ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

観察記

2011年05月05日 | 生き物 自然

 

連休中の蓼科は、例年通り人は多かった。ヴィーナスライン沿いの人気御三家、産地直送(ちょっと怪しい)を謳ってる「蓼科自由農園」蕎麦屋の「みつ蔵」イングリッシュガーデン(結構しょぼい)の「バラクラ」全て大盛況だった。そして、蓼科湖に近い桜の名所「聖光寺」も大賑わい。ただし未だ一分咲きという状態。車から見た限り殆ど蕾で、花見と言うより蕾見だ。気分でないだろうねと思いながら通り過ぎ、いつもの場所に車を止め(ここはいつものように静か)定点観測地を歩く。やはり、季節は遅れている。ウスバサイシンの葉も全く見えない。飛んでる蝶も殆ど越冬した蝶で、普段の年の一ヶ月前くらいの感じがする。

 

 

越冬して、大分くたびれた「テングチョウ」

 

 

他見かけたのは、「キベリタテハ」「キタテハ」「コツバメ」で、肝心の「ヒメギフ」はまだ発生してなさそうだ。早々に諦め次の定点に移動する。山の中のトンボ池だ。だがここは更に何もいない。トンボには相当早すぎた。

 

 

ここもさっさと諦め次の定点に。トンボに手を伸ばしたおかげで、最近は定点が矢鱈と多い。しかも、広範囲なので回るのが大変だ。今度の場所は霧が峰の方角。最初からここだと家からも近いが、蓼科方面に行ってからだから小一時間かかる。こんな山の中の細流を覗く。

 

 

例年だと、「マメゲンゴロウ」や「ヒメゲンゴロウ」がいっぱいいるが今回は殆ど見られない。動くものはカゲロウの幼虫かトビケラの幼虫ぐらいだ。ただ、このトビケラの幼虫(種類は判らない)、その家の造りがあまりにミッドセンチュリーで良いセンスだった。写真だと色が今一つだが、実物はモザイク模様もくっきり。大きさは5センチほど。この中に幼虫が隠れていて、川の底を移動するときには顔を出す。そして家を引きずるようにして這う。ちょうどヤドカリのように。一番の違いは、この家は自作というところ。撮影のため水から出てもらいました。

 

 

その他は、越冬した蝶が見られただけ。まずは「エルタテハ」。ここで見るのは初めてだ。風雪に耐えるとどうしてもボロボロになりがちだ。

 

 

そして「ルリタテハ」。これはそれほどボロボロでもない。

 

 

長くなったので、つづく。

 

 

 

 

 

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2 コメント

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Unknown (ハーさん)
2011-05-05 23:36:05
GWの蓼科ですか、懐かしいなあ・・・

付き合い始めの年のGWに、家内が盛岡から遊びに
来てくれて、車でいろいろ案内しました。

その時横谷観音の駐車場から撮った写真が素晴しくて・・・
アルバム類は全て家内の実家に置いてあったのですが、
津波で全部流されてしまいました。
ピカビアさん、なんかのついでに横谷観音からの
写真をアップしてくれたら嬉しいです。
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Unknown (ピカビア)
2011-05-06 11:06:10
お安い御用です。
良い天気のとき、たんまり撮ってきます。
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