フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

1月3日(金) 晴れ

2020-01-04 13:14:12 | Weblog

10時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶のいつもの朝食。

午前中に届いた年賀状に返信を書いて、近所のポストに出しに行く。ちょうどポストのところで川越からやってきた妹夫婦を出迎えるかっこうになった。

毎年、三日にやってきてくれる。本年もよろしくお願いしますのご挨拶。

「濱清」から出前の寿司ととるのも慣例になっている。届けにきた女将さんに聞いたら、元日は目が回る程忙しかったそうだが、三日になると落ち着いて来たそうだ。「昔は元日は家で過ごす方が多くて寿司の注文はいまほどなくて、二日、三日の方が忙しかったんですが」とのこと。元日に注文が殺到するというのは、はたして年始客用なのかしら。お節料理を作る家が減って、出前の寿司で代替しているということではないかしら。

あれこれ雑談をして、4時を回った頃、二人は帰って行った。玄関前で記念の写真をセルフタイマーで。

二人を駅まで送る。駅前で昨日我が家に来てくれた友人Kの奥さん、彼女の妹さんとバッタリ遭遇した。久しぶりである。「これは僕の妹夫婦」「こちらK君の奥さん姉妹」と紹介した。「お二人ともよく似ていらっしゃいますね。美人姉妹ですね」と妹が言った。正直な感想だと思う。するとK夫人は「大久保君とは似ていらっしゃいませんね。よかったですね」と正直と毒舌のブレンドされた口調で言った。1年ちょっと前に大きな手術をされて、しばらく自宅で療養されていたが、いつもの調子が戻ってきたようである。それは何よりだ。今年は和楽亭(K夫妻の茅野の別荘)でお会いしたいものである。

改札で妹夫婦を見送る。義弟は玄関前で撮った写真ではちょっと怖い顔をしているが、実際はここで撮った写真のようにやさしい顔をしているのである(撮れてよかった)。桜の季節になったらまた川越に行きたいと思うが、その前に、いつものように春の彼岸の墓参りで会うことになるだろう。

昼食をたくさん食べたので、夕食は軽くお雑煮だけ(お餅は1つ)。

食事をしながら『プレバト』(冬麗戦本戦)を観る。冒頭、今回の冬麗戦を制したものは「意外な人物」というナレーションが入る。なんてことだ。半分ネタバレではないか。これで少なくとも梅沢、東国原、村上の3名人(タイトル戦優勝経験者)は優勝を逃したことがわかってしまた。視聴者の興味を盛り上げようとしてかえってそれに水を差すナレーションである。やれやれ。

優勝したのは・・・番組を録画してまだ見ていない人がいるかもしれないので、作者名は伏せる。

 包丁始都心は計画運休

面白い句だとは思うが、私は4位になった梅沢の作品の方がよかったと思う。

 湯豆腐にすの立ちはじむ四方の春

正月らしいよい句である(注:「すが立つ」とは豆腐をグツグツ煮ているとしだいにスカスカになってくる様を言う)。しかし、さらによかったのが、夏井先生がこの句を添削した作品だった。

 湯豆腐にすの立ち四方の春の酒

「四方の春」と「春の酒」を連結させることで一気ににぎわいのある作品になった。蕉門十哲の一人、宝井其角を思わせる。

それにしても今回のお題「鍋」で本戦9作品中3句が「湯豆腐」を詠んでいたのは、久保田万太郎の名句「湯豆腐やいのちのはてのうすあかり」がみんなの意識下にあったからではないかと思う。しかし、湯豆腐を詠んで、万太郎の句と肩を並べることは至難である。どうしても見劣りがしてしまう。だから私なら「湯豆腐」は避けると思う。永久欠番的な季語なのである。

今夜もウォーキング&ジョギングを4キロほど。

2時、就寝。