フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月25日(月) 曇り

2020-05-26 11:12:40 | Weblog

10時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

さて、今日のタスクに取りかかろう。

住吉美紀さんが「ブルーオーシャン」に還って来た。

昼食は冷やし中華。今シーズン三度目だが、前二回は胡麻ダレだったが、今回は醤油ダレである。

東急プラザ6階の「くまざわ書店」が今日から営業を再開したので行ってみる。

前回営業再開というわけではない。同じ階でも営業している店舗と休業を続けている店舗がある。1階の名店街に入っている佃煮屋であさりの佃煮を購入。本当はタラコの佃煮がほしかったのだが、入荷していなかった。品揃えは普段の3分の1くらいだ。

「くまざわ書店」は6階にある。エレベーターに乗ろうと思ったら、「可能な限りエスカレーターをご利用ください」との張り紙が出ていた。たしかにエレベーターは「3密」空間である。

久しぶりに大型書店に来た。NHK俳句テキストの買い損ねた5月号がないかと探したが、短歌の5月号はあったが、俳句の5月号はなかった。念のために店員さんに確認したが、ないとのことだった。今日はそれだけ確認して、店内をぶらぶらすることなく、帰ることにする。いま、本を買っても読む暇がない。

サンカマタ商店街は、休日の昨日ほどではないが、普通に人が出ている。

今日オープンしたパン屋「ラ・パン」の前に行ってみる。予想した通り行列ができている。1時間に1回のハイペースで焼いている焼き上げているが、おいつかないようである。お店の方に電話での予約はできないのですかと尋ねたら、まだそれはやっていませんとのことだった。並ばないと買えないのであれば、諦めよう。普段から私は行列のできる店には並ばない。

帰宅して夕食までタスクに取り組む。

夕食は鶏肉とトマトとパプリカとズッキーニの炒め物、蕪と梅なめ茸、メカブ、卵とキャベツの吸い物、ごはん。

デザートはメロン。

今夜、緊急事態宣言が全面解除された。ただし、宣言直前の「3密注意」「不要不急の外出自粛」の日常に戻るということであって(公共施設や商業施設への規制が緩和される)、数か月前の失われたあの日常が戻るわけではない。勘違いは禁物である。今日発表された東京の新たな感染者は8人だった。

2時半、就寝。


5月24日(日) 晴れ

2020-05-25 13:42:22 | Weblog

10時半、起床。日曜日とはいえ、寝坊してしまった。

トースト、ベーコン&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

NHKの将棋番組をかけたら1988年12月に放送された大山康晴十五世名人と羽生善治5段の一戦を再放送していた(現在、スタジオでの今年度のトーナメント戦の収録は止まっているのだ)。1988年度のNHK杯トーナメントは、デビューして3年目の羽生が大山康晴、加藤一二三、谷川浩司、中原誠という現役の名人、歴代の名人を連破して優勝するというとんでもないことをやった歴史に残る大会である。感想戦では負けた大山が饒舌に一人でしゃべり、羽生はうなづいたり、ニッコリするだけだった。

さわやかな初夏の日が戻ってきた。

妻と散歩に出る。近所の専門学校のキャンパスのベンチで日向ぼっこ。いや、日光浴という感じだろうか。まだまだ空気はさわやかで、適度な風も吹いているので、汗ばむというほどではない。とにかく久しぶりの日差しが嬉しい。

駅前のサンカマタ商店街を歩くと、けっこうな人出で、マスクをみながしている以外は、コロナ以前の風景と変わらない。

「ラ・パン」という食パンとジャムの専門店が明日、開店のようである。人気のあるチェーン店のようで、店頭のチラシを持って帰る人が多かった。明日はたぶん行列ができるだろう。何日かしたら買いに来てみよう。

居酒屋の多いサンロード商店街はさらに「密」な感じである。客たちはこれまでの閉塞的日常からの解放感を楽しんでいるように見える。店の側もこれまでの営業不振からの挽回を図っているのであろうが、お互い、感染予防の配慮を忘れないようにして、徐々に戻して行きましょう。

