日本一“熱い街”熊谷の社長日記

組織論の立場から企業の“あるべき”と“やってはいけない”を考える企業アナリスト~大関暁夫の言いっぱなしダイアリー~

キャロル・キング来日に思う

2007-09-08 | 洋楽
今日も出先から、携帯経由でアップします。
土曜日ですから音楽の話題でもひとつ。

女性シンガーソングライターの草分けキャロル・キングが、11月に来日するそうです。17年ぶり2回目。まさに大物来日ですね。ご存知ない方は、「ロコモーション」の作者と言えば少しは馴染みが出るでしょうか?
先のスティーリー・ダンもそうですが、最近は70年代ポップロックの大物の来日と聞くと、彼らのメタボ勢揃い状態を見るにつけ「これが生で聞く最後のチャンスかも」と、ついつい見に行かなくてはいけないような気にさせられることが多いですね。

ただ今回のキャロル・キングのコンサートには、不満プンプンです。なんでもファーギー、メアリーJブライジとの“三歌姫共演”(と言うより単なる寄せ集め)コンサートという訳の分からないブッキングなんですね。全くけしからん!
呼び屋側にどんな事情があったのか知りませんが、単に女性シンガーつながりというだけの、安易な組み合わせとしか思えないです。世の中にこの組み合わせで見れることを喜んでいる人がどれくらいいるのかと思うと、ますます疑問ですね。

呼び屋といえどもサービス業ですから、顧客の立場でサービスを考えるのがスジでしょう?今回は明らかに、客集め&収益優先の観点からとった企業の論理。“マーケッター”大関としては認め難いヤリ口です。もっと言えば、「抱き合わせ販売による独禁法違反」じゃないの?って感じでさえあります。
チケット代はS席15000円也。同じ金額でいいから、キャロル・キングだけのコンサートを見たいと思うのは私だけじゃないと思いますね。

そんな訳で、今回のコンサートは涙を飲んでパス。現段階では、追加公演で彼女の単独公演が実現してくれないかという淡い期待を抱いてはおりますが…。
このまま行かないことでチケット代金が浮いたら、そのお金はこの秋発売の彼女の紙ジャケットCD購入代金に振り替わる予定です。

キャロル・キングのアルバムというと、なんといっても名盤「つづれおり~タペストリー」をベストにあげる人が多いと思います。私のフェイバリットは、その次に出た「ミュージック」です。

なぜか分かりませんが、私は大抵の場合、大ヒット作よりその次作が好きなんです。ジャンルは違いますが、チューリップなら「心の旅」より「夏色の思い出」、甲斐バンドなら「ヒーロー」よりも「タッチ」みたいな感じ(ふる~)?ヒットによる自信とヒットの次をつくるプレッシャーが、いいバランスで創作に独自の味を加えてくれるように思います。

キャロル・キングの場合には、デビュー作の「ライター」から次作「つづれおり~タペストリー」「ミュージック」の3作はどれも高水準のアルバムで、たまたま諸条件が整った「つづれおり~タペストリー」が爆発的に売れただけ、と思います。
3作セットで聞くのが正しい聞き方かもしれませんね。

最後に競馬関連。
今日から秋競馬開幕ですね。
私は今日は外仕事なので馬券は買いませんが、新聞をながめて「蓄積経験則」的に面白そうと感じた馬の名前だけ。
中山紫苑ステークスは、母GⅠ馬ファイトガリバーの娘12番トップエクセレント。複勝でも好配当でしょう。

阪神朝日チャレンジカップは3番コスモプラチナからのワイドがおもしろそうです。

今日はとにかく暑い!