盗み聞き

一人で地方出張して宿泊する場合、一人で居酒屋に入って一杯飲むのが苦手です。間が持たないので、コンビニで買ってホテルの部屋で一杯やる場合が多い。

過般（29.6.12）、羽田から熊本へ向けて6時25分のフライトを予約していたので、築地本願寺の宿泊所に泊まりました。知った人と出会わなかったので、一人で焼鳥屋に入って一時間くらい飲んでいました。携帯で調べものをしながら一杯やっていると、隣に若い夫婦らしい人が座り飲み始めました。

隣なので聴くとはなしに会話が聞こえてきます。どうも二人とも勤めていて、近所に旦那の母親が住んでいるらしい。

嫁の会話です。「このあいだ、お義母さんに、“家庭のことより、いつものことなので、仕事を優先していましがちだが、仕事の代わりはあなた以外の人でも代用ができるけど、家庭のことは、あなたの代わりが勤まる人がいないのだから、そのことをよく考えて生活してください”って言われたんだけど、考えてみると、妻として母としての家庭生活では、私の代用ができる人はいないのだから、少し仕事と家庭のバランスを考えてみる…」
と語っていました。良いこと言うなーと聞いたことです。

逆のテーブルでは、サラリーマンが会社の経営についての論議。いがいと盗み聞きって面白いと思い、一人で飲むのもアリかなと思ったことです。熊本では、200人の方が本堂ぎっしりで、よく聞いてくれました。