仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

負け組、勝ち組

2011年01月24日 | 現代の病理
一昨日、車を走らせていると、民放ラジオで「あなたが負け組など思ったエピソード」を募集して紹介していた。
30~40代と思われる女性が「同級生と温泉に行った時、一緒に行った友人はためわらず10.000円のエステを予約しとき、…」と答えていた。その方は、友人のエステに気楽に10.000円をかける生活レベルとの違いを見せられて負け組の自分を感じたという。

裕福さの基準が経済的な力であることは否定しないが、それ一辺倒になっているところに日本文化の脆弱さを感じざるを得ない。エステに10.000円かける感覚のないところに、育ちの良さを感じてもいいはずです。

この一辺倒は、金銭だけでなく善悪も、モラルも、プラス・マイナス、こちらが良いとなれば皆がその方向に傾いてしまうところに危うさを感じます。個々人の価値観は多様化しているのに、全体の雰囲気やトレンドとなると全体主義化している。

昔からこうだったのかもしれないのだが。
この傾向は韓国に対しては、より強く感じるので、少しずつ日本は成熟に向かっているのかもしれません。
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