スティーブン・ビショップを、ゴールデン・ウィークに入った29日に、我がフランチャイズの六本木「ビルボード・ライブ」で見て参りました。
「もしかして、今日は俺って若手?」って感じで、年齢層はやや高め。祝日ということもあってか、仕事帰りのサラリーマン風の姿はほとんどなく、それも落ち着いた雰囲気作りに一役買ったようでした。
今回のライブは、2月にリリースされたボサノバ・アルバム「ロマンス・イン・リオ」のプロモーション・ライブと思いきや、なんとそうではありませんでした。ステージ上にドーンとキーボード、彼のアコースティック・ギターとバックメンのキーボードによる“二人旅”。「ギター×2+パーカッション=ボサノバ」を想像していただけに、先日のトッド・ラングレンの時もそうでしたが、ステージ上のセッティングを見て、またまた「えっ、そうなの?」状態だったわけです。
な訳で、ボサノバ・ライブではありませんでしたが、そうは言ってもいかにもスティーブン・ビショップというギター+キーボードのアコースティックなステージ。どちらかと言うと、キャロル・キングのリビングルーム・ツアーとも相通ずる、実にアトホームな雰囲気のゴールデン・ウィークらしいくつろいだライブでした。
曲は代表曲と、新作から少々という取り合わせ。映画「トッツィー」のテーマ「君に想いを」や同じく映画「ホワイト・ナイツ」からの「セパレート・ライブス」などでは、十分に“ミスター・ロマンティック”を堪能させてくれました。曲間では、日本語も交えながら実に明るく楽しいノリでしゃべりも入れるなど、どちらかといえば物静かな印象の曲調とはまったく異なるキャラクターに、少々驚かされもしました。
何といっても、感心したのは高音の伸びが30年前とほとんどお変わりないこと。体はかなりメタボでしたが歌はなかなか達者で、相当歌い続けていないとああはいかないだろうなぁ、と思わされるほど見事な歌いっぷりでありました。
アンコール含めて全18曲。最後はとっておきの2曲、オリジナル・バージョンともボサノバ・アレンジとも違う「雨の日の恋」で明るく盛り上げて、「オン・アンド・オン」でしっとりと締める憎い構成(その後アンコール2曲あり)。代表曲を変わらぬ歌声で堪能できて、ファンにとっては十分満足のいくライブだったと思います。
私が何よりうれしかったのは、彼のファッションです。デビュー作「ケアレス」の裏ジャケット、スーツ姿で寝転がる彼の足もとがスニーカーで、ビリー・ジョエルと同じ「ジャケットORスーツにスニーカー」というスタイルに、アメリカっぽさを感じて憧れて真似していた20数年前の私。30年後の彼は、やはりスーツ&ネクタイに、足元はしっかりスニーカーでした。
歌声だけではなく変わらぬファッション・スタイルが、彼の普遍の“やさしい”音楽姿勢を象徴しているようで、これを見れただけで、個人的には「変わらぬ70年代をありがとう!」と言いたい気分でしたね。
「もしかして、今日は俺って若手?」って感じで、年齢層はやや高め。祝日ということもあってか、仕事帰りのサラリーマン風の姿はほとんどなく、それも落ち着いた雰囲気作りに一役買ったようでした。
今回のライブは、2月にリリースされたボサノバ・アルバム「ロマンス・イン・リオ」のプロモーション・ライブと思いきや、なんとそうではありませんでした。ステージ上にドーンとキーボード、彼のアコースティック・ギターとバックメンのキーボードによる“二人旅”。「ギター×2+パーカッション=ボサノバ」を想像していただけに、先日のトッド・ラングレンの時もそうでしたが、ステージ上のセッティングを見て、またまた「えっ、そうなの?」状態だったわけです。
な訳で、ボサノバ・ライブではありませんでしたが、そうは言ってもいかにもスティーブン・ビショップというギター+キーボードのアコースティックなステージ。どちらかと言うと、キャロル・キングのリビングルーム・ツアーとも相通ずる、実にアトホームな雰囲気のゴールデン・ウィークらしいくつろいだライブでした。
曲は代表曲と、新作から少々という取り合わせ。映画「トッツィー」のテーマ「君に想いを」や同じく映画「ホワイト・ナイツ」からの「セパレート・ライブス」などでは、十分に“ミスター・ロマンティック”を堪能させてくれました。曲間では、日本語も交えながら実に明るく楽しいノリでしゃべりも入れるなど、どちらかといえば物静かな印象の曲調とはまったく異なるキャラクターに、少々驚かされもしました。
何といっても、感心したのは高音の伸びが30年前とほとんどお変わりないこと。体はかなりメタボでしたが歌はなかなか達者で、相当歌い続けていないとああはいかないだろうなぁ、と思わされるほど見事な歌いっぷりでありました。
アンコール含めて全18曲。最後はとっておきの2曲、オリジナル・バージョンともボサノバ・アレンジとも違う「雨の日の恋」で明るく盛り上げて、「オン・アンド・オン」でしっとりと締める憎い構成(その後アンコール2曲あり)。代表曲を変わらぬ歌声で堪能できて、ファンにとっては十分満足のいくライブだったと思います。
私が何よりうれしかったのは、彼のファッションです。デビュー作「ケアレス」の裏ジャケット、スーツ姿で寝転がる彼の足もとがスニーカーで、ビリー・ジョエルと同じ「ジャケットORスーツにスニーカー」というスタイルに、アメリカっぽさを感じて憧れて真似していた20数年前の私。30年後の彼は、やはりスーツ&ネクタイに、足元はしっかりスニーカーでした。
歌声だけではなく変わらぬファッション・スタイルが、彼の普遍の“やさしい”音楽姿勢を象徴しているようで、これを見れただけで、個人的には「変わらぬ70年代をありがとう!」と言いたい気分でしたね。
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