のろや

善男善女の皆様方、美術館へ行こうではありませんか。

みんなのうたのこと1

2013-05-07 | 音楽
ぶり返すの「ぶり」って何なんだろう、と思ったわけです。
調べてみましたら「振り」なのだそうです。なるほど。

というわけで
10年以上まったく静かにしていたアトピー性皮膚炎が突如ぶり返し、ガサガサかゆかゆなのでございます。
何をしても身が入らないのでさっさと布団に入るものの、かゆくてすぐ目が覚めるという、関西弁で言う所の「どーせいゆうねん」状態。

そんなわけで、こどもの日とやらに事寄せて、NHKの「みんなのうた」の話でもいたそうかと計画していたわけですが、かゆかゆに妨げられて5月5日までに記事ができませなんだ。
といって新しい記事を用意する元気もございませんので、とりあえずしばらくはみんなのうたばなしをさせていただきたく。
大人になってから知った歌や好きになった歌もございますけれども、当初の企画に沿いまして、ここでは「子供の頃好きだった歌」のみに限って取り上げることにいたします。

まずは
定番のうたから。

『赤鬼と青鬼のタンゴ』 Dailymotion

↑リンク先で視聴できます。
この歌の何がいいって、きびきびとした緊張感とメリハリのある曲調に、「夕焼けピーヒャララ」だの「だんだらづのツンツン」といった何となく間の抜けた歌詞、そしてカールおじさんを思い起こさずにはいられないほのぼのイラストの絶妙なブレンドがいいじゃございませんか。
お囃子風の前半部分とまるっきりタンゴな後半部分が、何の違和感もなく繋がっているのもすごい。
あとは、まあ、うさぎにつきます。

動物のうたも色々ございますね。

谷山浩子 / 恋するニワトリ


これは曲も歌詞もアニメーションもかわいいの一言につきる歌でございました。ところが作者であり歌い手でもある谷山浩子さんは「わりとリアルなニワトリさんをイメージして曲を作ったので、アニメーションがかわいくて驚いた」のだそうです。
さすがと言おうか...この曲でリアルなニワトリを思い浮かべるのは、世界広しといえども浩子さんくらいのものございましょう。「私はここよ ここ ここよ」ってリアルなメンドリに言われてもなあ。

みんなのうた オランガタン


ユーモラスなアニメーションと、「オランガタン」の繰り返しと、単純なメロディとコーラスが醸し出すちょっとつっけんどんな感じが好きだったのですが、改めて聞いてみると、了見の狭いことをやっとらんと仲良くしようぜ、というしっかりしたメッセージのある曲だったのですね。
ちなみに、当時ワタクシの実家には、中に綿だか羽毛だかがもこもこに詰まった、裾の短い青い防寒ジャケットがございまして、形と色の類似からうちではこれを「オランガタン」と呼んでおりました。


うう。
かゆかゆなので
次回に続きます。