昨晩は久しぶりに一般のお客様が来られ、夕食後のお話しタイムがありました。お話をしていたら、地質や地形学に造詣の深い方のようでした。昨年縄文文化をお勉強していた時に、ついつい時代を遡って勉強し直したものの、いろいろわからないことが多かったので、これでもかと質問させて頂き、非常に勉強になってしまいました。
話の内容がかなり専門的だったので、以前にその分野に関係していた職業にあったのかとは想像しましたが、通常こちらからお客様の職業や過去を聞くことはありませんので、正確なところはわかりません。当YHには「お客様」という形でいろいろな方が来られるので、今回の方ももしかしたら大学の教授だったりしたのかもと。
以前にもキノコを専門に研究している方や、土壌分析の専門家なども来られましたし、鉄道関係は多いですが、やはり実際にその関係で働いている方の話は格別な面白さがあります。温泉マニアも多いですが、大学には温泉学などというものがあるそうで、それを学んだ方の話を聞いてみたいものです。それでもマニアと云われる方も度を越えると専門家状態。
また私の場合、ただ知っているという状態では飯のタネにはなりませんので、それをお客様にどう関心を持ってもらい、そこに行ってみてもらうかを考えなければいけません。また食堂にある資料も、ただ書くだけではなく、興味のない人にも手に取って見てもらうためにはどうしたらいいかということも、苦心する点で、そこが専門家ともマニアとも少し違うかもしれません。
そこで一つ言える(と思っている)ことは、「本で勉強しただけの話では、なかなか興味を持ってもらえず、現場に足を運んだ人間が一番説得力がある」ということです。マニアの方はいろいろなことに関心を持つ方が多いので、今まで知らなかったことに拘る(珍)マニアの方もいるでしょうから、是非そういう方にもお目にかかりたいし、当YHに来られた際には、何に拘っているのか、教えてもらえると嬉しく思います。
時々一時