ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

食べごろは何時?

2013-09-13 14:25:00 | 健康・病気・薬・食事

三回に一回はしくじる。

なにがって、アボカドである。ちなみにアボガドと誤って覚えている人(私もそうだった)は少なくないが、アボガドではスペイン語の弁護士の意味であり、果実の名称としてはクスノキ科ワニナシ属のアボカドが正しい。

クスノキ科とあるように、原産国のメキシコ等中南米では20メートルを超える大木に育つ。その黒いブツブツのある皮からワニをイメージし、またその形状が洋ナシに似ているので別名ワニナシとも呼ばれる。

でもワニナシでは食欲がわかないので、私としてはアボカドのほうが好ましい。余談だがワニ肉自体は鶏肉に似て淡白な味わいではあるが、格段に美味いとは思えず、とりわけ好んで食べる気にはなれない。

洋ナシは嫌いではないが、少し果肉にベトツキ感があって、水気が多くさっぱりした梨には及ばないと思っている。そんな訳でワニナシという別称には愛着がわかないが、アボカド自体はかなり好きである。

カリカリベーコンとアボカドを挟んだサンドイッチも好きだし、鮪の切り身とアボカドを混ぜてドレッシングで頂くこともある。でも本命はワサビ醤油で刺身のように食べるのが一番好きだ。最低、月に一回以上は食べているかもしれない。

好きなわりに、「・・・かもしれない」なんて曖昧な言い方になるのは、読書と同じ。読書は大好きだが、何冊読んだかなんて覚えないのと同様、食べたことや美味しかったことは覚えても、何回食べたか、何時食べたかまでは覚える必要はないと思っているからだ。

ところで、この大好きなアボカドなのだが、実は食べ時の判断が難しいのが最大の難点だ。

まず硬いままだと青臭くって美味しくない。皮が黒くなり、手で押すと軽く反発するくらいの柔らかさが食べ時である。しかし、油断すると熟しすぎて緑色の果肉が黒っぽく変色してしまうことがある。これは風味が大きく落ちるので、美味しいとは言いかねる。

まったくもって、この食べ時の判断が難しい。常温で保管しておけば、2~3日で食べごろに熟すので当初は簡単に考えていた。ところが、時折夜の付き合いが入ることがあるので、食材を冷蔵庫で保管する習慣がある。特に夏場は常温ではすぐに腐る可能性が高い。

だから、アボカドも冷蔵庫に保管してしまうのだが、そうなると熟する時期が微妙に長引く。一週間なら大丈夫みたいだが、一〇日過ぎると危ない。すぐに変色してしまうのだ。

刺身などの生鮮品は、買ったその日のうちに食べてしまうが、なまじ保管できるがゆえにアボカドの食べ時を逃してしまうのだ。昨夜のアボカドは五日目だったが、既に一部が黒色化していたので、そこを切り落として食べた。充分熟していて美味だったが、切り落とした部分(二割程度)が悔しいではないか。

どうも夏場は冷蔵庫に入れても、若干熟すのが早いらしい。夏は冷蔵庫に過剰に食材を入れがちなので、ちょっと油断すると冷蔵庫の隅っこでゾンビ化した食材に遭遇するリスクも高い。

アボカドなんざ、ゾンビ化の可能性極めて大きい危ない食材なのだ。気を付けねば。

コメント (14)
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