ニセコ生活

2000年4月にニセコに移住、その生活を紹介します。

切れ味

2020-04-09 05:52:42 | Weblog
今住んでいるニセコの土地を買って22年目になるのか。当時は白樺の木々が高さ1メートル、太さ2センチくらいの大きさだった。購入後、1年経った3月に見に来た時は雪に埋もれ雪原だった。それが20年を過ぎると根元20センチ以上、高さで15メートルくらいになって居る。20年で10倍大きくなるのが白樺だ。

その白樺を薪にしようかと思い、数本チェンソーで切り倒した。このサイズの木々を切り倒すのはそれなりのテクニックと慎重さを要する。倒す方に傾いていればそんなにテクニックは不要だが木の傾きと反対側に倒すにはやっかいだ。それでも危なげなくどうにか倒し、薪割りように細切れにした。

チェンソーで切る前にチェンソーをチェックして貰い、歯を新しくした。これが実に気分いいほどキレに切れた。歯が切れるか切れないか、包丁と一緒で切れればこれほど気分のいいものはないし、仕事もはかどる。普通は1時間もチェンソーを動かせば疲れてしまうが、昨日は全然疲れなかった。切れ味は何にとっても重要だし、気分のいいものだ。切れないとイライラし、仕事も遅くなる。歯を替えて良かった。

細切れにした白樺を一輪車で運び、薪割りで薪を作る。それを並べて乾燥させる。乾燥後、雨の当たらないところで保管する。冬場それをストーブにくべる。薪を作りにもかなりの手間暇がかかるのだ。でも、薪ストーブの暖かさは人間に優しい温かさ、なんとも言えず気分がいい温かさ。機械的な暖かさではない。もう2本ほど倒して薪にすれば今年1年は保つだろう。買わないで済むかも知れない。

4月9日朝。積雪5センチ程度降っている。
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