仏教を楽しむ

仏教ライフを考える西原祐治のブログです

フリードリヒ・ニーチェ、病名は梅毒

2019年10月25日 | 日記
午前5時(2019.10.25)、外は雨なのでウオーキングには行かずにラジオ放送を聞いていました。NHKラジオ、5時30分過ぎの「健康ライフ」は日本大学医学部教授早川智「歴史上の人物に学ぶ健康(5)」でした。以前に歴史上の本人の病名を紹介していましたが、この度は、外国人について紹介していました。

放送を聞いていたら本日は、「哲学者フリードリヒ・ニーチェ、病名は梅毒」とのこと。当時、梅毒が流行していたことや、48歳の時、精神錯乱で精神病院へ、55歳で死亡、梅毒菌が脳に障害を及ぼしたそうです。現在なら、ペニシリン等の抗生物質で脳に障害を及ぼす前ならば、死に到らなかったとのことでした。続いて女優の?さんを紹介し、子宮筋腫で死亡と診断を下していました。

私はラジオを聴きながら、ある仮設を考えました。“昔は、早く死ぬことが多く、日常的に「死」が目の前にあった。だから生きているという「生」そのものが、自分のアイデンティティを形成する要因になった。現在は、「生」が当たち前なので、「生」そのものでは、アイデインテイテの核にならなず、自分が自分であるという核心を「生」以外に求めなくてはならない時代になった。”

思いつきですが、当たらずしも遠からずという点はあるように思われます。貧しい時代は、食物が口に入るという事だけで、満足を得ることが出来た。しかし、飽食の時代の現在は、美味しい、珍しいといった口にすること以外の要因がないと満足心を得ることが出来なくなった。ということです。
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