昼食をまだ食べていない私は「プリミエールカフェ」に寄って行く(妻は一足先に帰宅)。

入口のそばのテーブルの上に手指の消毒液が置かれているのだが、(たまたまだと思うが)コーヒーゼリー(360円)のメニューの付箋が、ランチタイムのメニューから剥がされて置かれていた。プッシュすると消毒液ではなくコーヒーゼリーが出てくると誤解する客がいるかもしれない(いないと思うが)。

海老ドリアのセット(1000円)を注文。

ご主人が常連客とオークスをテレビ観戦していた。一番人気(単勝1.6倍)のデアリングタクトがゴール前ですっと抜けだして勝った。これで4戦4勝。無敗での二冠(桜花賞+オークス)は63年振りの快挙とのこと。

「プリミエールカフェ」を出る。時刻は4時半。「スリック」(5時閉店)にちょと顔を出しに行こう。

店内には先客が一人、テイクアウトの商品を待っていた。

食事をしたばかりなので、ドリンク(クランベリーソーダ)だけ注文。

私が本日最後の客になった。閉店の時間まで(実際は10分ほどオーバーして)神田さんとおしゃべりをする。昨日は忙しかったですが、今日はそれほどではなかったそうだ。「お店をやっているので外出はしていませんが、今日はベランダで朝食をとったんです。気持ちよかたったです」とのこと。

家路をたどる。

夕食は鯖の干物、玉子豆腐、サラダ、アサリの味噌汁、ごはん。

デザートは蜜豆。

WOWOWの『異世界居酒屋「のぶ」』の第2話(録画)を観る。『孤独のグルメ』の脳内一人語りと『深夜食堂』の人間ドラマをミックスしたような感じ。楽しめる。

深夜、近所をウォーキング&ジョギング(4キロほど)。

3時、就寝。


5月23日(土) 曇りのち晴れ

2020-05-24 12:58:50 | Weblog

8時半、起床。

トースト、ウィンナー&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

ウィンサーはシャウエッセン。茹でてから、目玉焼きを作ったフライパンの余熱でジュージュー焼くと、パリッとしておいしい。

紅茶のお供は「ティースプーン」のチョコレートブラウニー。

FMを聴きながら昨日のブログを書く。

昼食はどうしようと考えていたら、眠くなってきた。一週間の疲れが溜まっているのか、今朝、妻が久しぶりの美容院に出かけるというので早く起きて、こっちも目が覚めってしまったせいかもしれない。ふつう昼寝というものは昼食の後にするものだが、昼食もとらずに、1時間ほど昼寝をする。

起きて、書斎に戻ると、カーテンが明るい。久しぶりに陽が射している。

3階のベランダに出てみる。まだ雲は多いが、雲間から太陽が顔を出している。

3時半から卒業生のアスカさん(論系ゼミ3期生)とオンラインカフェ。彼女とは2月の末にリアルカフェをして以来である。そのときはコロナのことはニュースになってはいたものの、「3密には注意」くらいで、外出自粛や外出時のマスク着用ということまでは事態は進んではいなかった。

彼女は去年の11月に入籍した。もっともそのだいぶ前から彼とは一緒に暮らしていたので、新婚という感じではない。二人とも在宅勤務であるが、「仕事は職場に出かけて行ってしたいです。終日自宅にこもって仕事というのはストレスフルです」とのこと。仕事の場と私生活の場が分離している日常から、両者が混然一体となった新しい日常(当初は非日常であったがそれが1ヶ月以上続けは新しい日常である)に変化したわけだが、どんな場合でも、新しい環境への適応にはストレスが伴う。

うん? 背後に大きな熊の縫いぐるみが見えますね。

アスカさんは学生のころから熊の縫いぐるみが好きだった。当時は「リラックマ」というキャラクターにはまっていたかな。この大きな熊の名前は「ドム君」というそうだ。

「実はもう一匹いるんです」と言って、彼女が連れて来たのは「トム君」である。ど、どうも、初めまして。

彼女は岡田准一(V6)や宮田俊哉(キスマイ)の熱烈なファンで、全国のコンサートに足を運んでいる。・・・ついこの間までは。しかし、コロナのおかげでそうしたイベントはすべて中止となってしまった。彼女はこの2年間くらいがそうした趣味に夢中になる(夢中になってよい)人生の最後の時期だと考えている。そのあとの10年間は子育て中心の生活になるのだと。まだお子さんのいないまの時点でそう思い定めていることろが彼女らしい。そうスパッと切り替えられるものなのかと私は思うけれど、彼女にとっては人生というものは設計をしてそれを展開・実現する過程なのである。

