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人間の感情をどう演じるか~塩田明彦監督著「映画術」から~

「人間の感情は常に複数あって、その複数ある感情のうちのどれかが今支配的になっている―――ものすごく怒っていても、急に笑いたくなったり、泣きたくなったり、「こいつを許している」と思っていたのになぜか感情が怒りの方向に突っ走っていったり、いろいろ複雑なことが起こるわけですよね。複数の感情が渦を巻いて一定しない。この感覚が大事なんです」塩田明彦監督著「映画術~その演出はなぜ心をつかむのか」からの引用であ . . . 本文を読む
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No1168『河内山宗俊』~「チョイと嬉しい」連中たち~脚本集の解説から引用

恥ずかしながら、初めてこの映画を観た時、どういいのがよくわからなかった。どの映画本でも、絶賛されている、夭折した天才映画監督山中貞雄の残した、今、全編通じて観ることのできるわずか3本のうちの、1本である。10年以上も前のこと、ツタヤも充実していなかったから、なかなか観る機会もなく、やっと上映の機会があった時には、喜び勇んで映画館に駆け付けた。しかし、正直、どういいのか、よくわからなかった。皆がほめ . . . 本文を読む
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