アップを済ませ、最終コール。スタート近くをうろうろしているとモコさんが応援に来てくれた。モコさんは捻挫のため今年は走れない。大きなボードにキラキラを飾ったものを用意しての応援だ。
トップが間もなく入って来るという、アナウンスがあり緊張感が高まってくる。スタートラインの近くに移動。トップが通過してから少し経って「10番」と大袋Aチームがコールされる。かすがさんが、必死の形相で走り込んでくる。駄馬さんが襷を受けて走り去っていく。間もなくして「11番」・・・Bチームだ。赤いウェアー、O田さんのラストスパート。熱い思いがしっかりとしみこんだた襷を確かに受け取り、
「行ってきます!」
と叫んで、走り出す。
「初めは突っ込んではいけない」
「しかし、抑えすぎてもいけない」
抑えて、抑えて・・・キロ4分を切っていればいいから。ココが1㎞と教えられた住宅展示場で時計を見ると「3分26秒!」げっ!もろに雰囲気の飲み込まれて突っ込みすぎ。しかしこのペースで走っても、地区と一般の人に一人ずつ(計2人に)抜かされてますけど。地区の方はしらこばと陸上クラブの村山監督だ。村山さんの背中を見失わないようにしながらペースをキープ。ここが2㎞と教えられた喫茶店では、怖くて時計を見ることが出来なかった。間もなく陸橋越え。抜かされた2人の背中からはあまり離れずに走れている。思いのほか余力があるから登りで越谷MCのランナーを猛追する。差は縮めたが追い付くことは出来なかった。登り切ったら、「しまった」登りで頑張りすぎてしまった。下りでは脚に来てふらふら状態に。(よく転ばなかったなぁ)
平地に戻って、ペースを取り戻す。マイペースで走っていると、MCのランナーとの差が縮まって来る。この方はすっと抜く。しかし、私を抜き去っていった2人との差は縮まらない。
「さすが、よく練習してきているなぁ」
と妙なことに感心していた。でも、自分も諦めるわけにはいかない。たった4㎞なのになんでこんなに苦しいの?あと500mぐらいか?おお、あそこの角を曲がれば最後の直線だったけ?あの人だかりは?あぁ、あそこが中継所だ。Bowstringさんいるかな?
「はい」
・・・。無事に渡せた。
陸橋からあとは、体中乳酸だらけでもがきながら、ただただ必死で走り通した。ピッチだけは落とさないように。頭がぼうっとしていても、夏場に繰り返した1000mインターバルの感覚が残っていたのだろう。
「目標は16分切りだったが・・・。」
時計を見ると
「15分5秒」
「えっ!」・・・間違いでは?もうろうとした頭で、このタイムは現実感がなかった。少しずつ少しずつ感覚が戻ってくる。駄馬さんを探す。一緒にCチームのO木さんを待つ。DチームのK村さんは繰り上げに間に合わなかったけど最後のラストスパートの姿は素晴らしかった。4人で健闘をたたえ合った。
結果的に、目標の16分切りは大きく越えることが出来た。試走の時が16分半だったのでたぶん16分切れるとは思っていたけれど15分5秒は出来過ぎ。しかし、なぜ最初突っ込んでしまうのか?今回の駅伝でその理由がよぉくわかった。
必死に走り込んでくる、仲間から襷を渡される。自分がスタートして、「マイペースで」とか「初めは抑えて」とか出来るはずがない。仲間の熱い思いを受け取って実力以上に頑張ってしまうのだ。
それでいいんじゃぁないかな?とも思う。それがチームで走るということだ。今回そのチームの流れに乗ることが出来て、非常に満足のいく大会だった。この経験を来年はAチーム入りをねらうという目標につなげていきたい。
駅伝の本編はここで終了。
月曜日の走行距離 5㎞ 月間走行距離 26㎞
トップが間もなく入って来るという、アナウンスがあり緊張感が高まってくる。スタートラインの近くに移動。トップが通過してから少し経って「10番」と大袋Aチームがコールされる。かすがさんが、必死の形相で走り込んでくる。駄馬さんが襷を受けて走り去っていく。間もなくして「11番」・・・Bチームだ。赤いウェアー、O田さんのラストスパート。熱い思いがしっかりとしみこんだた襷を確かに受け取り、
「行ってきます!」
と叫んで、走り出す。
「初めは突っ込んではいけない」
「しかし、抑えすぎてもいけない」
抑えて、抑えて・・・キロ4分を切っていればいいから。ココが1㎞と教えられた住宅展示場で時計を見ると「3分26秒!」げっ!もろに雰囲気の飲み込まれて突っ込みすぎ。しかしこのペースで走っても、地区と一般の人に一人ずつ(計2人に)抜かされてますけど。地区の方はしらこばと陸上クラブの村山監督だ。村山さんの背中を見失わないようにしながらペースをキープ。ここが2㎞と教えられた喫茶店では、怖くて時計を見ることが出来なかった。間もなく陸橋越え。抜かされた2人の背中からはあまり離れずに走れている。思いのほか余力があるから登りで越谷MCのランナーを猛追する。差は縮めたが追い付くことは出来なかった。登り切ったら、「しまった」登りで頑張りすぎてしまった。下りでは脚に来てふらふら状態に。(よく転ばなかったなぁ)
平地に戻って、ペースを取り戻す。マイペースで走っていると、MCのランナーとの差が縮まって来る。この方はすっと抜く。しかし、私を抜き去っていった2人との差は縮まらない。
「さすが、よく練習してきているなぁ」
と妙なことに感心していた。でも、自分も諦めるわけにはいかない。たった4㎞なのになんでこんなに苦しいの?あと500mぐらいか?おお、あそこの角を曲がれば最後の直線だったけ?あの人だかりは?あぁ、あそこが中継所だ。Bowstringさんいるかな?
「はい」
・・・。無事に渡せた。
陸橋からあとは、体中乳酸だらけでもがきながら、ただただ必死で走り通した。ピッチだけは落とさないように。頭がぼうっとしていても、夏場に繰り返した1000mインターバルの感覚が残っていたのだろう。
「目標は16分切りだったが・・・。」
時計を見ると
「15分5秒」
「えっ!」・・・間違いでは?もうろうとした頭で、このタイムは現実感がなかった。少しずつ少しずつ感覚が戻ってくる。駄馬さんを探す。一緒にCチームのO木さんを待つ。DチームのK村さんは繰り上げに間に合わなかったけど最後のラストスパートの姿は素晴らしかった。4人で健闘をたたえ合った。
結果的に、目標の16分切りは大きく越えることが出来た。試走の時が16分半だったのでたぶん16分切れるとは思っていたけれど15分5秒は出来過ぎ。しかし、なぜ最初突っ込んでしまうのか?今回の駅伝でその理由がよぉくわかった。
必死に走り込んでくる、仲間から襷を渡される。自分がスタートして、「マイペースで」とか「初めは抑えて」とか出来るはずがない。仲間の熱い思いを受け取って実力以上に頑張ってしまうのだ。
それでいいんじゃぁないかな?とも思う。それがチームで走るということだ。今回そのチームの流れに乗ることが出来て、非常に満足のいく大会だった。この経験を来年はAチーム入りをねらうという目標につなげていきたい。
駅伝の本編はここで終了。
月曜日の走行距離 5㎞ 月間走行距離 26㎞