今日のpeko地方朝からが降ったり止んだり、気温は19度(異常!!)まで上がりました。
さて今回は、夕刊に週一で「ますます勝手に関西遺産」という関西にあるもので「勝手に遺産」にして、いろんな遺産を掲載されてる欄があるんですが、先日の夕刊から「へ~~~っ、こんなところがあるんだ~~」と、ちょっと興味をもったものをご紹介しますね。
JR神戸線の線路下にある高さ(1.3m)幅(1.5m)天井が(アーチ型)の「マンボウトンネル」と言われてる歩行者用のトンネルです。
摺れ違うのが難しくて通る前に向こうから人が来ないことを確認してからくぐるのだそうです。新聞の写真には、自転車の後部座席の5歳の子に声(頭を下げて~~)をかけて自転車を押しながら急ぎ足で出てこられた母娘さんが映っていました。此方の「甲子園口」のマンボウは20~30秒で通り抜けれるようです。
元は「用水路」だったようで、大阪 ̄神戸開業時は盛り土の上に敷設された線路の下の水路とされ、後に宅地化が進み水路は蓋をされ歩行者用になったようです。
悲劇もあって、出てくる人が早めに頭をあげ天井に痛打され血だらけで救急車を呼んだことも数回とか・・反対側から先客が来たことを確かめないと引き返すはめになったり、出てきた人は「お先に・・」の声をかけるのが暗黙のルール。
そして右側の写真にあるように西宮市には「マンボウトンネル」は三つあるようです。あの文豪谷崎潤一郎の「細雪」に数回出てくる「マンボウ」は「平松町」のものだとか・・此方は高さが(1.7m)で、長さが(22m)だそうです。
「大谷道」のマンボウは煉瓦積みのアーチ部分が「ねじりまんぼ」という独特の工法で、この工法での日本最古のものだそうです。見に行きたいな~~
「細雪」で谷崎潤一郎が「和蘭陀語のマンプウから出た」「人が辛うじて立って歩ける位な隧道・・」と解説してるようです。小さなトンネルを「マンボー、マンボリ、マンブ」と呼ぶ地域が三重や静岡等全国あるとか・・
新聞には「坑道」や「炭鉱の穴」等を意味する日本語の「間府」が語源と言うのが真説らしいと書いてありました。