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散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



陶芸工房には多才な方たちが多い。

同じ曜日に来ておられる方の中に そば打ち道場にも籍を置かれている方がおり
新そばの出回るこの時期に 毎年工房でそば打ちをふるまわれているとのこと。
今年は わたくしもそのおそばのご相伴にあずかることに。

広い作業台や大鍋のある工房はそば打ちにも最適。
そば打ち用の台やながーい麺棒、その他の必需品を抱えて
本日のそば打ち職人が登場。
今日ばかりは 土をいじるのをお休みして 皆さんそば粉に注目。



「練る」と言う作業は パンでも経験しているけれど
そば粉が多ければ多いほど グルテンが出来にくいわけで
微妙な水加減だけが頼りとなり うすーくうすーく伸ばされていくそば生地。

お聞きすると このそば打ち、三年めで
最初の年は そばを茹でたらぶつぶつに切れて
師匠いわく長さ6mmのそばを食したとのこと。



今年は見事に伸びたそばが 無事に茹であがり
そば好きの師匠も満足の 喉越しのよいおそばを頂いてきました。
来年の課題は myそば猪口を持参すること。

そばの友のかき揚げを作ってくる方あり 麺つゆを用意する方あり
朝採れの自家製野菜を持ってくる方あり…



この本日のそば打ち職人さん、
陶芸でも とても個性的な作品を作られる方。
絵の素養もあるので、旅行先の風景を展開した大皿を作ったり
独創的な珈琲セットで 市の展覧会で賞を取ったりと大活躍されている。

今日の作業を拝見しても 基本に忠実に手抜きのない作業にうなづける。
そういえば わたくしが師匠に基本的なことを指導していただいていると
すっと横に立って聞いておられることもしばしば。

午後からは通常の作業に戻ったけれど
わたくしは、相変わらずまっすぐな湯呑はできないし 削りも中心が取れないまま。
中途半端な湯呑を 大量生産中。
師匠は 「ブログ仲間に分けておやりよ。
そのうち誰ももらってくれなくなるから」と冷たい(笑)

ヒジョウニアセル

回りの方たちは10年選手も多く、焦ったところでなにもいいことはないのだけれど
ふと 非常に効率の悪い趣味に足を踏み入れてしまったのではないかと
不安になったりもして。
ただ 間違っても 元を取ってやる的な発想をしない(できない)分救われているような気もする。
週に一回のお楽しみだけれど なにやらいろいろ考えさせてくれる時間だ。


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