ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

続 自家焙煎コーヒー

2012年09月20日 | Weblog

 

この田舎で、自家焙煎コーヒーの需要がそうあるとは思えないと書いたところ、この前初めて買った店が10月で閉店ということであった。理由は、売れなかったということだろう、多分。新たに最近オープンした自家焙煎の店は、そこから10キロ以上離れてるところだから、競合するとも思えないが、元々客の絶対数が少ないわけだから、そう考えると影響はあったのかもしれない。焙煎にまで拘るというのは、トンボで言えば、一まとめで赤トンボの世界を、細かく何アカネと分類するようなものかもしれない。多くの人にとってはどうでもいい世界なのだ。コーヒーはコーヒー、赤とんぼは赤トンボで決して間違いではない。

T君は以前、安曇野にある自家焙煎の店に何回か行ったところ、店の人に同じ人種に見られたらしく、自家焙煎の店など絶対儲からないから止めた方がいいと言われたらしい。焙煎機だって結構なお値段だし、そういう店の場合、売れないものをずっと置いとくこともできない(品質を保つためには)。ロスも多いだろう。傍から見ると、自分の趣味の延長としてやってるように見える店が多いが、実際、定年した人が、退職金を元に借金もせず、儲けがなくても維持できる余裕があり、とそんな条件があって初めて可能という世界なのではないだろうか。

 

 

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