フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月16日(水) 晴れ

2016-03-18 10:59:58 | Weblog

8時、起床。

トースト、炒り卵、サラダ、ホットミルクの朝食。

昨日の深夜、日曜日のブログ(後半)をアップして、Tさんに連絡した(一応確認しておいてもらうようにしている)。今朝、Tさんから返信があって、「実は最近母が先生のブログの読者になって、先生のブログが更新されたタイミングで、「載っているね!」とメールが来ました(笑)」と書いてあった。そうですか、お母様が私のブログの読者になられたのですか。実は、学生や卒業生のご家族で私のブログの読者という例はけっこう多いのである。「家族で楽しめるブログ」という昭和のホームドラマみたいなコンセプトでブログをやっております(笑)。

午後、散歩に出る。

近所の専門学校の新校舎が姿を現し始めた。スフィンクスの前足みたいな感じ。

「吉野家」で昼食。

牛鍋膳(630円)を注文。

相変わらずネギはろくに入っていないが、肉の量は十分である。

業務連絡(妹へ):墓参りの後の食事ですが、「今半」は予約とれませんでした。「錦華楼」を予約しました。もし「今半」が予約とれていれば、今日、牛鍋は食べません(笑)。

有楽町の「日比谷ギャラリー」に増田重徳さんからご案内いただいた「カオス2016展」を見に行く。

有楽町のガード下は昭和の面影を残している。

晴美通りの横断歩道を渡ったところのレンガ色の細長いビルが「日比谷ギャラリー」。

在廊されていた増田さんにご挨拶してから、3階~1階の展示を見て回る。

増田重徳「灰色の領域」から「水門」

増田重徳「灰色の領域」から「凝視」

増田さんは震災以後、ずっと震災(とくに原発事故)をテーマにした作品を描きつづけている。

パンフレットに載っている増田さんのメッセージ。「人間の不正はあたかも処理されたと明確に伝える報道。だが実態は、ヌクヌクと被災者の生傷を貪る復興の陰の陰謀。放射能汚染ならぬ企みの汚染が浸透する」

木下晋さんはハンセン病の元患者を描き続けている。

木下晋「光へ」

木下晋「ザンゲⅡ」

木下さんのメッセージ。「日頃から私は群れる事を拒み、絵描き同士の付き合いも必要最小限度にとどめてきた。だから無所属の作家は私の矜持でもあるが、このカオス展での新しい「絆」を嬉しく思う自分がいる。」

加藤修「PERSONAL GARDEN」(右)

加藤さんのメッセージ。「人生はその人にとって庭。原発事故による汚染と向きあい生きる事を命の象徴・ユリの種子を鉛に描く・・・」

加藤修「Maria (bara)」

チャリティーである今回の展示会で作品を1つ購入するとすれば、この作品だったろうか(4万円)。

大本幸大「Heavy Wind」

大本幸大「reboot」

大本さんのメッセージ。「形にしなければ失われるもの。形にすることで失われるもの。失われるまで気付かないもの。気付かずとも、共に在るもの。」

伊藤俊「赤いゆき」

伊藤さんのメッセージ。「「傲慢」おごって人をあなどること、「卑下慢」〇×△・・・2355が明日くるのをお知らせします。ク・ク・クー3.11Eテレ。」

「非売」だったが、買って帰って自分の部屋に飾るとすればこの作品だったろうか。

大橋沖幸「怪力乱神」

大橋さんのメッセージ。「遠方から実態のわからないことを語ることは控えたいと思うが、メディアを通して未だに抱える被災地の矛盾が一日も早く良い方向へ向かうことを心から願っている・・。」

あの震災から5年が経過した。あのとき感じたもろもろのことを、あのとき考えたもろものことを、忘れず、深め、表現し続けていくこと。私も私の場所でそれをして行こう。

ガード下から駅の向こう側へ。 

ちょっと買い物をしてから帰る。

 

蒲田に着いて、有隣堂で本を購入。

坂元裕二『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(1)(河出書房新社)

古内一絵『マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ』(中央公論新社)

押切もえ『永遠とは違う一日』(新潮社)

森美樹『主婦病』(新潮社)

『持ち歩ける 大田区本』(出版社)

帰宅するとなつがやってきたので、エサをやる。

少し休んでから、ジムへ。

クロストレーナーを40分漕いで500カロリー超を消費。軽めの筋トレ1セット。

ジムでのトレーニングには攻めの日と守りの日がある。昼食を軽めにして、トレーニングでさらに体重を落とそうとするのは「攻めの日」。昼食をしっかり食べたので、その分のカロリーをチャラにしようとするのが「守りの日」。昼食に牛鍋を食べた今日は「守りの日」だ。

帰りみち、普段は通らない道を通って帰る。「まるやま食堂」を偵察するためだ。

「phono kafe」の常連さんの一人がこの店のとんかつが素晴らしく美味しいと言っていたのだ。蒲田で一番じゃないか、とまで言っていた。とんかつ激戦区の蒲田で、である。これは近日中にうかがわねばなるまい。

夕食は豚しゃぶ。

昼間は牛鍋で、夜は豚シャブ。肉食系の一日だった。

デザートは有楽町の「玉屋」で買った来てうごいす餅と桜餅。

「守りの日」だったが、チャラにできなかったな。