フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月9日(金) 小雨

2018-11-12 18:31:42 | Weblog

8時、起床。

トースト、ハム&エッグ、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

午後、昼食を食べにが外出。旧「phono kafe」の前を通る。新しいお店「ノザワBAKE」はまだやっていない。

来週の月曜日に本営業開始と貼紙がしてある。

池上の「HITONAMI」まで散歩がてら行ってみる。家から歩くとどのくらいなのも知っておきたかった。なんと15分ほどで着いてしまった。こんなに近かったのか。

2時を回った頃で、先客は一組だけで、それも店主さんと編み物教室か何かの打ち合わせをしている方だった。

今日のメイン料理は桐島鶏のごまみそ照焼きか、国産秋鮭のホイル焼である。秋鮭をチョイス。

メイン+惣菜3種(6種の中からチョイス)+香の物+味噌汁+ごはん。

秋鮭のホイル焼。 

鶏胸肉のチャーシュー。

茄子の田楽。 

小松菜と人参のナムル。 

ご馳走様。美味しかったです。メインの料理は1週間は固定のようだが、2種類あるから週に2回来ても違うものが食べられるわけだ。いや、メニューにはスパイスチキンカレーもあるから3回来ても飽きることはないな。

食後にコーヒーを注文。3種あるうちから酸味の強いものをチョイス。クドウさんがドリップで丁寧に淹れてくれる。お店を開くにあたって勉強されたとのこと。

最初、ブラックで出てきて(私がそういう顔をしているのかしら)、砂糖とミルクをお願いしたら、かき混ぜるためのスプーンが小さなカップに入って出てきた。 

「HITONAMI」から帰宅して、大学へ。

5限・6限はゼミ。

5限は3・4年生合同授業で、3年生が映画『最高の人生の見つけ方』(2014年)を取り上げて発表。

ジャック・ニコルソン演じる大富豪エドワードとモーガン・フリーマン演じる自動車整備工カーターが入院先の病院で知り合いになる。二人とも医者から余命6か月を宣告をされている。意気投合した二人は、「バケット・リスト」(棺桶に入る前にやっておきたいことを書いたメモ)を作って、世界旅行に出かけるという話。中心となるテーマは家族との葛藤だ。カーターは家族のために45年間、整備工一筋に働いてきたが、最後くらい自分のためだけに時間を使いたいと思う。彼の妻からすれば夫との死別の前に夫に去られたようなものである。富の追及に邁進してきたエドワードは何度か結婚に失敗し、娘のためによかれと思ってしたことが原因で、娘とは絶縁状態にある。2人ともそれぞれに利己的な行為と利他的な行為のバランスがうまくいっていないのだ。最後はもちろん2人とも亡くなるわけだが、生涯の最後に最良の友人と出会い、家族との葛藤も解決され、まさにハッピーなエンディングである。

家族と友人、この2つをハッピーなエンディングのための必要条件とすることろにこの作品の(一般にアメリカ映画のといってもよい)特徴があるように思う。愛人ではだめなのであり、同時に、家族だけでは不十分なのである。夫婦や親子の愛情+友情=最高の幸福ということである。よくばりだともいえるし、それが家族であれ友人であれ他者との親密性(愛情)を幸福の唯一の源泉としているところに「幸福の物語」としての限界もあるように思う。一体、愛情以外に幸福の源泉があるのかと首をかしげる人もいるかもしれないが、たとえば自由はそうした他の源泉の一つである。「自由である幸福」はかなりの確率で「孤独である幸福」と連動している。ただし、その場合の孤独は強いられものではなく、選択されたものでなくてはならない。「孤独である幸福」は独房の中にではなく内鍵の付いたドアのある個室の中でしか味わえないものである。

今日の映画は以前に観たことがあったが、細部は忘れていたので、十分に楽しめた。

ところでカーターが「バケット・リスト」について知ったのは大学時代の授業の中でだったそうだ。いまの君たちが「バケット・リスト」を作るとしたら、一体、どんなことを書くのだろうか。

休み時間のスイーツは担当者が忘れたのか、担当者が決まっていなかったのか、4年生数人があわててコンビニまで買いに走った。ご苦労様です。

最近のコンビニスイーツはあなどれない。

ミルクドーナツをチョイス。 

余ったそうなのでもう1ついただく。 

 6限は学年に分かれての授業。4年生は自主ゼミでゼミ論の中間報告。3年生は進行中のライフストーリー・インタビューの経過報告。

「バケット・リスト」には「ゼミ論を書き上げる」(4年生)、「インタビューをやり終える」(3年生)を加えておいてほしい。

6限の授業をほぼ時間通り終えて、8時過ぎに大学を出る。夕食は蒲田に着いてから「吉野屋」で食べる。

牛すき鍋膳の季節がやってきた。 

690円。すき焼き界の底辺に位置する安価なすき焼きだが、すき焼きはすき焼きである。ご飯は軽めで。

軽めのご飯を食べるに過不足ない肉の量である。欲を言えば割り下はもう少し甘めがいい。さらに欲を言えば、肉増量だけでなくうどん増量という注文もできたら嬉しい。人参は不要である。

卵はデフォルトで付いてくる。

お新香もデフォルトで付いてくるが、紅生姜は卓上にある無料のものを私がのせた。

9時半、帰宅。「あら、今日は早いのね」と妻が言った。ゼミを定時に終え、夕食もファストフード的なもので済ませると、こんなものです。

デザートに蜜柑を食べる。先日の信州旅行の3日目に松本のギャラリーカフェ「ガルガ」で購入した阿久津真希作の皿に蜜柑を置いてみる。千利休のような気持ちになる。

 2時半、就寝。


11月8日(木) 小雨降ったり止んだり

2018-11-12 12:05:09 | Weblog

7時、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

昼前に家を出る。昼食は電車に乗る前にサンカマタ商店街の入口にある「しのだ寿司」で食べることにする。 

ランチメニューの中から上鉄火丼(1300円)を選ぶ。 

先に茶碗蒸しが出てきて、それを食べ終える頃に鉄火丼と汁かわりのうどんが運ばれてきた。 

店に入る時はちらし寿司を食べようと思っていたのだが、店頭のランチメニューの看板の中に鉄火丼をみつけて、それが食べたくなったのは、たぶん、前夜に観た『忘却のサチコ』第4歩「マグロと愛と幻と」の中で主人公が食べた三崎の「くろば亭」のマグロ丼の映像が脳裏にあったからだろう。 

3限は大学院の演習。

5限は講義「ライフストーリーの社会学」。 

講義を終えて、6時過ぎに大学を出る。

大井町で途中下車して、駅ビルに入っている「ロフト」で、ほぼ日手帳ウィークス用のクリアーカヴァー(390円)を購入。来年使うウィー臼はメガ版(方眼メモページが3倍に増量)のスニーカーというソフトカバー製のものなのだが、鞄の中に入れて持ち運ぶには手帳の角が傷まないようにクリアーカヴァーを被せた方がよい。

クリアーカヴァーのデザインには何種類かあるが、購入したのは「静かな海」。ブルーの本体との相性がいい。

 夕食は焼き鳥、 

エリンギとサヤエンドウの炒め物、

サラダ、味噌汁、ご飯。

1時15分、就寝。