光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

II-VI、150㎜ GaAs高速データコムVCSELsを光HDMI向けに発売

2020年02月02日 | 光製品情報

 II‐VI Incorporatedは、同社の垂直統合150 ㎜ GaAs技術プラットフォームで高速VCSELs発売を発表した。狙いは、コンシューマエレクトロニクスで光高精細マルチメディアインタフェース(光HDMI)ケーブルの伸び続ける需要に応えること。

テレビとコンピュータディスプレイの高解像度、大型、薄型に向かう成長トレンドが、スクリーンと遠隔の駆動エレクトロニクスを接続する高速データケーブル需要を牽引している。データコムトランシーバ用に開発されたII-VIの高速VCSELsは、現在拡張性のある150 ㎜ GaAsプラットフォームで提供可能になっており、光HDMIケーブルの大量予想需要に応えることができる。

同社レーザデバイスとシステム事業ユニットVP、Dr. Karlheinz Guldenは、「われわれの知る限りでは、II-VIは、内製開発垂直統合150 ㎜ GaAs技術プラットフォームでデータコムVCSELs製造を始めた初めての会社である。既存150 ㎜ GaAs技術プラットフォームの規模の経済を3Dセンシングに利用する当社の能力により、光HDMIケーブル向けのVCSEL市場で当社の競争力は非常に高くなる。当社は引き続き、徐々にこの150 ㎜プラットフォームをより多くのアプリケーションに利用していく。これには、すでにGaAs半導体レーザで提供している市場も含まれる」と話している。


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フォトニック集積回路(PIC)市場、2026年に22億6650万ドル

2020年02月02日 | 光市場

 Zion Market Research (ZMR)のレポートによると、大量の参入者により、世界のフォトニック集積回路(PIC)市場は、熾烈な競争市場の様相を呈している。

PICは、2つ程度の機能を統合し、電子回路と同一空間を占める。さらに、PICは、データキャリアに光を利用する。様々な機能の融合が、InPベースのPICでは、低コストで、単一のチップ上に実現されている。

さらに、光通信ネットワークの膨大なインストールが、この先数年で、PIC市場に新たな成長の道を生み出すと予想されている。フォトニクス技術は、パラダイムシフトであり、ヘルスケア、通信、飲食業に無数のアプリケーションを見いだしている。また、経済が力強い時期と経済危機の時代の両方で、業界の上位プレイヤが適用した注意深く、強力なコスト管理技術が、市場の利益と業界プレイヤの収益の両方に、奏功している。

InPベースのPICsが2026年までに市場シェアに特に貢献
PIC市場動力学は、データ伝送、レーザ信号および通信における膨大なInP需要の影響を受けると予測されている。

2020-2026年にデータセンタセグメントがアプリケーション展望で優位
 スマートフォン人口の増大と帯域増強要求は、世界中のデータセンタで膨大な需要を生み出した。スピードと帯域要求で、データセンタにおける集積フォトニクスの普及増が,予測期間でこのセグメントの成長を一段と押し上げる見込である。

2026年までに北米市場が大きな収益増を獲得する
クラウドコンピューティングと、光ファイバ通信におけるWANの膨大な利用の突出した増加が、予測期間に北米におけるPIC市場で,有利な成長市場を生み出すと予測されている。亜大陸におけるモバイル、ビデオ、クラウドベースソリューションの途方もない利用は、帯域増要求と相俟って、同地域における事業範囲を拡大する。

市場の成長に影響を与える主要プレイヤは、Infinera、Finisar、Intel、Huawei、Cienaである。


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DWDMシステムのコヒレントポート出荷は2024年に130万に

2020年02月02日 | 光市場

 Dell’Oro Groupの調査によると、DWDMシステムのコヒレントポート出荷は2024年に130万に達する見込みである。これらポート出荷の大きなシェアは400 Gbpsで動作する。

Dell’Oro GroupのVP、Jimmy Yuは、「DWDMシステムのコヒレントポート出荷はCAGR 18%で伸びると予測している。この市場をさらに刺激するのは、今年市場に出てきた、すべての新しい、高ボーレートコヒレントラインカードで、これによりこの先、何年も成長が続く。容量出荷ベースでは、コヒレントラインカードの最大シェアは、400 Gbps動作、波長速度であると当社は見ている。これは、メトロとロングホールネットワークの両方で、容量、性能、価格の完璧なバランスが取れている」と分析している。

調査のハイライト
・マルチサービス・マルチプレクサとWDMで構成される光トランスポート全体は、2024年までには180億ドル程度に達すると予測されている。
・メトロアプリケーションで、WDMシステムの導入が、次の5年でWDM市場の半分以上を占めると予測されている。


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