先日、宮田君がパーソナリティを務めるラジオ番組に彼女は初めて投稿し、そして番組中でそれが読まれたそうである。すごいじゃないですか。さぞかし天にも昇る気持ちかと思いきや、そうでもないようである。彼女はその投稿の中で人間関係についての悩みを語ったのであるが、宮田君は思いのほか真面目にそれに回答した。「人には優しくした方がよい」と。そんな正論を言われても・・・と彼女はちょっと引いてしまったのである。「そうだね。ソリの合わない人っているよね」くらいの軽い同調を彼女は期待していたのである。ここには一般的な教訓がある。女性が悩みを語った場合、期待されているのは正論(説教)ではなく、同調(共感)であるということ。教師という仕事柄、私もついつい正論めいたことを言いがちである。もって他山の石のすべし。

下の写真はオンラインカフェの後に彼に撮ってもらったもの。仲の良さそうな雰囲気が伝わってくる。いいんじゃないですか。ちなみにドム君とトム君の間にいるのは猫の縫いぐるみ。「重さのバランスが本物そっくりなんです」とのこと。名前を聞いたら「ニャンコ」とのこと。熊と比べると、ちょっとゾンザイなネーミングではなかろうか(笑)。

次回はリアルカフェができるといいですね。

オンラインカフェが終ったのは5時半。結局、昼食は食べなかった(オンラインカフェの間、紅茶を飲みながらアーモンドチョコレートを摘まんだ)。

久しぶりに気持ちのよい空の風景である。

妻も昼食は軽めだったとのことで、「マーボ屋」に早めの夕食を食べに行こうということで話がすぐにまとまる。

妻が支度をしている間、庭先の紫陽花を眺める。

いろいろな種類の紫陽花がある。

これは初めて見るタイプだ。

テイクアウトはよくするが、店内で食べるのは久しぶりである。

中華サラダ。

鶏肉とカシューナッツの甘辛炒め。

鰆(サワラ)の蒸し物葱醤油掛け。

やっぱり作り立てをその場ですぐに食べるのがいいですね。ご馳走様でした。

ちょっと腹ごなしの散歩をしてから帰る。

芝生の上をちょこまかと足早に動いているのは、セキレイである。小柄なのはそういう種類なのか、まだ子どもなのか。

さあ、帰ろう。

妻が出先で買って来てくれたNHK俳句のテキスト(6月号)。

「巻頭名句」(片山由美子選)より

 子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實

 籐椅子に深く座れば見ゆるもの 星野高史

 ゆるぎなき青田の色となりにけり 清崎敏郎

 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 正木ゆう子

昼寝をしたせいだろう、疲れがとれて、体が楽である。振り返ってみると、春学期の授業が始まる直前(ステイホーム週間と世間では呼ばれていた時期)が一番しんどかった。耳鳴りの具合も悪かった。それが授業が始まり、忙しいなりにそれなりに一週間のリズムが出来て来ると、体がそれに馴れてきた。耳鳴りのレベルも下がっている(これはヘッドホンの使用を止めたこともあるだろう)。今日も授業の準備にいくらか時間を割いたが、基本的に休養日とした。やはり週末は心身を休めないと(毎日シームレスに授業の準備をしていると)伸びきったゴム紐のようになってしまう。

風呂を浴び、「桑田佳祐のやさしい夜遊び」や「福山雅治 福のラジオ」をradikoで聴きながら、日記を付けたり、ブログを書いたり。

論文を書いているわけではないので、「語り」+「音楽」というのが気分が寛いでよいのである。

2時45分、就寝。


5月22日(金) 曇り

2020-05-23 12:14:17 | Weblog

10時、起床。

このところ7時台、8時台の起床が続いて、いい感じ(午前中が長い)だったのだが、今日は寝坊した。昨夜が3時就寝だったからしかたないのだが。逆に言えば、2時くらいには寝ることにしなければ。

