昨年12月7日、本願寺のご門主がご臨席で午後6時からの拓心会(首都圏居住の若手リーダー)、翌7日午前8時からの聞真会(国会議員の聞法会)、17時から、あすなろ会(首都圏居住の財界人の集い)での法話をしたことはご紹介しました。
その折りのご門主の行動が記憶にあります。いづれもお勤めは正信偈です。私は講師なので、特別席に着座、相対してご門主な総長、宗務長が座っておられました。ご門主の行為が立派だと思ったのは、正信偈の経本を参拝者と一緒に頂き、開いて読まれたことです。
私を初め本願寺の者は、正信偈は無本です。覚えているので開く必要は無いからです。ご門主も、本願寺のお勤めでは無本なので、もちろん覚えています。そこを敢えて、参拝者と一緒に経本を見ながらお勤めされた。,
自分の事よりも、いまどう振る舞う事がご自身の役割かという事を、いつも気にかけておられるから、こうした行為になったのでしょう。
もう一つ立派か行為と思ったのは、聞真会の朝食会でのことです。会場は蓮華殿という100畳くらいある会場で、ご門主は正面ご本尊の前です。閉式と也、ご門主が退場されます。入口に向って、参加者にお礼の意味の頭を下げながら入口に向かいました。普通ならば、入口について、そのまま退出するところです。しかしご門主は、反対側に列席している参加の所まで戻って、頭を下げて、再び入り口に向かい退出されました。お見事。
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