散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



わたくしの実家をご案内いたしますわ…おーっほっほっ(笑)


以前から アンテナが反応して行きたいと思っていた「起雲閣
熱海駅から20分ほどのところにある、広大なお屋敷でございます。

1919年、内田信也氏がお母様の療養のために建てた別荘が始まりとなります。
実業家として大正~昭和にかけ、活躍したということで
その建物は贅を尽くした造りです。
おもにこの時代は 和室の充実期です。


この和室に使われているガラスは、
ゆらゆらと歪んで見える典型的な日本ガラス。



もちろん大正~昭和の建物と言えば わたくしの萌えポイント。

その後 1925年 根津嘉一郎氏がここを取得し、
(意外に早く手放されたのね)
ローマ風浴室やアールデコ調の洋間などが増築されます。
内田氏と同様、当時の実業家で、ローマ風あり 西アジア風あり
ヨーロッパ風ありと、ちょっと節操がないんじゃない?と突っ込みたくなるくらいの趣味の良さ(笑)
それでも 後に文豪たちが執筆活動のために滞在したと言われる、その建物オーラはじんじんと。


窓のからの風はさぞかしさわやかだったことでしょう。



窓にも天井にもステンドグラスを多用した タイル張りの洋室。
このガラスもタイルも当時の一流の職人さんたちが関わったものだそうです。


このタイルは まさに萌え~♪




こちらはビバルディの「四季」が似合いそうな(イメージ貧困)食卓?
ちなみに玉姫というお部屋です。


部屋を仕切るドアも どっしりとしたもので統一。
ごつごつした質感で存在感いっぱい。

群馬、四万温泉にある「積善館」を彷彿させるようなローマ風浴室。
これ、観たかったんだ~


冬場はかなり寒そうですけれどね。

味のあるカランも 近くまで入れなかったので望遠で撮ってみましたが…わかるかな?

この建物は昭和に入って1947年、桜井兵五郎氏の手に渡り、
旅館として開業、太宰治や山本雄三、志賀直也 尾崎紅葉などの文豪が好んで滞在したそうです。



順路通りにまじめに見学するほかの3人に対して、
団体行動とれず、勝手にうろつくわたくしですが、最後は起雲閣まえの甘味どころへ…


(少々ピンボケです)

こちらはとても愛想のよいマスターさんのいる「福屋
クリームあんみつをいただいたのですが、このあんこは白餡にオレンジピールの入ったもの。
バニラアイスと相性がいい新製品ということで 新製品にも弱いわいちゃんとわたくしはこちらを。

しろあんのあんみつは初めてでしたが、ほんのり柑橘のピールの味とアイスクリームと相まって
さっぱりした美味しいあんみつでした。

前回は雨で何もできませんでしたが、
今回はかなり充実の初日を過ごすことができました。
チェックインにもばっちりのお時間となりましたので お宿へ向かいます。




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前回の熱海旅行は 生憎の雨模様で
白濁した山中で不完全燃焼だったわたくしたち。

懲りない4人組が再度訪れた熱海。
気象予報は悲しいことに曇り→雨?
(梅雨時に計画する方もする方ではあるけど)
もう6月の声を聞かんとしているのに なぜかコートが必要な寒さ…。

せっかくリーズナブルなお宿に泊まれるので
交通費ももちろん有料特急など使わずに、湘南新宿ライン→快速アクティーの乗り継ぎにて
現地到着。
前回は雨がひどくて 駅前の足湯につかるのも儀礼的に終わったため
今回はしっかり堪能。
30分近く浸かっていたかも…(待っていた方もいらしたかも ごめんなさい)

しかしながら 足湯の効果というのは噂に聞く以上。
ここに着くまでに 冷え冷えだった私の足先は
ぽっかぽかで 足取りも実に軽くその日の行程を過ごすことができました。

まずは 恒例のお昼ご飯探し。
今回もノープランです。

熱海銀座を歩きながら 一同足湯でかなり空腹感を訴えており、
それでも 妥協はしないぞ の眼力で 美味しそうなお店を探す。

本線からそれた所に見つけたのが 場所的には実に穴場的な「割烹 大にし
アーケードに小さく掲げられた看板に「限定50食」と書かれた定食に
「限定」の文字に弱いわいちゃんとわたくしが反応。


まったくの予備知識なしに 4人なら怖いものなし で入ってみる。


入るなり、入口付近には今は使われていないと思われるカウンター一式。
奥は薄暗い、ちょっとひなびた感じの飲み屋さんふう。

定食は お刺身 天ぷら 煮魚 とあったので
うっかり3種類とも食べられるのかと思っていたら
この中から1品選ぶタイプでございました。
もたもたしていると 女将さんに叱られます(笑)

おひとりで仕切っておられるので 愛想はありません。
なんだか怒られているみたいですが、お客さんは次々と訪れます。

わたくし、自分ではなかなか満足いく仕上がりにならない煮魚を。


お隣の方が一足先に食べているのをちらりとみると
真っ黒な煮汁に 金目の目玉と何やら四角い物体。

こんにゃくかな?
と思っていたら なんと 絹ごし豆腐でした。
煮魚に 焼き豆腐を入れたりすることはありますが
柔らかい絹ごし豆腐。
お箸を入れると3分の2くらいまで 煮汁が浸みていて いいお味。
金目も半身で実においしい。
この色なので さぞかし濃いと思いきや しょっぱくなく
コクのある感動の煮魚でございました。

お恥ずかしいのですが わたくし、魚を煮るのが苦手。
煮すぎてかちかちになった鰈や、しょっぱくて食べられない金目など
過去に背負うキズ多々あり。


こちらは お刺身定食。
桜海老とアジ、鮪です。
それぞれ 1050円。
ご飯はお変わり自由です。

普段米粒はあまり大量には食べられませんが、
煮魚の煮汁をかけて いただくと予想以上にいけます。

どうしても旅館やホテルでの夕餉は豪華になりますので 
お昼は美味しいものを軽く と言う方にお勧め!
また 熱海のお気に入りができました。

ちなみにこのお店。
帰ってきてから調べてみると 女将さんのことがクチコミにかなり登場していますが
それもなんだか らしくて好感のもてるお店でした。

さてさて 懲りないアラフィーたちの週末。
またしばらくお付き合いくださいませ。

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