トースト、ベーコン&エッグ。

一仕事終えて、2時頃家を出る。この時間なら「まやんち」(現在テイクアウトのみ木・金営業)のお菓子がまだ残っているかもしれない。

ところが家を出たところで、お隣のNさんの奥様に呼び止められる。家によく餌をもらいに来る野良猫が隣家の庭で子どもを生んだのだそうだ。母猫はNさんの庭で餌を食べるとすぐに子猫の元に帰る。子猫は2匹で、生後1ヶ月ほどである。Nさん夫婦は子猫のことが気になって仕方がない。できれば母猫がNさんのところに子猫を連れて来て、そこで子育てをしてくれたらいいのにと思う。隣家の住人は猫の親子にはまったく無頓着(世話をするでもなく。追い払うわけでもなく)だそうだ。交渉してうちにもらって来ようかしらとNさんの奥様は言っているが、隣家の方は近所付き合いもない方なので、それもしにくいという。「どうしたらいいでしょう?」と相談される。お庭に入って、壁の間から隣家の庭にいる親子猫を見せてもらった。可愛い子猫である(子猫は例外なく可愛いものである)。われわれが見ているのに気づいて、母猫も子猫もこちらをじっと見ている。敵意のないことを示すために、「よしよし」とできるだけソフトな声で声をかける。「手入れのされていない庭で、カラスから身を隠す場所もあり、かえって落ち着くのではありませんか」「もしこちらの庭の方が子育てのためによい場所だと母猫が判断すれば、子猫を口にくわえて引っ越してきますよ」「そのときのためにいまから物置の入口を少し開けたおいたらどうでしょう」「いま、無理をして連れてくるのはよくないと思います」とアドバイスする。1年前に死んだ野良猫のナツは、寒い季節になると、私の二階の書斎に入って来てお泊りしていった。「野良猫をかわいがる人」として私は近所の人たちに知られている。だからこういう相談も受けるのである。

Nさんの奥さんと20分ほどおしゃべりをした。そのため(だとは断定できないが)、「まやんち」ついた時(2時半)、お菓子はすでに完売だった。しかたない。ご近所付き合いは大切だし、子猫はかわいい。

銀行に通帳の繰り越しに行く。

みずほ銀行の普通のATMでは通帳の繰り越し(新しい通帳の発行)はできない。記帳用の専用機であればできる。

「まやんち」の隣のビルに入っている「いっぺこっぺ」でカツカレーを食べたい誘惑に駆られたが、カロリー的な問題を考慮し、「吉岡家」(蕎麦屋)に行く。

もり(500円)とキスの天ぷら(380円)を注文。

キスの天ぷら4個と野菜の天ぷらが2個の盛り合わせ。これで380円はお得である。

女塚通り商店街を歩く。

ここは以前米屋だった。私が子どもの頃から(生まれる前から)あって、まだ家電話がなかった頃、ここに電話を借りにきていた(急な電話を取り次いでもうこともあった)。そんな役割を米屋は町内で果たしていた時代があったのだ(だから米屋は各町内にあった)。今は昔の物語である。

定食屋「志美津」。先代のおやじさんのときはトンカツがメインであったが、息子さんの代になって中華がメインになった。「只今元気に休業中」か。いい表現ですね。

「ティースプーン」の扉が開いている。ただしカーテンは閉まっている。島田さんが厨房で作業をしているのだ。

4時半から3年ゼミ(zoomミーティング)。前回よりもディスカッションができるようにまった。でも、まだまだだ。

6時15分から4年ゼミ(z00mミーティング)。前回も二人報告の予定で一人しかできなかったが、今回も二人報告の予定で一人しかできなかった。各報告の内容があれこれディスカッションするだけの内容を含んでいることで悪いことではない。4年生は「もぐり」を含めて11人なので、春学期はこのペースでやっていってちょうどいい。

学年別だが、私は2コマ(3時間)通しなので、疲れる。「zoom疲れ」ということが言われているが、たしかにリアル空間(教室や会議室)でやるのとは同じ時間でも遠隔の方が疲れる。まなざしの問題と、もう一つ、リアルな場で自然に生まれる「笑い」というものが遠隔では生じにくから(緊張がほぐれない)からではないかしら。

