散歩写真をBGP(Back ground Photo)に
日々の徒然、主にたべもの。
わたしの居場所~M's Lunch Boxes



変わるものあれば変わらないものあり…。

10年ぶりくらいに大学の同期+同窓会。
ちょっと以前にも書いたけれど 一つ上の学年と合同開催。
宴会好きの上の代に腰の重い我が学年が便乗した感じ。
ちなみに我が家は夫婦での参加となる。

銀座での会なので 少し早目に家を出て銀座到着。
付いた途端にお腹が空いて 四丁目のド○ールにてお茶。
もしかしたら 皆禁煙していて 宴会中に吸えないかもと心配した夫が一服。

わたくしは 常に5分前(以上)行動を目指すひとなので
予定時刻の10分前には ドトールを出たい。
夫曰く 皆すぐには来ないからゆっくりでいいと。
しかし わたくしの学年ははっきり言って時間厳守の奴が多いから
もう大半来ているに違いない。
案の定、そのあたりも予想通りの展開。



宴は順調に進む。
卒業以来の輩も 当時の口癖、当時のしぐさ、当時のリアクション、変わらず。
変わったのは 丸みと頭髪(失礼)

男性陣は名刺交換で盛り上がっていたなぁ。
あいつは年収2000万だ!とかえらくカッコイイ肩書きを羨んだり
なんだかんだ言いつつ 内心焦るところも無きにしも非ずだろうけど。
公務員の彼は もらった名刺に序列をつけてトランプの如く並べるかと思えば
営業職の彼は「じゃあお前 俺らみたいに営業できるかー」の一喝で笑い飛ばす。

そうそう…禁煙ブームの折、おそらくかなりのスモーカーが禁煙しているだろう、
それを見せて夫に禁煙を…(しないだろうけど)と思っていたら
筋金入りのスモーカーたちは 相変わらず死ぬほど吸っていた。
当時は 大学構内にちゃんと灰皿が点在している環境だったしなぁ…。
なので わたくしも今日はいぶされた燻製の気分。

同じことを繰り返し繰り返し語る。
洗髪後のドライヤー時間を自慢しあう(男たち)
女性は今回 同期がふたりだけだったけど 先輩達も相変わらず。
いや わたくしは相変わったかもしれないけど。

でもやっぱりあの時代は 最後の良き時代だったのかも思う。
バブルの前の 静かな学生時代。
「あの頃携帯があったら 全然違う学生時代だったよね」と語る彼は
夫婦で日本の名山を登る趣味を持ち、
また 別な工芸作家をめざした彼は 今は地元へ戻り家業を継いでいる。

この 元工芸作家、結婚前にわたくしの実家近くの道でたまた会って
せっかくだからご飯食べてきなよ とご招待したことがある。
(ちなみに わたくしの女友達も一緒の時でございます、誤解なきよう)
その時わたくしの部屋に the WHO のカセットテープを見つけたそうな。
カセットテープというところが時代を感じさせるのは置いといて
明らかに わたくしのテイストではないこのテープのことが気になっていたとのこと。
その後 夫と結婚することになったと知った時、
そのテープが 夫のものだったのだと納得した、と言う話をしてくれた。

25年の時を経て知ったエピソード。
人間と言うのは変なことを覚えているもので
本人が忘れていたことを覚えていたり
かなりの年月を経て 知ることも多く。

新しい発見などありそうもない場面で知る、意外な過去(笑)
そしてまた いつもの日々が始まる。


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