらに謙虚にレッスンが受けられないことに気づいて それっきりに。

打楽器は学生時代やってみたかったけれど ご縁がなく
五線譜ではないから きっとフレッシュな気持ちでレッスンに望めるのではないかとずっと思っていた。
思い立ってからずいぶん経って やっとスタート地点に立つことになった。

なにせ ○才の手習いなので なかなか思うようにいかないけれど
先日 発表会ライブで末席で参加させていただく。
人前で演奏するのは何年振りかで かなりモチベーションも上がって
楽しい経験をすることができたと思う。

サテ

そのライブの直前から おつうが風邪をひいて熱を出す。
とても頑丈そうに見えるのだけれど 意外にちょこちょこマイナーに寝込むのがおつうだ。
大抵は「気合」で直す彼だが 今回は薬を飲んでも熱は下がらない。
といっても 幼子ではないし 消化のいいものをつくるのと 
水分補給のために飲み物を買いに行くくらいしか わたくしの仕事はないので
ライブ前日もリハーサルだったし 食べられそうなものをお弁当にして
わたくしはいつもどおりお出かけ。



今回の会場は 伊勢佐木町というなじみのない場所。
ガード下の飲み屋さんというイメージがあるが、そのガード下は
今やクリエイターさんたちが活動するアートなエリアになっていた。



ソレハサテオイテ

週が明けてもおつうは復活せず、というよりどんどん状態は悪くなり
水曜日の朝には かかりつけのクリニックから電話かがかかってきて
血液検査の結果がよろしくないので 入院したほうがよろしいかということになる。



おつう人生初の入院となる。

入院後も一週間は熱が下がらず といっても自然治癒をまつタイプの疾患だったので
ひたすら点滴を受けて安静を保つのみ。
その後血液検査での数値上昇が止まるのと同時に 熱も下がり始め
さらに一週間後 めでたく退院。

後半は退屈との戦いなので 普段活字を読まないおつうだったが
仕事の前後に ずいぶん本を届けた。

中でも気に入ったのが 「みをつくし料理帖」
多分好きだろうと思ったが 何分食欲が全くない時期もあったので
そろそろいいかな?と終盤に投入。

治りかけのちょっとおなかがすくころだったこともあり
帰ったらあれこれ食べたいと思いながら読んでいたようだ。

退院後 数日は自宅で療養したけれど
リハビリがてら散歩に行って タコを買ってきた。
小説の中に出てきた 胡瓜とタコの酢の物 が食べたかったらしい。

まだ 食べることにも体力が要るようで 疲れるらしいが
今週から職場復帰。
あっさりしていながら 元気の出そうなものということで
いつもよりゆっくりと食事をする時間を過ごしている。

「退院したらまずは鍋」と言っていたので
自ら買ってきたタラと帆立の鍋もやったし
ゴーヤチャンプルーにもずく酢、野菜たっぷりのスープも常備している。
こう考えると彼の食事は実に健康的だ。

そういえば 病に倒れる前は 結構激務で
夜が遅いのをいいことに わたくしも食事の支度に手を抜いていたのかも。

当初 一か月は入院…なんて言われていたので
退院を待つ間に 酵母を育てて退院したらパンを焼こうなんて
いくつも瓶を並べていたけど
驚異の回復力で 酵母が育つ前に帰ってきてくれた。
これもまた いいことだ。

家にいてもほとんど顔を合わせることもない同居人だけれど
いないと違和感、そして不在にならないと決して気が付かない違和感。

健康には気を付けようね。


コメント ( 9 ) | Trackback ( 0 )