夕食は8時から。豚のカツレツ、ウィンナーフライ、味噌汁、ごはん。

あぶないところだった。「いっぺこっぺ」でカツカレーを食べなくてよかった。

深夜、近所をウォーキング&ジョギング(4キロほど)。

本日、提出された講義「日常生活の社会学」のレビューシートは50枚ほど、昨日(初日)の半分以下だ。今後、なだらかに右肩下がりになり、水曜日(締め切り日)にグッと増えるという経過をたどるだろう。

2時半、就寝。


5月21日(木) 曇り

2020-05-22 13:40:40 | Weblog

8時半、起床。

私は起きてすぐに朝食は食べない。そんなに空腹感はないからだ(妻はそれはおかしいという)。書斎で文字通り「朝飯前の一仕事」をして、1時間ほどすると、腹が減ってくる。

パン、ウィンナー&エッグ、豚汁、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。普段はない「スープ」が加わって、ランチョンマットの上がにぎやかだ。

食後の紅茶のお供はオレオ。

担任をしている基礎演習の来週のzoomミーティングをスケジュールし、学生に招待状を送る。また、「なんでもフフォーラム」をムードル上に設置する。特定の課題のためのフォーラムとは別に同級生同士が交流できる「広場」として活用してくれたらいいと思う。

庭の薔薇の花がハルの骨壺の前に飾られている。ハルが死んだのが4月18日。今日が34日目だ。49日を迎えたら骨壺を庭に埋めようか。前の飼い猫のグーのときはそうした。

昼食は高菜チャーハン。

食後、散歩に出る。今日も太陽は雲に隠れたままである。

ATMで自分の口座に現金を振り込む。このところ外出機会が減ったせいで、月々の小遣いがあまり使われないままに手元に残っているので、預金しておくことにしたのである。これまではATMではもっぱら引き出しか他人の口座への送金ばかりだったので、自分の口座への入金という行為が新鮮である。ところがせっかく入金したのに通帳がいっぱいになって記帳されなかった。(後で妻に「繰り越し」をすれば新しい通帳が出てくると教えられる。えっ、窓口で手続きしなくてもいいのか。「ずっと前からそうなっているわよ」とのこと。知らなかった)。

駅前はそれなりの人出である。GW(ステイホーム週間)明けからの外出自粛の「緩和」がコロナの感染者数にどう表れるか見守らねばならない。

「神戸屋キッチン」で昨日買えなかった「神戸屋スペシャル(朝食用の食パン)」を購入。「スペシャル」というと高額のように聞こえるかもしれないが、430円である。安くはないが(普通の食パンは300円台)、とんでもなく高いというわけでもない(とんでもなく高い食パンというものがこの世にはあるのだ)。

「キシフォット」の前を通る(サンロードカマタ商店街の入口にある)。

店頭に扇風機がたくさん並んでいる。個人化し、かつポータルなタイプが人気のようである。

店内をのぞいて、2つの商品を購入。1つはUSB接続タイプのヘッドセット(片耳のヘッドフォン+マイク)。音楽用のガッチリと両耳をカヴァーするヘッドホンは鼓膜への負荷が大きいが、片耳だけの小さ目のヘッドフォンは負荷が少ない。加えてUSB接続タイプなので(品切れ状態が続いていた)ヘッドフォン端子を占有しないのでパソコン内蔵のスピーカをオンの状態で使えるのだ。

もう1つはポータブルのソーラーパネル。電源のない屋外で(晴れていれば)スマホやデジタルカメラへの充電ができる。実際、使う機会があるかどうかはわからないが、最近、地震が多いので、万が一のための備えとして。

久しぶりの「テラスドルチェ」。

ブレンドコーヒー(サイフォンで淹れてくれる)を注文。明日の3年ゼミの準備のためにプリントアウトして鞄に入れてきたBBSへの書き込み(テキスト第1章の感想と問いかけ)に目を通す。

