光産業技術動向ブログ OITT

OITTとは、Optoelectronic Industry and Technology Trendの略称です。

話題の燃料電池「Bloom Box」

2010年02月26日 | 新製品
 新興企業のBloom Energyが米国時間2月24日に開催した燃料電池「Bloom Box」の発表イベントは、各界の著名人が多数参加し、良い雰囲気に満ちていた。だが、同社は今、信頼できる低価格の製品を供給するという現実的な課題に直面している。

 カリフォルニア州サニーベールに本拠を置くBloom Energyは、24日午前にメディア向けイベントを開き、同社の燃料電池製品、Bloom Boxの詳細を明らかにした。この製品は複数の燃料電池セルをレンガ大のスタックにまとめて使うよう設計されており、冷蔵庫とほぼ同じサイズのユニットに収められる。24日のイベントには、カリフォルニア州知事のArnold Schwarzenegger氏や元国務長官のColin Powell氏、伝説的なベンチャーキャピタリストのJohn Doerr氏、Googleの創設者の1人であるLarry Page氏、さらにはeBay、Wal-Mart、Federal Expressといった大企業の幹部などの著名人が出席した。

 Bloom Boxは、内部で酸素と燃料が結びついて化学反応を起こし、発電する仕組みだ。小さなスペースでかなりの電力を供給し、従来型の送電網に依存している現状を変える製品とうたわれている。家庭向けの価格は1基3000ドルを切る予定で、既にGoogleやeBay、Wal-Martなどの企業で導入されている。

 Bloom Energyの最高経営責任者(CEO)、K.R.Sridhar氏が24日のイベントで示した展望の中から最も基本的なものを1つ挙げるなら、出力25Wの燃料電池セルを基本ユニットとし、1kWの「家庭用」ソリューションから、数百kWレベルの電力を企業や地域社会に供給するシステムに規模を拡大できる、という構想になるだろう。

詳しい情報はこちら。
話題の燃料電池「Bloom Box」、課題は信頼性とコスト:ニュース - CNET Japan

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