元ベース弾きの田舎暮らしは

60歳で田舎にUターン、素人の「米と野菜」作り
音楽が縦軸の人生
就職相談・紹介が「天職」

日本一の親子孫水車&ふるさとの水

2008年06月07日 | ふるさと

岡山の新見市に日本一の親子孫水車があります。
梅雨時になると思いだします。

実家から山を越えた場所です。初めて見た人は、その大きさに驚き。
ガンで亡くなった叔父(母の弟)の設計した水車です。
叔父は、設計士でありながら、最晩年 写真集も出版。
ふるさとの原風景を記録していたのです。多才な人でした。
生きていれば、良き相談相手になってくれたでしょう。

     

子供のころは、生まれた小さな集落にも水車がありました。かすかな記憶です。
水のきれいな小さな川のそばで、回っていました。

実家には、水源が三系統あります。
上水道と地下水と山の水です。

地下水はポンプでくみ上げ。
水脈が安定しているのか、枯れたことがありません。
くみ上げのポンプも故障知らず、もう何十年も働いています。

味は、特別おいしいというほどではありませんが、くせのない水。
暑い夏には、庭の水撒きにも使います。
使いすぎると一時的に量が減りますが、すぐに復帰します。

     

「山水(やまみず)」は、実家の裏山に、父親の昔作った小規模の貯水タンク。
防空壕のようなコンクリートの塊。(子供のころの記憶)
そこからパイプで自宅まで。距離があります。
でも最近使っていないようです。私は、バルブの位置さえ覚えていません。
水道と地下水で間に合うから。
ずいぶん手入れをしてない裏山ですから、貯水槽まで見に行けません。

かみさんは水質に敏感です。
UVによる殺菌の浄水器をもう20年近く使っています。
悪化する水環境や浄水器の性能にはうるさいのです。

     

実家のある新見市は、昔から石灰岩の産地です。
今はもうありませんが、父親の勤務していたセメント会社の大規模な工場もありました。
井倉洞はじめ、「八つ墓村」などの映画に出てくる鍾乳洞もたくさんあります。
水脈の豊富なふるさとです。

ふるさとの水が飲めるUターンは、目の前です。

画像  親子孫水車(試運転時、回転してほっとした叔父の気持がわかります。)
     叔父の写真集「ふるさとの四季」
     組み上げのポンプ小屋
     石灰岩を切り出した跡(セメント工場は、今はありません)

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5 コメント

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水車は癒し。 (元ベース弾き)
2008-06-09 18:46:29
graziaさん

単独の水車は、全国に大きなものがいくつもあります。これに対抗して、孫までつくったらしいのです。孫水車は建物の中にあります。トトロの世界です。四人の娘に冷やした桃を与え、目を細めていた叔父を思い出します。写真だけでなく、晩年漬物小屋を作り、少量ですが、料亭や朝市などに出荷もしていました。
季節により、塩加減が難しいとこぼしていました。こだわりがすごい叔父でした。

あやみぃさん

いつも活躍していらっしゃる様子、読ませていただいています。精力的な演奏活動と子供達の指導に脱帽です。7月のコンサートは、シューマンとシューベルトですか?ご成功をお祈りいたします。
親子孫水車は、神郷町にあります。一度暑くない時に行ってみてください。紙すきなどの実演も以前やっていました。ふるさとでゆっくり静養して下さい。
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お久し振りです! (あやみぃ)
2008-06-09 14:58:47
うちの千屋の家にも昔,水車がありました.
家の下道は牛の通る道で,そこには牛の水飲み場もありました.木イチゴが,そこによく生っていました.
日本一の親子水車のことは知りませんでした.
今度,7月に鳥取で大切なコンサートを控えているのですが,その前に,喉を休めるために,千屋に3日くらい静養に行きます.その時にでも行ってみようかなぁ・・・
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安らぎ (grazia)
2008-06-09 10:38:19
大自然の真っ只中より、
こういう風景の方がほっとします。
お写真からは2つしか確認できませんが、
親子孫という名前から推察すると
大中小3つの水車なのでしょうね。
流れる水や回る水車の音が聞こえてくるようで
心が安らぎます
元ベース弾きさんの血縁には多才な方が多いんですね。
返信する
Unknown (元ベース弾き)
2008-06-08 09:06:07
こばちゃん

昔 父親の務めるセメント会社の工場に、家族の見学会があり、行きました。大きな音で回る焼成窯を覚えています。
叔父は、地元の公共の建物の設計を、数多く手掛けています。形で残せる職業は、幸せですね。
保科先生は、音楽村開村以前でも、会えますよ。岡山によく来ますので、盆などお休みのときでも、息子さんの帰省時ご紹介いたします。優しい人です。
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こんばんは (こばちゃん)
2008-06-07 22:28:25
先輩こんばんはです。

親子水車・JR伯備線のI駅近くの見覚えのある風景を懐かしく見させてもらいながら僕も昔父の自転車で大手セメント会社の工場を見に散歩に連れて行ってもらったおぼろな記憶を思い出しました。

さて実はこの間の実家の引っ越しに帰省したとき、叔母、妹との食事の際に母より先輩の話が出ました。
叔母は父の姉なので85になりますが今も達者でとても元気で、先輩の叔父さんを存じ上げているようです。


話は全然変わりますが、三男が今の高校の吹奏楽部で夏休みに合宿に行くそうですが、息子が高校の間に「音楽村」に1度はお世話になればいいなぁ~と思っています。それにそれに・・・音楽村の村長さんである保科先生にお会いしたくて仕方ないようです。
本当に一日も早い音楽村のオープンを心よりお待ちしています。
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