goo

480-1レクチャーの感想

日曜に参加した劇場分子的・映画レクチャーで印象に残ったことを 忘れないように書いておきたい。 「つくり手とのコミュニケーション」 ある出来事、行為なりを、どう描くか、描き方のおもしろさ、すごさ(たとえば、セリフを抑えたり、説明を省略したり)を、観客が気付き、味わい、自分の心の動きと「シンクロ」できた時、監督の力量やねらいもわかり、その凄さを反芻しつつ、圧倒されるのだと思った。 これは、物語に対 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

No480『バルタザールどこへ行く』~ものいわぬロバの瞳~

映画を観ると、私はつい物語にひきずられがちなほう。 ブレッソン監督作品では、かなり前に『少女ムシェット』を観て、 ラストの悲惨さに驚いた。 すごいような気はするけれど、どうすごいのかわからない。 結局、物語として映画を観ようとしているから、 一つ一つの映像の力、細部に宿る力に気付いていなかったような気がする。 これはマリーとロバのバルタザールのお話。 冒頭、赤ん坊の真っ黒な毛並みのバルタザールに . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )