仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

縛られる日本人

2022年12月06日 | 現代の病理

『縛られる日本人-人口減少をもたらす「規範」を打ち破れるか』(中公新書 2715・2022/9/20・メアリー・C・ブリントン著)、社会的側面から日本の少子化の原因を探ろうとしており、男女の役割に対する思い込みや、それが反映する企業の休暇制度などの改変を提言する内容のほんです。一つだけ転載しておきます。

人生に対する満足度と、家庭生活および子育てとの関係について簡単に論じたい。なぜ、この点に着目するのか。ほかのポストエ業社会(注)に比べて、日本の人たちは人生への満足度か低い。そして、国際的な研究により、人生への満足度か高し人ほど、子どもをもうける確率が高いという強力な実証データが得られている。この点は、日本の政策立案者にとって重要な意味をもつ。日本政府は、どのように社会を変革するかは、二〇~四〇代の人たちの人生への満足度を高められるのかと考えたほうがよさそうだ。

*注一ポストエ業社会とは、工業化段階を経て、情報、金融、サービスなどの第三次産業の比重が高まった社会のこと。ほぼすべてのヨーロで(諸国、日本、アメリカ、カナダ、オ-ストラリア、ニュージーランドなどが含まれる。本書ではポストエ業社会の国々を上な対象として論じる。(以上)

何故なのかは、本文に記されています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする