フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

5月23日(土) 曇りのち晴れ

2020-05-24 12:58:50 | Weblog

8時半、起床。

トースト、ウィンナー&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

ウィンサーはシャウエッセン。茹でてから、目玉焼きを作ったフライパンの余熱でジュージュー焼くと、パリッとしておいしい。

紅茶のお供は「ティースプーン」のチョコレートブラウニー。

FMを聴きながら昨日のブログを書く。

昼食はどうしようと考えていたら、眠くなってきた。一週間の疲れが溜まっているのか、今朝、妻が久しぶりの美容院に出かけるというので早く起きて、こっちも目が覚めってしまったせいかもしれない。ふつう昼寝というものは昼食の後にするものだが、昼食もとらずに、1時間ほど昼寝をする。

起きて、書斎に戻ると、カーテンが明るい。久しぶりに陽が射している。

3階のベランダに出てみる。まだ雲は多いが、雲間から太陽が顔を出している。

3時半から卒業生のアスカさん(論系ゼミ3期生)とオンラインカフェ。彼女とは2月の末にリアルカフェをして以来である。そのときはコロナのことはニュースになってはいたものの、「3密には注意」くらいで、外出自粛や外出時のマスク着用ということまでは事態は進んではいなかった。

彼女は去年の11月に入籍した。もっともそのだいぶ前から彼とは一緒に暮らしていたので、新婚という感じではない。二人とも在宅勤務であるが、「仕事は職場に出かけて行ってしたいです。終日自宅にこもって仕事というのはストレスフルです」とのこと。仕事の場と私生活の場が分離している日常から、両者が混然一体となった新しい日常(当初は非日常であったがそれが1ヶ月以上続けは新しい日常である)に変化したわけだが、どんな場合でも、新しい環境への適応にはストレスが伴う。

うん? 背後に大きな熊の縫いぐるみが見えますね。

アスカさんは学生のころから熊の縫いぐるみが好きだった。当時は「リラックマ」というキャラクターにはまっていたかな。この大きな熊の名前は「ドム君」というそうだ。

「実はもう一匹いるんです」と言って、彼女が連れて来たのは「トム君」である。ど、どうも、初めまして。

彼女は岡田准一(V6)や宮田俊哉(キスマイ)の熱烈なファンで、全国のコンサートに足を運んでいる。・・・ついこの間までは。しかし、コロナのおかげでそうしたイベントはすべて中止となってしまった。彼女はこの2年間くらいがそうした趣味に夢中になる(夢中になってよい)人生の最後の時期だと考えている。そのあとの10年間は子育て中心の生活になるのだと。まだお子さんのいないまの時点でそう思い定めていることろが彼女らしい。そうスパッと切り替えられるものなのかと私は思うけれど、彼女にとっては人生というものは設計をしてそれを展開・実現する過程なのである。

先日、宮田君がパーソナリティを務めるラジオ番組に彼女は初めて投稿し、そして番組中でそれが読まれたそうである。すごいじゃないですか。さぞかし天にも昇る気持ちかと思いきや、そうでもないようである。彼女はその投稿の中で人間関係についての悩みを語ったのであるが、宮田君は思いのほか真面目にそれに回答した。「人には優しくした方がよい」と。そんな正論を言われても・・・と彼女はちょっと引いてしまったのである。「そうだね。ソリの合わない人っているよね」くらいの軽い同調を彼女は期待していたのである。ここには一般的な教訓がある。女性が悩みを語った場合、期待されているのは正論(説教)ではなく、同調(共感)であるということ。教師という仕事柄、私もついつい正論めいたことを言いがちである。もって他山の石のすべし。

下の写真はオンラインカフェの後に彼に撮ってもらったもの。仲の良さそうな雰囲気が伝わってくる。いいんじゃないですか。ちなみにドム君とトム君の間にいるのは猫の縫いぐるみ。「重さのバランスが本物そっくりなんです」とのこと。名前を聞いたら「ニャンコ」とのこと。熊と比べると、ちょっとゾンザイなネーミングではなかろうか(笑)。

次回はリアルカフェができるといいですね。

オンラインカフェが終ったのは5時半。結局、昼食は食べなかった(オンラインカフェの間、紅茶を飲みながらアーモンドチョコレートを摘まんだ)。

久しぶりに気持ちのよい空の風景である。

妻も昼食は軽めだったとのことで、「マーボ屋」に早めの夕食を食べに行こうということで話がすぐにまとまる。

妻が支度をしている間、庭先の紫陽花を眺める。

いろいろな種類の紫陽花がある。

これは初めて見るタイプだ。

テイクアウトはよくするが、店内で食べるのは久しぶりである。

中華サラダ。

鶏肉とカシューナッツの甘辛炒め。

鰆(サワラ)の蒸し物葱醤油掛け。

やっぱり作り立てをその場ですぐに食べるのがいいですね。ご馳走様でした。

ちょっと腹ごなしの散歩をしてから帰る。

芝生の上をちょこまかと足早に動いているのは、セキレイである。小柄なのはそういう種類なのか、まだ子どもなのか。

さあ、帰ろう。

妻が出先で買って来てくれたNHK俳句のテキスト(6月号)。

「巻頭名句」(片山由美子選)より

 子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實

 籐椅子に深く座れば見ゆるもの 星野高史

 ゆるぎなき青田の色となりにけり 清崎敏郎

 地下鉄にかすかな峠ありて夏至 正木ゆう子

昼寝をしたせいだろう、疲れがとれて、体が楽である。振り返ってみると、春学期の授業が始まる直前(ステイホーム週間と世間では呼ばれていた時期)が一番しんどかった。耳鳴りの具合も悪かった。それが授業が始まり、忙しいなりにそれなりに一週間のリズムが出来て来ると、体がそれに馴れてきた。耳鳴りのレベルも下がっている(これはヘッドホンの使用を止めたこともあるだろう)。今日も授業の準備にいくらか時間を割いたが、基本的に休養日とした。やはり週末は心身を休めないと(毎日シームレスに授業の準備をしていると)伸びきったゴム紐のようになってしまう。

風呂を浴び、「桑田佳祐のやさしい夜遊び」や「福山雅治 福のラジオ」をradikoで聴きながら、日記を付けたり、ブログを書いたり。

論文を書いているわけではないので、「語り」+「音楽」というのが気分が寛いでよいのである。

2時45分、就寝。

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