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No1164『家族の灯り』~待ちつづける顔~

レオノール・シルヴェイラがひたすら美しい。失踪した夫を待ちながら、義理の両親とともに暮らす。ほとんどしゃべらない。けれど、その心境が、無言の表情から、たたずまいから伝わる。 冒頭、海岸の船をバックにたたずむ青年の姿が波の音とともに、絵のように美しく映された後、街のシーンに移ると、部屋の窓から、石畳の路を見つめているシルヴェイラ演じるソフィアの後姿。路のガス灯に火が入れられてゆく。ソフィアが、おも . . . 本文を読む
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