ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ブルーリバー

2012年09月28日 | Weblog

 

かつて日本で公害が大問題の頃、ニュースなどで川や海の汚れた映像ををよく見たものである。得体の知れないものが表面に浮かび、兎に角汚いという印象だけは残っている。最近だと、中国の公害で同じような映像を見る。中国のものは、見るからに毒々しく、有害物質垂れ流しという印象だが、実際のところがどうなのかは判らない(映像を操作している可能性もある)。日本の場合は、白黒写真のイメージが強く(水俣のユージン.スミスなど)、公害イコール毒々しい色、とあまり結びつかないのではないだろうか(個人的なものかもしれないが)。

と、前置きが長くなったが、先日ある川を遡上ではなく下ったとき、河口近くの淀んだ部分が、あまりにも毒々しい色彩を放っていてここは中国かと思ってしまったのだ。まるで墨流しのような模様。周りが緑で中心は硫酸銅のような青色。緑の部分はアオコで、ゴミのように見えるのは浮遊植物なのでこれらは普段から馴染みのあるものだが、その硫酸銅(のようなもの)が異様だった。これで大丈夫なのか。

こんな汚い川でも、この部分から30メートルほど上流ではカワセミが飛んでいた。ブルーとブルーでシンクロしていてそれはそれで美しかった、で良いのか?

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