ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

シードル

2019年12月13日 | 食べ物


NHKでシードル特集をやっていた。案内役はル.ブルターニュ(日本におけるそば粉のガレットの草分け的店)の代表のフランス人。その彼が本場のブルターニュ(代表の故郷でもある)に行き、買い付けの為にいろんなシードル製造所を回るという内容。その中でシードルのロゼを作ってる会社に行った。果肉が赤いリンゴで作ったのできれいなロゼ色でここだけのものらしい。そこで試飲して味は良いのだがラベルが良くないという話になった。これは見てても思った。瓶が登場した瞬間、ラベルが安っぽいと自分も思った。結局、日本向けにラベルは変えることになった。

考えてみると初めてガレットを食べたのはこのル.ブルターニュで、シードルもそこで初めてだったのではないか。今から十五六年前の話。ガレットも美味いしシードルも美味いと思った。その後シードルも徐々に見かけるようになって、日本でも作られるようになった。日本物は三四種飲んだことがあるが、どれも熟成感がなく美味いと思ったことがない。値段はブルターニュものの倍くらい。ブルターニュでは地酒として何百とあるらしいので、その辺り日本における日本酒文化と同じで、シードル文化のない日本では致し方ないということか。
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