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No141「サマータイムマシン・ブルース」本広克行監督

タイムマシンをつかって、過去や未来へいく映画はたくさんある。 しかし、「昨日」に行って、壊れる前の、クーラーのリモコンを取ってくる、 なんて発想があっただろうか。 「くだらね~」と一言では片付けられない、とんでもなく奇想天外なおもしろさが ここには広がっていた。 舞台は、セミが鳴き、じっとりした暑さに包まれた、大学のSF研究会の部室。 なぜか野球のシーンから始まるところも、意味ありげ。 ありとあ . . . 本文を読む
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No140「いつか読書する日」緒方明監督

強くたくましく、地べたに脚をちゃんとついて生きている美奈子。 「火火」に続いて、女優田中裕子の名演が光る。 牛乳配達という設定がすごい。 坂道と階段だらけの街。(西東市という架空の街が舞台となっているが、ロケは長崎市) 真っ暗の中を起きて、薄暗い早朝、一段一段、階段を踏みしめながら牛乳を配っていく。 階段を上る音。息が切れる音。牛乳箱に入れる音・・。 街の空気が伝わってきて、冒頭からいきなり映画の . . . 本文を読む
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