「そうか、そういうことか」と腑に落ちることがあります。
以前“インターネットの普及によって情報化が進むと、ぜんの万能感の肥大化(小宮信夫)という現象が起きるそうだ。なんにでも素早く思い通りになる。その繰り返しの中で、自分はスーパーマンであると勘違いしてしまう。”(2010.5.14)と書いて、他人ごとの様に感想を書いたことがあります。
さっき、ふと次のように腑に落ちました。
万能感といっても、“何でもできる”感覚ではなく、人は常に、1つの事しか意識できないのだから、万能感は、その1つの事の上に感じられる感覚だということです。
2週間くらい前だったか、放送大学のカウンセリングの講座で、女子大学生が相談に来たということを紹介されていました。「ボーイフレンドがどうも、自分を避けようとしている」という相談で、その原因は、携帯電話に電話やメールを入れたが、1日返信がないことから、想像が膨らんで相談に来たという内容でした。
他人ごとだと思って聴いていましたが、自分に引き当てて考えると、携帯でいつでも連絡が取りあえ、つながることが当たり前となっていて、何度かけてもつながらず(携帯に電話をしたことが分かっているはずなのに)返信もないと、イライラした経験があります。
このイライラが万能感の1つの表れだということです。万能感は、何でもできることではなく、“できる”という感覚のことなのでしょう。万能感とは、「自分が何でも できる」という感覚を意味する心理学などで用いられる語だそうですが、みんな他人事のように書いていますが、私を含め、現代人のほとんどすべてが、汚染されている感覚なのだと思われます。
以前“インターネットの普及によって情報化が進むと、ぜんの万能感の肥大化(小宮信夫)という現象が起きるそうだ。なんにでも素早く思い通りになる。その繰り返しの中で、自分はスーパーマンであると勘違いしてしまう。”(2010.5.14)と書いて、他人ごとの様に感想を書いたことがあります。
さっき、ふと次のように腑に落ちました。
万能感といっても、“何でもできる”感覚ではなく、人は常に、1つの事しか意識できないのだから、万能感は、その1つの事の上に感じられる感覚だということです。
2週間くらい前だったか、放送大学のカウンセリングの講座で、女子大学生が相談に来たということを紹介されていました。「ボーイフレンドがどうも、自分を避けようとしている」という相談で、その原因は、携帯電話に電話やメールを入れたが、1日返信がないことから、想像が膨らんで相談に来たという内容でした。
他人ごとだと思って聴いていましたが、自分に引き当てて考えると、携帯でいつでも連絡が取りあえ、つながることが当たり前となっていて、何度かけてもつながらず(携帯に電話をしたことが分かっているはずなのに)返信もないと、イライラした経験があります。
このイライラが万能感の1つの表れだということです。万能感は、何でもできることではなく、“できる”という感覚のことなのでしょう。万能感とは、「自分が何でも できる」という感覚を意味する心理学などで用いられる語だそうですが、みんな他人事のように書いていますが、私を含め、現代人のほとんどすべてが、汚染されている感覚なのだと思われます。