先客はいなかったが、その後、何組か入ってきた。4人掛けのテーブルに並んで(対面ではなく)座るように店員さんが指示している。対面だと唾液の飛沫が相手にかかるからということだと思うが、横並びの方が「親密」感がある。間にテーブルを挟まないから、身体的距離は近くなる。実際、普通のときでも、4人掛けのテーブルに対面で座るカップルと横並びに並ぶカップルでは、後者の方が親密度が高い(より進んだ関係であること)を私は長年のカフェでのフィールドワークから知っている。横並びに座っても互いの視線は前方に向かって平行になるわけでなく、互いに首を横に向けて、より接近した対面になるものである。ウィルス感染の防止のためなら、一番有効なのは、対面でも横並びでもなく、対角的に座ることである。でも、外から手をつないで入ってくるカップルには、ここでそんなことをしても実質的な意味はないだろう。

今日(木曜日)は「ティースプーン」の週に一度のテイクアウト営業の日。

これが本日のテイクアウト対象商品だ。ティンブラのティーバックのセット(10袋)、フルーツパウンドケーキ2個、チョコレートブラウニー2個を購入。

来週からは木曜日に加えて土曜日のテイクアウト営業も始めようかと考えているそうである。島田さん、頑張って下さいね。

「カフェ・スリック」にも顔を出そうと、東口へ。

ガード下のトンネルの壁には近所の専門学校の学生たちが描いた作品がならんでいる。

店内に先客が二人(どちらも常連さん)いた。

けれどもこの肌寒さのせいで全体としては客は少なめだそうだ。

白味噌シフォンと温かい紅茶(リプトンのアールグレー)を注文。

閉店の時間(5時)まで神田さんとおしゃべり。もう一人、常連のMさんがいるのだが、テレワーク中にサボって来ているとのことで、顔出しはNGでお願いしますとのこと(笑)。日本は個人の行動レベル(小さな空間移動)まで監視・記録されてはいないから、こういうことが出来るのである。そして、それは健全なことだともいえる。なにごともほどほどがよい。ガチガチはよろしくない。

帰宅すると、放送大学の坂井素思先生から、新著『椅子クラフトはなぜ生き残るのか』(左右社)が届いていた。松本の街を一緒に歩きながら、坂井さんが家具工場やクラフトカフェを訪れ椅子職人さんへインタビューしている現場に立ち会った経験のある私としては、本書の出版を心から喜びたい。本書の目次構成は以下のとおり。

まえがき
第一章 なぜ椅子クラフツを取り上げるのか
第二章 椅子クラフツ生産はいかに行われているか
第三章 近代椅子はどのように変化してきたか
第四章 なぜ椅子をつくるのか
第五章 椅子に何を求めるか
第六章 生活文化の中の椅子
第七章 椅子の社会的ネットワークはどのようにして可能か
終 章 椅子からみる経済社会
あとがき

夕食はカジキのソテー、シュウマイ、豚汁、ごはん。

シウマイは、シューマイでなくシウマイを表記していうことからお分かりの方もいると思うが、崎陽軒のシウマイである。

書斎でホットミルクのお供に「ティースプーン」のフルーツパウンドケーキ(ふた口くらいかじってしまった)。

本日から講義「日常生活の社会学」の2回目の講義が公開された。初日でレビューソートが100枚以上届いた。3分の1に相当する。反応が早い。全部目を通し、3回目の講義の中で紹介するものをピックアップする。100枚読むと、だいだい感想や質問のパターンというものは把握できる。もちろん今後投稿されるすべてのレビューシートにちゃんと目を通しますよ。面白いレビューに「先生が講義の最後に『ごきげんよう』と言って下さるのが素敵です」というのがあった。講義の冒頭に「みなさん、こんにちは」、最後に「ごきげんよう」というのは、手紙における「拝啓」と「敬具」みたいなものだと思うが、オンデマンド授業なので、学生が聴く時間はさまざまである。だから「おやすみなさい」とは言えない。「ごきげんよう」が一番汎用性のある言い方ではないかと思うのだが、それが「素敵」と受け取られるとは思わなかった。言い方なのかしら。次は意表をついて「ごきげんようかん」といってみようかな。ズンの飯尾みたいに(笑)。

2時45分、就寝。