仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

仏像は童顔

2023年06月18日 | 仏教とは?
19日、東京の法話を受けているので、仏像の話をします。それでふと思い出したのが、仏像の御顔は、平等院鳳凰堂・阿弥陀仏(定朝作・一〇五三)以来、童顔を踏襲しています。童顔とは、以下の通りです。

”童顔”について;一般的な童顔の特徴(岩波新書「仏像の顔」-清水真澄著より)は、 ①丸顔である、
②目と耳の位置が大人に比べて低い、
③顔を上下に二分割した時に目が、その線上、あるいはそれ以下にある、
④目と目が離れている  
⑤目と眉が離れている  
⑥鼻柱が短い 等。 
⑦一般的な仏像は6頭身位(5~10歳前後) 

ふと思い出したというのは、乳幼児の鼻柱が短い理由です。
以前ブログに書いた(と思う?)ことですが、赤ちゃんにおっぱいを飲むとき、母体を顔を密着させて飲みます。この時鼻が高いと飲みにくいので、新生児のうちは鼻が低いと言われています。しかし本当は、赤ちゃんは呼吸しながらお乳を飲むことができます。また乳幼児は、口腔容積に比べて、舌が大きく、唾液等の分泌物が多い。これらにより、気道が閉塞されやすいので、鼻呼吸優位のため、鼻腔が閉塞されないような形になっているからです。(つづく)


では何故、大人の鼻は高いのか。これは以前ブログで紹介しました。以下転載します。
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