6時15分、起床。旅先では早起きになるので、その習慣がまだ持続している。
ロールパン、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。
昼から大学へ。今日は論文指導(修論・ゼミ論)の日。
3限は院生の研究指導(Cさんの修論)
3時からMさん、4時からHさん、5時からSさんのゼミ論指導。
昼食の時間はまとめてとることができなかった。1つの論文指導と次の論文指導の隙間の時間におにぎりやミニカップ麺を1つずつ食べた。
糖分の補給でキャラメルもなめた。
ところでこの徳用袋に入った森永ミルクキャラメルだが馴染みのある真四角の形ではなく長方形だった。これにはがっかりした。あの真四角の形がいいのに。『半分、青い』で津曲の妹慶子(小西真奈美)が真四角のキャラメルのそのフォルムの魅力について語るシーンがあったが、たしかにあのきっちりと角のあるキャラメルにはパワーが内在している感じする。月9ドラマ『スーツ』でも織田裕二演じるスーパー弁護士が森永ミルクキャラメル(だろうと思う)をときどき口に入れるシーンがあるが、もしかしたら何かの思い出と結びついているのかもしれないが、疲労回復(パワーの補充)としてふさわしいお菓子であると思う。それが、こんなクニャッとした形ではがっかりだ。やっぱりちゃんと箱入りを買おう。
7時に大学を出て、8時に帰宅。
夕食はクリームシチュー・ライス、サラダ。
食後、書斎の机で旅行に行く前にミサキさんからいただいたスイーツを食べる。
たまに思いもよらない方からメールをいただくことがある。
今日は中学3年生のとき同じクラスだったYさんからメールをいただいた。卒業以来、お会いしたことはないので(たぶんクラス会が開かれたことはないし、もし開かれても私は同窓会の類にはめったに出席しないので)、 50年ぶりくらいのコミュニケーションということになる。私は「中学の同級生です。お久しぶりです」という件名のそのメールを大学に向かう途中の電車の中で(スマホで)開いた。なんだかタイムトンネルを通ってやってきたメールのように思えた。もっとも私の中学時代にはメールなんてものはまだ存在しなかった。個人的な連絡は手紙か電話(もちろん家の固定電話)しかなかった時代である。
Yさんのことはよく覚えていた。二人で学級委員をしていたからだ。聡明で落ち着いた印象の人だった。個人的な話をした記憶はあまりない。あったが忘れてしまったのかもしれない。その彼女がどうして私に50年近い空白の時間を隔ててメールを送って来たのかは、詳細は割愛するが、私の妻がビーズやハーバリウムの講習会を息子が中学時代(私と同じ中学)にPTAの役員をしていたお仲間といまでも開いているのだが、その中のお一人がYさんの妹さんなのだった。この事実をYさんが知ったのは最近のことではなく、15年ほど前(つまり息子が中学在学中)で、そのときYさんは私に連絡を取ろうと思ったのだが、実際に連絡を取ったのは、それから15年後ということになった。先延ばしするにもほどがあるというものだが(笑)、でも、こういうことってよくあることで、多くの場合は、行動に移さないまま、モチベーションは弱まり、やがて消滅するものである。人生とは一筋の現実とその周囲に漂う現実化しなかった無数の可能性の残骸でできている。Yさんの場合、私に連絡を取るという可能性が消滅せずに現実のものになったのは、最近、私のブログを見たからである。先月の27日、私が卒業生のレイナさん(論系ゼミ8期生)と「パン日和あをや」に行ったときのブログである。それを見て、「メールを書かずにはいられなかった」そうである。実は、これは後続のメールで知ったことなのだが、Yさんは「パン日和あをや」からは歩いていける場所にお住まいなのである。Yさんとは、近々、個人的な同窓会をすることになるだろう。
ブログの効用については、現代人間論系総合講座Ⅱというオムニバス授業の私の担当回(11月21日6限)で「ブログ・ライフ論」として話す予定だが、今回のことはブログの効用の一つ(時空を隔てた出会い・再会)の例として取り上げるに値するだろう。
2時半、就寝。