8時半、起床。
カレー、トースト、サラダ(+ゆで卵)、牛乳、紅茶の朝食。
今日の『スカーレット』。7回目のトライでついに穴窯は成功し(望んでいた自然の色を手に入れた)、喜美子は陶芸家としての名声を獲得する。そして7年。一人息子の武志は高校2年生になっていた。いきなりのイケメン登場である。八郎が去って生じた空虚をこれから彼が埋めることになるのだろう。
全部の担当科目の成績を付け終わる。昔であれば手書きの成績簿を事務所に持って行ったものだが、いまはネットから入力し、「確定」ボタンを押して完了である。
昼食をとりがてら散歩に出る。晴れているが、風が冷たい。
温かいうどんを食べようと「そば新」に入る。
「天玉そば/うどん」と印刷された食券(440円)を購入。蕎麦かうどんかは食券を渡すときに告げるシステム。「うどんで」。うどんは暖かいものに限る。蕎麦はあたたかいものもいいが、冷たいものの方が好み。
「立ち食いそば」と呼んでいるが、椅子に座って壁に向かったカウンターで食べる。椅子がないのは駅の構内の立ち食い蕎麦屋くらいだろう。
注文したものができると、「天玉うどんのお客様!」と呼ばれる。
駅の東口に出て、宮之橋を渡る。
川面を冷たい風が吹いている。
軽めの昼食にしたのは「カフェ・スリック」でお茶をするつもりだったからである。「そば新」を出たときに電話して席があることは確認済み。
白味噌のシフォンケーキにしよう。
ニューヨークで仕入れた紅茶が店に出るのはもう少し先だそうだ。いま、メニュー(説明書き)を作成中。
白味噌シフォンにはダージリンがお薦めとのこと。
去年食べたときも感じたが、やわらかなチーズの風味がする(チーズは使っていないにもかかわらず)。「発酵」という共通点があるためだろう。ホイップクリーム、アイスクリーム、茹で小豆を添えて。
テーブル席では看護師さん(近所の大学病院だろう)と思しき3人の女性客がにぎやかにおしゃべりをしていた。私はカウンター席でマダムとおしゃべりをしながら。マダムは最近三島由紀夫の『春の雪』(『豊饒の海』第一巻)を読み始めたそうだ。アメリカに行ったとき日本文学を勉強している若者に「三島を日本語で読めてうらやましい」と言われたことがきっかけらしい。
アメリカ旅行のお土産にブックマークをいただく。ありがとうございます。
カフェ併設のギャラリーは毎週末の開店。
「風の谷」をコートの前ボタンをしっかり締めて歩く。
夕食は「ちよだ鮨」でテイクアウト。
握りとお稲荷さん。
食事をしながら『プレバト』(録画)を観る。梅沢の「永世名人」挑戦は失敗に終わる。それも「現状維持」ではなく「一歩後退」。厳しい。語感としては、「永世名人」は「師範」ないし「師範代」(夏井先生の)を意味するだろうから、番組上も簡単には出せないだろう。梅沢は悔しがって(怒って)いたが、そのあたりのことはよくわかっているはずである。それに「永世名人」なんて称号をもらってしまったら、もう下手な句は作れないから、かえって重荷でしょ。
1時半、就寝。