昨日の続き
「まあ、守備はよくなってきたんじゃない」(私)
「それはそうですけど、これ以上という可能性も感じ
ないんですよ」(Y)
「ジーコの時は、十試合の内一試合は物凄く良くて後の
九試合はしょぼくて、平均すると大したこと無い、岡ちゃ
んの場合は平均点はそこそこ、しかし、強い試合も無い、
ってとこか」(私)
「そうですよ、これじゃあWCにでても、善戦はするがま
た予選全敗なんてとこじゃないですか」(Y)
「状況を見ると、その可能性大かな」(私)
「おかげで最近は、代表に対する興味そのものも減って
きちゃいましたよ」(Y)
「それって、結構同じように感じてる人が多いみたいで、
ちょくちょく耳にするよ」(私)
「時代は、WBCですか」(Y)
「そう、時代はWBCなんだよ」(私)
「止めてくださいよ、それだったらやっぱりスカパーと
契約してサッカーと心中します」(Y)
ここで、再び話題は映画
「<キッスで殺せ>の最後に登場する<マンハッタン計
画>とか<オッペン.ハイマー>とか直ぐ分かった?」(私)
「分かりましたよ」(Y)
「何で知ってるの?」(私)
「その辺の原子物理の世界は興味がありましたから」(Y)
「物質とは何か、なんて本を読んでたのか?」(私)
「一時、工作舎の本に夢中の時代がありました」(Y)
「工作舎?聞いたことはあるけど」(私)
「粒子は波であるとか、どうもそういうのに惹かれてし
まうんですよ」(Y)
「Yの存在そのものが波みたいなものだしね」(私)
「存在はしているのだけど見えない、或いは確立でしか
証明されない存在、良いですね」(Y)
「今思いついたんだけど、波よりむしろエントロピーが
いいんじゃない、ゲロゲロ少年YよりエントロピーY
の方が格好いいよね」(私)
「何ですかそれは」(Y)
「エネルギーの拡散、元にはもう戻れないいわば無駄な
エネルギー、どうよ」(私)
「それだったら、まだゲロゲロ少年のほうがいいです
よ、それにわざわざ名前付けてくれなくてもいいです
よ」(Y)
「そうかあ?良いと思ったんだけどなあ」(私)