散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



あきのみやじま というともちろん安芸の国のあきなんだけど
どうも昔から 秋の宮島と脳内イメージがある。

今回はちょうどどちらでもいい季節(笑)

トンボ帰りの広島旅行でしたが 
当時食べられなかった「焼き牡蠣」をどうしても食べたくて宮島へ。

JR宮島駅からフェリーで渡ります。
フェリーの中まで冷たい雨が吹き込んでくるようなお天気でした。

ちょうど潮が引き始めたころだったようで
干潟がどんどん広がっていきます。





物おじしない鹿さん。







ちゃんと鳥居にむかって轍が出来ているのがいいな。



どこを切りとっても絵になるように出来ている辺り憎い。


こちらは桜の名所らしい、大元浦の石段。
やっぱり人を引き付ける力のある風景だと思う。

最初は神社だけ見て 市内に戻ろうかと思っていたのですが
いざ回りはじめると 思っていたよりも楽しくなってきて
雨のせいか人が流れていかないような紅葉谷の方へ行きたくなりました。



片手に傘、片手にお土産のお醤油(三本も買った…)をぶらさげての散策(笑)



ひたすら寒々しい感じですが 風がなかったのが幸いして体感温度はさほど低くないような。



これ、わたくしの十八番
「奥山に 紅葉ふみわけ鳴く鹿の 声聞くときぞ 秋はかなしき」(猿丸大夫)をイメージして
鹿を追いまわし追いかけられながら撮りました。
この歌、実に解りやすいなと 今更ながらに思う(笑)

ちょうど 紅、緑の紅葉が混在する中
銀杏の木も綺麗に色づいて イエローカーペット。



フェリー乗り場に戻る道すがら ここもあまり人がいなかった、
豊国神社の千畳閣にも立ち寄ってみました。



へー、ここ 豊臣秀吉が着工したのに 秀吉が死んでしまったまま完成していないんだって。
明治時代からは 秀吉が祀られているそうです。
畳千畳敷ける広さがあるとのことで 入口では「本当に敷けるのか?」と
質問している人がいました(笑)



ここ なんとなく好き。

ぼんやりと明るいのは蛍光灯もありますけれど
外にそびえる大銀杏の木の放つ 自然の光。



桜の時期も見事でしょうねー。



これは最近のものだけれど もみじまんじゅう生誕100周年記念奉納 というのが
なんとなく楽しくて。

忘れてはいけない今日の窓。
表参道から外れるとこうした町屋があります。



思っていたより見どころあるねぇと帰りの時間も気にしながら
やはりどうしても 焼き牡蠣だけは……



並ばずに食べられそうで かつ 「焼いてます」感の味わえるお店でと
参道をうろうろする。



2個で400円。 もう二つくらい食べたかった。



そして 意地でも食べるつもりだった穴子飯。
せっかくだから 牡蠣飯とシェア。半分ずつ。

この日は もう一つの目的地、想い出のマンションにも寄りました。
再開発で驚くほど変貌を遂げた、かつて住んだエリアに驚く。

残っているのは 医院とシャッターの閉まった小売店。
ほとんどがお店を閉めてしまったような中で
なんと 当時あったお好み焼き屋さんが一軒だけ残っていた。

それも当時のまま。

外から眺めていたものの どうしてもここに来た記憶を残したくて
お腹は空いていなかったけれど お店に入り
お互い相談もなくソフトクリームを食べることにする(笑)

突然入ってきた中年夫婦が お店の隅でソフトクリームを食べる姿をご想像ください。

おばちゃんも なんだこの人たちと思ったに違いないので
「実は 20年以上前にここに住んでいて…」と苦手だけどコミュニケーションを図る(笑)
小売店が量販店に押されてお店を閉める中 ここだけは残っていたらしい。

やはり 旅には会話が必要なのだと思う今日この頃。
袖触れ合うも 多少の縁。

実に凝縮された今回の旅もこうして終わりを迎えるのでした。















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