フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

11月18日(日)曇り (前半)

2018-11-20 11:55:17 | Weblog

7時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日は「いろは句会」の主宰である紀本直美さんの俳句&エッセー『八月の終電』(創風社出版)の刊行を記念しての「はとバス吟行」の日だ。

11時に家を出る。

東京駅八重洲南口から徒歩5分ほどの鍛冶橋駐車場に集合。参加者は37名で、紀本さんが同人として所属する俳句雑誌『船団』、銀座句会、鎌倉句会、八王子句会、音羽句会のメンバーやそのお知り合い。わがいろは句会からも4名(明子さん、渺さん、月白さん、私)が参加。

12時、出発。

紀本さんからの挨拶。(彼女は明瞭な写真はNGなので逆光でちょうどよい)

明子さんからいただいた柿の葉寿司をさっそく食べる。 

バスを降りて散策(吟行)するポイントは3地点が予定されている。最初のポイントは浅草。

浅草は私の父が生まれ育った町で、小学生の頃に何度か連れてこられた。

「舟和」の芋羊羹は父がよく買ってきた。

浅草寺の雷門の前の人の多さにびっくり。東京でも有数の観光スポットとなっている。

雷門を内側から風景。

仲見世通り。この人の多さは、原宿の竹下通り、鎌倉の小町通りを思わせる。

仲見世の裏手の道を進む。

似顔絵の店。待ち時間は10分とある。

『浅草今半』(『人形町今半』とは別経営である)。時間があればここで昼食をとりたいところだが・・・。

本蔵門前で。いまから1時間の自由散策。

渺さん、月白さん。お二人はご夫婦です。

明子さんと私。明子さんはいまは京都にお住まいだが、以前は両国橋の近くに住んでおられ、浅草は近所といえる場所であった。今日は午前中に京橋の国立映画アーカイブで一仕事をされてからの参加である。

紀本さんを囲んで。

本堂にお参りに行きましょう。 

 

先ずはお水舎で身を清めて。

この龍神象は高村光雲作。

本堂でお参りと済ませる。

それにしてもすごい人出だが、大晦日はこんなものではすまないのだろうな。

線香を供えて、煙を全身に浴びる。

明子さんはお御籤を引いた。数年前に引いたときはよい内容ではなかったそうで、そのリベンジだそうである。結果は「末吉」。「末吉」は悪くない。「大吉」「中吉」「小吉」は吉の大きさを意味するが、「末吉」は時間的な概念で、「これから先よくなっていく」という意味である。

一行は思い思いの場所に散って行った。後から聞いたところではお酒の飲める店に行った方々が多かったそうだ。

私と明子さんは混雑する仲見世通りを離れて、伝法院通りへ。 

ここは人力車もOKである。

グーグルマップでカフェ「アンジェラス」を調べたら徒歩1分の場所にあった。

ここは子どもの頃に父と来たことがある。父はよくこの店の名前にもなっているアンジェラスというケーキが好きで、家族への土産に買って来てくれたものである。

店内にあった昔の「アンジェラス」の写真。そうそう、私の記憶にある「アンジェラス」だ。

アンジェラスのチョコレートとホワイトを注文し、私はクリームソーダ、明子さんはコーヒー。クリームソーダにケーキなんて組み合わせは普通はありえないが、郷愁に負けてしまった。

アンジェラスは小さめのロールケーキをチョコでしっかりコーティングしたもの。久しぶりで食べた。前に食べたのがいつだったかが思い出せないくらい久しぶりだ。ハーフ&ハーフで。

そろそろ集合の時間です。

浅草寺の境内の一角には冬桜がつつましく咲いていた。

ここで、一句。・・・う~ん、浮かばない。

さて、次なるスポットに参りましょう。

(続く)